1: 名無しで叶える物語(ふく)@\(^o^)/ 2016/06/12(日) 20:16:54.44 ID:hOjm3Prf
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耳を澄ますと、やかんの隙間から透き通った空気の音が聞こえる。
後ろで手を組み、なんとなく、つま先でバランスをとりながら、お湯が温まるのを待つ。
使い慣れたやかんを眺めながら、自分にだけ聞こえるように、鼻唄を歌う。
今日の私は機嫌がいい。果南ちゃんに耳かきしてもらったんだ。
久しぶりだった。
まだ少し耳がジンジンと熱を持っているけど、それが気持ちいい。
左手で耳たぶに触れると、ちょっとだけヒリっとした。
さっきまで果南ちゃんの膝にくっついていた方の耳は、少し熱い。軽く手で扇ぐと、小さな風がひんやりとした感触を残して、私の耳をなでていった。
1分前の私は、果南ちゃんに膝枕してもらってて、果南ちゃんに触れられてたんだ。そう考えると少し胸が高鳴る。
耳を澄ますと、やかんの隙間から透き通った空気の音が聞こえる。
後ろで手を組み、なんとなく、つま先でバランスをとりながら、お湯が温まるのを待つ。
使い慣れたやかんを眺めながら、自分にだけ聞こえるように、鼻唄を歌う。
今日の私は機嫌がいい。果南ちゃんに耳かきしてもらったんだ。
久しぶりだった。
まだ少し耳がジンジンと熱を持っているけど、それが気持ちいい。
左手で耳たぶに触れると、ちょっとだけヒリっとした。
さっきまで果南ちゃんの膝にくっついていた方の耳は、少し熱い。軽く手で扇ぐと、小さな風がひんやりとした感触を残して、私の耳をなでていった。
1分前の私は、果南ちゃんに膝枕してもらってて、果南ちゃんに触れられてたんだ。そう考えると少し胸が高鳴る。
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