1: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 17:46:19.40 ID:p6lnFVW6
【十一年前】
穂乃果(5歳)「ほのか、これがいい!」
雪穂(3歳)「ドラえもん♪」
ほの母「三個入りの安いプリン?…遠慮しなくていいのよ。もっと大きいのとか、フルーツがのってるプリンアラモードとか、いろいろあるじゃない」
穂乃果「みっつ、いっしょなのー!」
雪穂「ドラえもんなの」
ほの母「まあいいけど…」
【高坂家】
穂乃果「はい。おかあさん♪」パキ
ほの母「え?…いや、私はいいわよ。雪穂と二人で分けなさい」
雪穂「おかあさんもー」
穂乃果「いち、に、さん。ほら、みっつでしょ?」
雪穂「さんにん♪」
ほの母「穂乃果、雪穂…ふふふ。ありがと」ナデナデ
穂乃果「えへへ」
雪穂「えへー」キャッキャ
穂乃果「プリンおいしいね♪」
雪穂「おいしい」モグモグ
ほの母「そうね」
ほの母(昔から変わらないプリン…子供の頃も楽しみだったけど、今は今で違う“特別”があるのよね)
【十年前】
パキ カポ
ことり(小1)「キレイにできた♪」
ガチャ
ことり「えーと…あった♪」
ブチュー
ことり「あとは…これかな?」
パタパタ
ことり「おかあさん!みてみて♪」
理事長「え?なあに?…あら、まだ食べてなかったの?」
ことり「ちゃんとみてよー」ブー
穂乃果(5歳)「ほのか、これがいい!」
雪穂(3歳)「ドラえもん♪」
ほの母「三個入りの安いプリン?…遠慮しなくていいのよ。もっと大きいのとか、フルーツがのってるプリンアラモードとか、いろいろあるじゃない」
穂乃果「みっつ、いっしょなのー!」
雪穂「ドラえもんなの」
ほの母「まあいいけど…」
【高坂家】
穂乃果「はい。おかあさん♪」パキ
ほの母「え?…いや、私はいいわよ。雪穂と二人で分けなさい」
雪穂「おかあさんもー」
穂乃果「いち、に、さん。ほら、みっつでしょ?」
雪穂「さんにん♪」
ほの母「穂乃果、雪穂…ふふふ。ありがと」ナデナデ
穂乃果「えへへ」
雪穂「えへー」キャッキャ
穂乃果「プリンおいしいね♪」
雪穂「おいしい」モグモグ
ほの母「そうね」
ほの母(昔から変わらないプリン…子供の頃も楽しみだったけど、今は今で違う“特別”があるのよね)
【十年前】
パキ カポ
ことり(小1)「キレイにできた♪」
ガチャ
ことり「えーと…あった♪」
ブチュー
ことり「あとは…これかな?」
パタパタ
ことり「おかあさん!みてみて♪」
理事長「え?なあに?…あら、まだ食べてなかったの?」
ことり「ちゃんとみてよー」ブー
2: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 17:48:38.09 ID:p6lnFVW6
理事長「ふふふ。これはプリンアラモード?」
ことり「うん♪」
理事長(ホイップクリームと、たぶんチェリーのつもり?でグミをのせたのね)
ことり(ほのかちゃんたちといっしょのときは、ドラえもんもいいけど…ひとりでたべるときはプッチンプリン♪)
ことり「はい、おかあさん。あーん♪」
理事長「え?…私が食べるの?」
ことり「いっしょにたべるの♪」
ことり(エヘヘ。やっぱりひとりより、いっしょにたべたほうがいいよね♪)
ことり「おいしい?」
理事長「とっても美味しいわ。ありがとう、ことり♪」ナデナデ
【九年前】
凛(おかあさんは学校の先生だから、りんたちよりおそくかえってくることもあるんだ)
『カップめんは、ここです。あついおゆをつかうときは気をつけてね』
凛(…おなかすいた)ガチャ
凛(小1)「なんだろ?これ…ヘンなかたち」
凛(ほかのラーメンより大きくて平べったい。UFOってかいてあるよ)
シュシュシュ ピーッ
凛「んー?フタをはがしたのに、まだなんかついてるにゃ」
ヴヴヴ ピンポーン
凛「あ、おかあさんかえってきた♪」
パタパタ ガチャ
凛ママ「おっと…ただいま、凛♪」ナデナデ
凛「おかあさーん♪」ギュー
凛ママ「あら、お湯沸かして何食べたの?」
凛「まだたべてないよ。ねえねえ、このあな、なにー?」
凛ママ「あらら、全部剥がしちゃったの?これは湯切り口なのよ。この穴からお湯を捨てるの」
凛「とっちゃダメだったのー?><」
凛ママ「んー。まあ、剥がしちゃったものは仕方ないにゃ。大丈夫よ。ちょっと待っててー」
凛「うん…」
ことり「うん♪」
理事長(ホイップクリームと、たぶんチェリーのつもり?でグミをのせたのね)
ことり(ほのかちゃんたちといっしょのときは、ドラえもんもいいけど…ひとりでたべるときはプッチンプリン♪)
ことり「はい、おかあさん。あーん♪」
理事長「え?…私が食べるの?」
ことり「いっしょにたべるの♪」
ことり(エヘヘ。やっぱりひとりより、いっしょにたべたほうがいいよね♪)
ことり「おいしい?」
理事長「とっても美味しいわ。ありがとう、ことり♪」ナデナデ
【九年前】
凛(おかあさんは学校の先生だから、りんたちよりおそくかえってくることもあるんだ)
『カップめんは、ここです。あついおゆをつかうときは気をつけてね』
凛(…おなかすいた)ガチャ
凛(小1)「なんだろ?これ…ヘンなかたち」
凛(ほかのラーメンより大きくて平べったい。UFOってかいてあるよ)
シュシュシュ ピーッ
凛「んー?フタをはがしたのに、まだなんかついてるにゃ」
ヴヴヴ ピンポーン
凛「あ、おかあさんかえってきた♪」
パタパタ ガチャ
凛ママ「おっと…ただいま、凛♪」ナデナデ
凛「おかあさーん♪」ギュー
凛ママ「あら、お湯沸かして何食べたの?」
凛「まだたべてないよ。ねえねえ、このあな、なにー?」
凛ママ「あらら、全部剥がしちゃったの?これは湯切り口なのよ。この穴からお湯を捨てるの」
凛「とっちゃダメだったのー?><」
凛ママ「んー。まあ、剥がしちゃったものは仕方ないにゃ。大丈夫よ。ちょっと待っててー」
凛「うん…」
3: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 17:50:21.31 ID:p6lnFVW6
ザバー
凛ママ「ほら、こうやってザルにあけちゃえば…」チャッチャ
凛ママ「あとは容器に戻してソースを混ぜるだけ♪」
凛「わー。いいにおい♪」
凛ママ「私は子供の頃、めんを全部シンクにひっくり返したり、お湯捨てる前にソース入れちゃったりいろいろやったにゃ…凛は気をつけてね?」
凛「おいしい♪」モグモグ
凛ママ「聞いちゃいない…」クス
凛「ねえねえ、おかあさん。UFOってどういういみ?」
凛ママ「それはゴリラの雄叫びよ。ウフォ!」トントン
凛「えー!うそー」キャッキャ
【八年前】
にこ(小4)「はい、絵里ちゃん。あーん♪」
絵里(小4)「自分で食べられるわよ…」
にこ「スプーンひとつしかないんだからいいの」
絵里「スプーンなら私の家にだってあるし…」
にこ「なーに?…にこのプリンが食べられないっていうの?」
絵里「いや、これ私のだけど…大きくて一人じゃおなかいっぱいになっちゃうから、にこちゃんと半分こして食べたいの」
にこ「じゃあ、おとなしく食べさせられなさいよ。はい、あーん♪」
絵里「…///」パク
にこ「今は買ってきた焼プリンだけど、にこを絵里ちゃんのおよめさんにしてくれたら毎日プリン作ってあげるからね!」
絵里(それだったら毎日プリンじゃなくて、エクレアやチョコレートケーキやアイスクリームも食べたいな…)
絵里「って、およめさん!?」
にこ「おいしい♪」モグモグ
【七年前】
あんじゅ(小5)「え?…UFOって、カップ焼きそば?」
希(小5)「ちがうよ。空をとぶ本物のUFOや」
あんじゅ「あの容器を使って工作するの?ペットボトルロケットみたいな…」
希「ちーがーうー!本物のUFOは宇宙から来るんよ。宇宙人が乗ってるん」
あんじゅ「宇宙人ねえ…ふふっ。希ちゃんってそういうの信じちゃうんだ?」
希「うぐっ…い、いや。自分の目で見てみないと、本当にいるかいないかわからないやん?」
凛ママ「ほら、こうやってザルにあけちゃえば…」チャッチャ
凛ママ「あとは容器に戻してソースを混ぜるだけ♪」
凛「わー。いいにおい♪」
凛ママ「私は子供の頃、めんを全部シンクにひっくり返したり、お湯捨てる前にソース入れちゃったりいろいろやったにゃ…凛は気をつけてね?」
凛「おいしい♪」モグモグ
凛ママ「聞いちゃいない…」クス
凛「ねえねえ、おかあさん。UFOってどういういみ?」
凛ママ「それはゴリラの雄叫びよ。ウフォ!」トントン
凛「えー!うそー」キャッキャ
【八年前】
にこ(小4)「はい、絵里ちゃん。あーん♪」
絵里(小4)「自分で食べられるわよ…」
にこ「スプーンひとつしかないんだからいいの」
絵里「スプーンなら私の家にだってあるし…」
にこ「なーに?…にこのプリンが食べられないっていうの?」
絵里「いや、これ私のだけど…大きくて一人じゃおなかいっぱいになっちゃうから、にこちゃんと半分こして食べたいの」
にこ「じゃあ、おとなしく食べさせられなさいよ。はい、あーん♪」
絵里「…///」パク
にこ「今は買ってきた焼プリンだけど、にこを絵里ちゃんのおよめさんにしてくれたら毎日プリン作ってあげるからね!」
絵里(それだったら毎日プリンじゃなくて、エクレアやチョコレートケーキやアイスクリームも食べたいな…)
絵里「って、およめさん!?」
にこ「おいしい♪」モグモグ
【七年前】
あんじゅ(小5)「え?…UFOって、カップ焼きそば?」
希(小5)「ちがうよ。空をとぶ本物のUFOや」
あんじゅ「あの容器を使って工作するの?ペットボトルロケットみたいな…」
希「ちーがーうー!本物のUFOは宇宙から来るんよ。宇宙人が乗ってるん」
あんじゅ「宇宙人ねえ…ふふっ。希ちゃんってそういうの信じちゃうんだ?」
希「うぐっ…い、いや。自分の目で見てみないと、本当にいるかいないかわからないやん?」
4: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 17:52:12.05 ID:p6lnFVW6
あんじゅ「いなかったら見られないでしょ?…私も見たことないし、希ちゃんもないでしょ?」
希「それはそうやけど…もしいたら見てみたいと思わない?」
あんじゅ「んー。宇宙人がかわいくていい子だったらそれもいいかなって思うけど。ケロロ軍曹みたいな♪」
希「ケロロかぁ…あれは宇宙人っていうか宇宙カエルって感じやな」
あんじゅ「それよりプリン作ってみたんだけど。そろそろ冷えてると思うから食べない?」
希「いいね。食べたい♪」
希(あんじゅは女の子らしくて、ウチより大人っぽい。UFOやUMAなんかにはあまりキョーミないみたいやな…)
希「おいしい♪」
あんじゅ「これだったら希ちゃんも作れるわよ。今度いっしょにやってみない?」
希「そやね。そのうち…」
希(自分で作ってみたいと思わないわけやないけど…好きな子が作ってくれるのが一番やんな///)
【六年前】
ツバサ(小6)「カップ焼きそばは、やっぱりUFOよね!」
英玲奈(小6)「私はペヤング派だが…」
あんじゅ(小6)「私はこれね。JANJAN♪」
ツバサ「むっ…なーに、二人とも丸より四角がいいっていうの?」
英玲奈「そもそもカップ焼きそばのスタンダードは四角い容器だ。円形のほうが少ない」
あんじゅ「そーね。丸いのなんてUFOしかなくない?」
ツバサ「スタンドだかスタンガンだか知らないけどそんな気取った横文字使っちゃって…」
あんじゅ「いや、UFOだって横文字でしょ…」
英玲奈「しかも本来UFOとは“未確認”飛行物体であるはずだ。カップ焼きそばのUFOは中身もわかっているし空を飛ばない。それでUFOと呼んでいいのか?」
ツバサ「そんなこと言ったらカップ焼きそばってそもそも焼いてないじゃない。それに正体不明の飛行物体より確実に美味しいUFOのほうがいいわよ」
あんじゅ「まあ、それはそうね。いるかいないかわからないUFOじゃ食べられないし」
【五年前】
チーン
ことり(小6)「できた♪」
穂乃果(小6)「待ってました♪じゃあ早速」
海未(小6)「いや、プリンは冷やして食べるものでしょう?茶碗蒸しではないのですから…」
ことり「そうだね。まだ熱々だし…冷まして、それから冷蔵庫で冷やして…食べるのは夜かな」
穂乃果「えー?おなかすいたー><」ブー
希「それはそうやけど…もしいたら見てみたいと思わない?」
あんじゅ「んー。宇宙人がかわいくていい子だったらそれもいいかなって思うけど。ケロロ軍曹みたいな♪」
希「ケロロかぁ…あれは宇宙人っていうか宇宙カエルって感じやな」
あんじゅ「それよりプリン作ってみたんだけど。そろそろ冷えてると思うから食べない?」
希「いいね。食べたい♪」
希(あんじゅは女の子らしくて、ウチより大人っぽい。UFOやUMAなんかにはあまりキョーミないみたいやな…)
希「おいしい♪」
あんじゅ「これだったら希ちゃんも作れるわよ。今度いっしょにやってみない?」
希「そやね。そのうち…」
希(自分で作ってみたいと思わないわけやないけど…好きな子が作ってくれるのが一番やんな///)
【六年前】
ツバサ(小6)「カップ焼きそばは、やっぱりUFOよね!」
英玲奈(小6)「私はペヤング派だが…」
あんじゅ(小6)「私はこれね。JANJAN♪」
ツバサ「むっ…なーに、二人とも丸より四角がいいっていうの?」
英玲奈「そもそもカップ焼きそばのスタンダードは四角い容器だ。円形のほうが少ない」
あんじゅ「そーね。丸いのなんてUFOしかなくない?」
ツバサ「スタンドだかスタンガンだか知らないけどそんな気取った横文字使っちゃって…」
あんじゅ「いや、UFOだって横文字でしょ…」
英玲奈「しかも本来UFOとは“未確認”飛行物体であるはずだ。カップ焼きそばのUFOは中身もわかっているし空を飛ばない。それでUFOと呼んでいいのか?」
ツバサ「そんなこと言ったらカップ焼きそばってそもそも焼いてないじゃない。それに正体不明の飛行物体より確実に美味しいUFOのほうがいいわよ」
あんじゅ「まあ、それはそうね。いるかいないかわからないUFOじゃ食べられないし」
【五年前】
チーン
ことり(小6)「できた♪」
穂乃果(小6)「待ってました♪じゃあ早速」
海未(小6)「いや、プリンは冷やして食べるものでしょう?茶碗蒸しではないのですから…」
ことり「そうだね。まだ熱々だし…冷まして、それから冷蔵庫で冷やして…食べるのは夜かな」
穂乃果「えー?おなかすいたー><」ブー
5: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 17:57:47.05 ID:p6lnFVW6
ことり「んー。何か、すぐ食べられるものあったかなぁ?」ガチャ
穂乃果「あ、UFOがある♪」
海未「カップ焼きそばですか。意外な物が出てきましたね…」
ことり「お母さんがこれ好きなの」
ほのうみ「へー」
穂乃果「勝手に食べちゃったら怒られるかなぁ?」
ことり「そんなことないよ。…ほら」ガチャ
穂乃果「わ。ほかにもいっぱいある…ペヤング、やきそば弁当、いか焼そば、JANJAN、一平ちゃん。あと…これなに?」
ことり「バゴーン。いや、バゴォーン?」
穂乃果「ドラクエ2のラスボスじゃないほう」
ことり「それはハーゴン」
海未「急須や土鍋などで有名な陶器ですね。三重県の…」
ことり「ばんこ焼だね」
穂乃果「バゴォーンなんて初めて見た…やきそば弁当と何がちがうの?」
ことり「同じマルちゃんだけど、やきそば弁当は北海道、バゴォーンは東北地方向けに販売してるんじゃなかったかなぁ?」
海未「なるほど。今はネット通販などで地方向けの商品も簡単に手に入るんですね」
ことり「お母さん、食べきれないほど買っちゃうから…ちょっとくらい食べちゃっても大丈夫♪」
穂乃果「でも、あんまり珍しいの食べちゃったら悪いし…UFOにしとこっか」
ことり「そうだね♪」
シュシュシュ ピーッ
穂乃果「三人で平等に分けよう!」
ことり「ふふふ。みんなで食べると美味しいよね♪」
海未(私の家にはインスタントの物はほとんどないので…ことりや穂乃果の家に泊まると、これも密かな楽しみだったりします♪)
【四年前】
花陽ママ「ごはん、食べ過ぎないでねー?」
花陽(ごはんは大好きだけど、甘いものも好き…)
花陽ママ「うふふ。じゃーん♪」
花陽(小6)「わあ、プリンアラモード♪」
花陽ママ「これならお店のよりちょっと豪華でしょー?」
花陽(プリンは手作りで大きくて…フルーツも全部生もの。こだわりのプリンアラモードだね♪)
穂乃果「あ、UFOがある♪」
海未「カップ焼きそばですか。意外な物が出てきましたね…」
ことり「お母さんがこれ好きなの」
ほのうみ「へー」
穂乃果「勝手に食べちゃったら怒られるかなぁ?」
ことり「そんなことないよ。…ほら」ガチャ
穂乃果「わ。ほかにもいっぱいある…ペヤング、やきそば弁当、いか焼そば、JANJAN、一平ちゃん。あと…これなに?」
ことり「バゴーン。いや、バゴォーン?」
穂乃果「ドラクエ2のラスボスじゃないほう」
ことり「それはハーゴン」
海未「急須や土鍋などで有名な陶器ですね。三重県の…」
ことり「ばんこ焼だね」
穂乃果「バゴォーンなんて初めて見た…やきそば弁当と何がちがうの?」
ことり「同じマルちゃんだけど、やきそば弁当は北海道、バゴォーンは東北地方向けに販売してるんじゃなかったかなぁ?」
海未「なるほど。今はネット通販などで地方向けの商品も簡単に手に入るんですね」
ことり「お母さん、食べきれないほど買っちゃうから…ちょっとくらい食べちゃっても大丈夫♪」
穂乃果「でも、あんまり珍しいの食べちゃったら悪いし…UFOにしとこっか」
ことり「そうだね♪」
シュシュシュ ピーッ
穂乃果「三人で平等に分けよう!」
ことり「ふふふ。みんなで食べると美味しいよね♪」
海未(私の家にはインスタントの物はほとんどないので…ことりや穂乃果の家に泊まると、これも密かな楽しみだったりします♪)
【四年前】
花陽ママ「ごはん、食べ過ぎないでねー?」
花陽(ごはんは大好きだけど、甘いものも好き…)
花陽ママ「うふふ。じゃーん♪」
花陽(小6)「わあ、プリンアラモード♪」
花陽ママ「これならお店のよりちょっと豪華でしょー?」
花陽(プリンは手作りで大きくて…フルーツも全部生もの。こだわりのプリンアラモードだね♪)
6: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 17:59:13.98 ID:p6lnFVW6
花陽「こ、これは…」
花陽ママ「ふふふ。花陽の考えてることはわかるわよー?」
花陽「え」
ピンポーン
凛ママ「お邪魔します♪」
凛(小6)「えへへ。かよちーん♪」
花陽「いらっしゃい。凛ちゃんも食べる?」
凛「わあー、すっごいにゃ♪」
凛ママ「豪華ねー。これはなかなかできないわよね…」
花陽ママ「だから凛ちゃんと一緒に食べたいって思ったのよね?」
花陽「う、うん。(さすがお母さん…)」
凛ママ「えー?私はー?><」
花陽「ふふふ。みんなで食べよう♪」
ママりんぱな「いただきます♪」
凛ママ「おいしい♪やっぱり手作りのプリンが一番好きだわ」
凛「わかるにゃ。柔らかすぎないのがいいんだよねー」
花陽「確かに…クリームを食べてるようなプリンよりは、プリン自体はしっかりしてて上にクリームが乗ってるほうが好きだな♪」
花陽ママ「食べ物の好き嫌いは割とみんなバラバラだけど、甘いものに関しては好みが合うみたいねー♪」
【三年前・一月】
真姫(小6)「…」ウトウト
真姫ママ「あら?…真姫ちゃん。風邪ひくわよー?」
真姫「ん…なあに、ママ…」ハッ
真姫「しまった!?今何時!?」
真姫ママ「五時。まだお外は暗いわよ」ファー
真姫「寝過ごした…」ガクッ
真姫ママ「流星群って毎年あるでしょ?」
真姫「あるけど全部同じってわけじゃないし。次は三年後だって…」ハァ
真姫ママ「じゃあ三年後も元気で流星群を見られるように、ちゃんと寝なきゃ」
真姫「そーね…」ファー
真姫ママ「うふふ。おやすみなさい♪」パタン
花陽ママ「ふふふ。花陽の考えてることはわかるわよー?」
花陽「え」
ピンポーン
凛ママ「お邪魔します♪」
凛(小6)「えへへ。かよちーん♪」
花陽「いらっしゃい。凛ちゃんも食べる?」
凛「わあー、すっごいにゃ♪」
凛ママ「豪華ねー。これはなかなかできないわよね…」
花陽ママ「だから凛ちゃんと一緒に食べたいって思ったのよね?」
花陽「う、うん。(さすがお母さん…)」
凛ママ「えー?私はー?><」
花陽「ふふふ。みんなで食べよう♪」
ママりんぱな「いただきます♪」
凛ママ「おいしい♪やっぱり手作りのプリンが一番好きだわ」
凛「わかるにゃ。柔らかすぎないのがいいんだよねー」
花陽「確かに…クリームを食べてるようなプリンよりは、プリン自体はしっかりしてて上にクリームが乗ってるほうが好きだな♪」
花陽ママ「食べ物の好き嫌いは割とみんなバラバラだけど、甘いものに関しては好みが合うみたいねー♪」
【三年前・一月】
真姫(小6)「…」ウトウト
真姫ママ「あら?…真姫ちゃん。風邪ひくわよー?」
真姫「ん…なあに、ママ…」ハッ
真姫「しまった!?今何時!?」
真姫ママ「五時。まだお外は暗いわよ」ファー
真姫「寝過ごした…」ガクッ
真姫ママ「流星群って毎年あるでしょ?」
真姫「あるけど全部同じってわけじゃないし。次は三年後だって…」ハァ
真姫ママ「じゃあ三年後も元気で流星群を見られるように、ちゃんと寝なきゃ」
真姫「そーね…」ファー
真姫ママ「うふふ。おやすみなさい♪」パタン
7: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:02:08.70 ID:p6lnFVW6
真姫(暗くても朝だし、さすがにもう何もないわよね…ん?)
キラッ
真姫「流星!?…にしては変な動きね」
真姫(何よ、あの星…イミワカンナイ。もっと勉強しておけばよかった)
真姫(そういえば…人工衛星が見えたりするって聞いたことがあるわね。UFOだって勘違いする人がいるとか…)
【今年四月】
真姫「…っていうことがあって」
穂乃果「へー。じゃあ、それって結局人工衛星だったの?」
真姫「たぶん…少なくとも流星じゃなかったし、UFOっていうよりは現実的でしょ」
穂乃果「まあ、焼きそばは空を飛ばないもんね」
真姫「いや、そのUFOじゃなくて…どっちでもいいけど」
穂乃果「でも小学生の頃から天体観測が趣味なんて…なんかセレブ感あるよね」
真姫「いや、別に普通でしょ?毎晩ってわけじゃないし、流星群とか日蝕や月蝕とかはよく話題になるじゃない」
穂乃果「そうだけど、結局見逃したり見えなかったりで私はほとんどまともに見た記憶がないよ」
真姫「まあ、私も寝過ごしたのは一度や二度じゃないけど…」
穂乃果「絶対起きてる時間に見られたらいいのにね」
真姫「それだと日蝕待ちね。太陽だから直視できないし事前に何か準備しておかないと結局まともに見られないパターンになるわよ」
穂乃果「天体観測って結構めんどくさいかも…」
真姫「人工衛星くらいから始めればいいんじゃない?」
穂乃果「本物のUFOが混じってたりしないかなぁ…いっそ流星群が全部UFOだったりしたら…」
真姫「ひと晩じゅうソースの香りがする感じ?」
穂乃果「いや、そのUFOじゃなくてね…」
【生徒会室】
絵里「最低五人は必要なの」
希「ここに五人いるやん?」
ことほのえりうみ「えっ」
希「キミたち。科学で解明できないものは存在しないと思うかね?」
絵里「希…まさか」ヒヤアセ
海未「科学で解明できないもの…ですか」
キラッ
真姫「流星!?…にしては変な動きね」
真姫(何よ、あの星…イミワカンナイ。もっと勉強しておけばよかった)
真姫(そういえば…人工衛星が見えたりするって聞いたことがあるわね。UFOだって勘違いする人がいるとか…)
【今年四月】
真姫「…っていうことがあって」
穂乃果「へー。じゃあ、それって結局人工衛星だったの?」
真姫「たぶん…少なくとも流星じゃなかったし、UFOっていうよりは現実的でしょ」
穂乃果「まあ、焼きそばは空を飛ばないもんね」
真姫「いや、そのUFOじゃなくて…どっちでもいいけど」
穂乃果「でも小学生の頃から天体観測が趣味なんて…なんかセレブ感あるよね」
真姫「いや、別に普通でしょ?毎晩ってわけじゃないし、流星群とか日蝕や月蝕とかはよく話題になるじゃない」
穂乃果「そうだけど、結局見逃したり見えなかったりで私はほとんどまともに見た記憶がないよ」
真姫「まあ、私も寝過ごしたのは一度や二度じゃないけど…」
穂乃果「絶対起きてる時間に見られたらいいのにね」
真姫「それだと日蝕待ちね。太陽だから直視できないし事前に何か準備しておかないと結局まともに見られないパターンになるわよ」
穂乃果「天体観測って結構めんどくさいかも…」
真姫「人工衛星くらいから始めればいいんじゃない?」
穂乃果「本物のUFOが混じってたりしないかなぁ…いっそ流星群が全部UFOだったりしたら…」
真姫「ひと晩じゅうソースの香りがする感じ?」
穂乃果「いや、そのUFOじゃなくてね…」
【生徒会室】
絵里「最低五人は必要なの」
希「ここに五人いるやん?」
ことほのえりうみ「えっ」
希「キミたち。科学で解明できないものは存在しないと思うかね?」
絵里「希…まさか」ヒヤアセ
海未「科学で解明できないもの…ですか」
9: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:09:04.32 ID:p6lnFVW6
穂乃果「んー。たとえばUFO、とか?」
ことり「焼いてないのにどうして焼きそばっていうのか?」
絵里「え?焼きそば?…何の話?」
希「そんな疑問を抱えてお悩みの諸君!超常現象研究会で、ともに青春の汗を流そうではないか!」
絵里「…やっぱり」ゲンナリ
ことり「超常現象…」
穂乃果「研究会?」
海未「はあ。頂上…山頂アタックですか!?」
希「いや、そっちやなくて。常識を超えると書いて超常や」
穂乃果「っていうか、私たちアイドル部を」
希「今大事なのは何と呼ぶかやなくて、五人そろってることやろ?四人が入部してくれたら超常研は晴れて正規の部活動になれるんよ!」
ことり「えーと…もっと重要なのは何をする部活動なのかってことなんじゃ…?」
希「超常研の活動はその名の通り常識を超える現象の研究や。その条件を満たせば何でも対象になるよ。たとえば絶望的と思われた音ノ木坂の廃校を阻止する…とかね?」
穂乃果「やります!」
海未「ちょっ…穂乃果!?」
ことり「騙されてる気がするんだけど…」
絵里「希は本気で廃校を阻止する気があるの?…その答えによっては私も協力してもいいけど」
希「んー。とりあえず今ウチが気になるのは…UFOやな♪」
穂乃果「カップ焼きそばで廃校を阻止できるんですか?」
希「いや、そっちのUFOやなくて」
絵里「ちょっと待って。さっきから何の話をしてるの?…焼きそばと超常現象って何の関係があるのよ?」
希「えーと…もしかしてエリち、UFOを知らない?」
絵里「UFOは未確認飛行物体でしょ。内容はともかく言葉くらいは知ってるけど」
ことり「カップ焼きそばのUFOは知らないってことなんじゃ…」
絵里「カップ焼きそばのUFO?…あんな物をどうやって飛ばすの?」
穂乃果「いやいや、そうじゃなくて…UFOっていうカップ焼きそばありますよね?」
絵里「え?カップ焼きそばって、やきそば弁当でしょ?」
希「で、出たーwwカップ焼きそばは全部やきそば弁当やと思道民wwww」
海未「生徒会長は北海道出身なのですか?」
絵里「違うわよ。私はロシア出身」
ことり「焼いてないのにどうして焼きそばっていうのか?」
絵里「え?焼きそば?…何の話?」
希「そんな疑問を抱えてお悩みの諸君!超常現象研究会で、ともに青春の汗を流そうではないか!」
絵里「…やっぱり」ゲンナリ
ことり「超常現象…」
穂乃果「研究会?」
海未「はあ。頂上…山頂アタックですか!?」
希「いや、そっちやなくて。常識を超えると書いて超常や」
穂乃果「っていうか、私たちアイドル部を」
希「今大事なのは何と呼ぶかやなくて、五人そろってることやろ?四人が入部してくれたら超常研は晴れて正規の部活動になれるんよ!」
ことり「えーと…もっと重要なのは何をする部活動なのかってことなんじゃ…?」
希「超常研の活動はその名の通り常識を超える現象の研究や。その条件を満たせば何でも対象になるよ。たとえば絶望的と思われた音ノ木坂の廃校を阻止する…とかね?」
穂乃果「やります!」
海未「ちょっ…穂乃果!?」
ことり「騙されてる気がするんだけど…」
絵里「希は本気で廃校を阻止する気があるの?…その答えによっては私も協力してもいいけど」
希「んー。とりあえず今ウチが気になるのは…UFOやな♪」
穂乃果「カップ焼きそばで廃校を阻止できるんですか?」
希「いや、そっちのUFOやなくて」
絵里「ちょっと待って。さっきから何の話をしてるの?…焼きそばと超常現象って何の関係があるのよ?」
希「えーと…もしかしてエリち、UFOを知らない?」
絵里「UFOは未確認飛行物体でしょ。内容はともかく言葉くらいは知ってるけど」
ことり「カップ焼きそばのUFOは知らないってことなんじゃ…」
絵里「カップ焼きそばのUFO?…あんな物をどうやって飛ばすの?」
穂乃果「いやいや、そうじゃなくて…UFOっていうカップ焼きそばありますよね?」
絵里「え?カップ焼きそばって、やきそば弁当でしょ?」
希「で、出たーwwカップ焼きそばは全部やきそば弁当やと思道民wwww」
海未「生徒会長は北海道出身なのですか?」
絵里「違うわよ。私はロシア出身」
10: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:10:04.17 ID:p6lnFVW6
穂乃果「やきそば弁当ってロシアでも売ってるんですか?」
絵里「え!?…そうなの?」
希「いや、ウチに訊かれても…多分ないと思うけど」
ことり「UFOっていうのは、こういう丸い容器のカップ焼きそばです」カキカキ
絵里「そんな物があるのね…珍しい形だから超常現象ってこと?」
希「いや、そっちのUFOは別に超常現象やないよ。昔から普通に売ってるやん…」
絵里「そ、そうなの?私そういうの食べないから…」
海未「でも、やきそば弁当は知ってるんですよね?」
絵里「ええ。にこ…矢澤さんが食べてたから」
希「なにー!?さてはカップ焼きそばを“あーん♪”とか言って食べさせてもらったんやろ!?」
穂乃果「ヤザワさん?って、生徒会長さんの彼女さんですか?」
絵里「そ、それは今関係ないでしょ?…それより、そのカップ焼きそばでどうやって廃校を阻止するっていうのよ?」
希「いや焼きそばのUFOやなくて、ウチが気になってるんは未確認飛行物体のほうのUFOや」
海未「ですが、存在どころかそれらしき物を見られるかどうかもわかりませんよね?」
絵里「それで廃校を阻止なんて雲をつかむような話じゃない?」
希「未知の存在ってことは無限の可能性を秘めてるってことやろ?たとえば、ひと粒の梅干しで廃校を阻止するっていうのと、UFOで廃校を阻止するって話やったら、どちらの可能性が高いと思う?」
絵里「そ、そういう物を引き合いに出すのはずるいわよ。消去法の誘導尋問じゃない!」
希「だったら梅干しやなくてプリンでもいいよ。プリン一個とUFOならどう?」
絵里「それは…」
ことり「両方。かなぁ♪」
のぞほのえりうみ「えっ」
ことり「プリンだけでもUFOだけでもなく、両方。たとえばプリンのUFOなら廃校を阻止できるかも♪」
海未「プリン味のカップ焼きそばですか?」
絵里「そ、それはちょっと…」
穂乃果「プリンも焼きそばも好きだけど別々に食べさせてよ><」
ことり「いや、なんで毎回同じところでボケるの…そうじゃなくて、ほら…プッチンプリンのカップって不思議な形してるでしょ?」
希「ああ、ご家庭で作るプリンと違ってハナマルみたいな形してるね」
ことり「ちょっとUFOっぽいかなって。あの形のUFOで、中には宇宙人じゃなくてプリンが入ってるんです♪」
穂乃果「空飛ぶプッチンプリンかぁ…シュールだなぁ」
絵里「え!?…そうなの?」
希「いや、ウチに訊かれても…多分ないと思うけど」
ことり「UFOっていうのは、こういう丸い容器のカップ焼きそばです」カキカキ
絵里「そんな物があるのね…珍しい形だから超常現象ってこと?」
希「いや、そっちのUFOは別に超常現象やないよ。昔から普通に売ってるやん…」
絵里「そ、そうなの?私そういうの食べないから…」
海未「でも、やきそば弁当は知ってるんですよね?」
絵里「ええ。にこ…矢澤さんが食べてたから」
希「なにー!?さてはカップ焼きそばを“あーん♪”とか言って食べさせてもらったんやろ!?」
穂乃果「ヤザワさん?って、生徒会長さんの彼女さんですか?」
絵里「そ、それは今関係ないでしょ?…それより、そのカップ焼きそばでどうやって廃校を阻止するっていうのよ?」
希「いや焼きそばのUFOやなくて、ウチが気になってるんは未確認飛行物体のほうのUFOや」
海未「ですが、存在どころかそれらしき物を見られるかどうかもわかりませんよね?」
絵里「それで廃校を阻止なんて雲をつかむような話じゃない?」
希「未知の存在ってことは無限の可能性を秘めてるってことやろ?たとえば、ひと粒の梅干しで廃校を阻止するっていうのと、UFOで廃校を阻止するって話やったら、どちらの可能性が高いと思う?」
絵里「そ、そういう物を引き合いに出すのはずるいわよ。消去法の誘導尋問じゃない!」
希「だったら梅干しやなくてプリンでもいいよ。プリン一個とUFOならどう?」
絵里「それは…」
ことり「両方。かなぁ♪」
のぞほのえりうみ「えっ」
ことり「プリンだけでもUFOだけでもなく、両方。たとえばプリンのUFOなら廃校を阻止できるかも♪」
海未「プリン味のカップ焼きそばですか?」
絵里「そ、それはちょっと…」
穂乃果「プリンも焼きそばも好きだけど別々に食べさせてよ><」
ことり「いや、なんで毎回同じところでボケるの…そうじゃなくて、ほら…プッチンプリンのカップって不思議な形してるでしょ?」
希「ああ、ご家庭で作るプリンと違ってハナマルみたいな形してるね」
ことり「ちょっとUFOっぽいかなって。あの形のUFOで、中には宇宙人じゃなくてプリンが入ってるんです♪」
穂乃果「空飛ぶプッチンプリンかぁ…シュールだなぁ」
11: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:12:49.72 ID:p6lnFVW6
海未「でも中身が確実にプリンなら未確認飛行物体とは言えないんじゃないですか?」
ことり「じゃあ、空っぽならどうかなぁ?」
絵里「プリンの容器だけが空を飛んでるの?」
ことり「はい。でもそのUFOは、プリンが食べたいな…と思ってる人の前に現れるんです」
希「プリンは入ってないんやろ?」
ことり「その時点では入ってなくても、プリンが食べたい人を見つけると中身がプリンに変わるんです♪」
穂乃果「いいなー♪夢のようなUFOだねっ!」
海未「なるほど…プリンを食べたくない人だけがUFOと遭遇しても中身は空のまま」
絵里「食べたい人の元にだけプリンを運ぶUFO…そんなものがあったらすごいわね」
ことり「すごいでしょ。廃校だって阻止できると思いませんか!?」
希「い、いや…それはどうやろ」
ことり「そのUFOが音ノ木坂にだけ出現する…何だったら音ノ木坂の生徒の前にだけ現れるとしたら?」
穂乃果「音ノ木坂に入れば、いつでもプリンが食べられる!?」
絵里「うーん…でもいつもプリンが食べたいとは限らないでしょう?」
ことり「じゃあ、カップ焼きそばの容器ならどうですか?」
希「UFOの容器が本物のUFOになって飛び回るってこと?」
ことり「そうです。プリンのカップと違って大きいから、いろんな物が入ります」
海未「そ、それでは…まさか」ゴクリ
ことり「そう。音ノ木坂の生徒の前に現れるUFOの中身は、いつもその生徒が今食べたい物なの!」
のぞほのえりうみ「な、なんだってー!!」
穂乃果「す、すごい!イチゴが食べたいときはイチゴ、パンが食べたいときはパン…そして」ゴクリ
ことり「イチゴとパンが食べたいときは、フルーツサンドが出てくるの!」
絵里「は、ハラショー!」
希「まさに未確認飛行物体というわけやな!?」
ことり「はい。噂が噂を呼び、音ノ木坂には入学希望者が殺到しますよ!」
穂乃果「これなら廃校も阻止できそうだね♪」
海未「ただ問題は、そんな都合のいいUFOが存在するのかということですね…」
のぞえり「…」
穂乃果「もう!せっかく盛り上がってるのにどーして水を差すようなこと言うの!?」
海未「わ、私が悪いんですか?…実際、そんなUFOは存在しないじゃないですか」
ことり「じゃあ、空っぽならどうかなぁ?」
絵里「プリンの容器だけが空を飛んでるの?」
ことり「はい。でもそのUFOは、プリンが食べたいな…と思ってる人の前に現れるんです」
希「プリンは入ってないんやろ?」
ことり「その時点では入ってなくても、プリンが食べたい人を見つけると中身がプリンに変わるんです♪」
穂乃果「いいなー♪夢のようなUFOだねっ!」
海未「なるほど…プリンを食べたくない人だけがUFOと遭遇しても中身は空のまま」
絵里「食べたい人の元にだけプリンを運ぶUFO…そんなものがあったらすごいわね」
ことり「すごいでしょ。廃校だって阻止できると思いませんか!?」
希「い、いや…それはどうやろ」
ことり「そのUFOが音ノ木坂にだけ出現する…何だったら音ノ木坂の生徒の前にだけ現れるとしたら?」
穂乃果「音ノ木坂に入れば、いつでもプリンが食べられる!?」
絵里「うーん…でもいつもプリンが食べたいとは限らないでしょう?」
ことり「じゃあ、カップ焼きそばの容器ならどうですか?」
希「UFOの容器が本物のUFOになって飛び回るってこと?」
ことり「そうです。プリンのカップと違って大きいから、いろんな物が入ります」
海未「そ、それでは…まさか」ゴクリ
ことり「そう。音ノ木坂の生徒の前に現れるUFOの中身は、いつもその生徒が今食べたい物なの!」
のぞほのえりうみ「な、なんだってー!!」
穂乃果「す、すごい!イチゴが食べたいときはイチゴ、パンが食べたいときはパン…そして」ゴクリ
ことり「イチゴとパンが食べたいときは、フルーツサンドが出てくるの!」
絵里「は、ハラショー!」
希「まさに未確認飛行物体というわけやな!?」
ことり「はい。噂が噂を呼び、音ノ木坂には入学希望者が殺到しますよ!」
穂乃果「これなら廃校も阻止できそうだね♪」
海未「ただ問題は、そんな都合のいいUFOが存在するのかということですね…」
のぞえり「…」
穂乃果「もう!せっかく盛り上がってるのにどーして水を差すようなこと言うの!?」
海未「わ、私が悪いんですか?…実際、そんなUFOは存在しないじゃないですか」
12: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:15:52.56 ID:p6lnFVW6
ことり「無いんだったら…作っちゃえばいいんだよね」
のぞほのえりうみ「えっ」
【南家】
ことり(えーと…飛ぶことを前提に考えたら、軽い素材がいいよね)
ことり(食べ物が何でも入る大きさにするなら、やっぱり焼きそばのカップみたいな素材かなぁ?)
ことり(でもプッチンプリンの形とギミックも捨て難い…何かの役に立ちそうだよね)
理事長「ことり?…今日は何を作ってるの?」
ことり「うん…UFO」カキカキ
理事長「え?…焼きそば?」
【翌朝・秋葉原】
穂乃果「昨日も来たけど…やっぱりすごいなぁ」
海未「でもUTXへ来てどうするんです?」
希「まあ、UTXの実態を見ておけば入学希望者を増やす上で何かの参考になるんやないかな?」
絵里「そうね。作戦は敵を知ることから…」
海未「まあ、UFOで廃校を防ぐという話よりは遥かに現実的ですけど」
ことり「UFOならできてるよ。まだ試作の段階だけど」
穂乃果「できてるって…作っちゃったの!?」
花陽「で、できてる?」
凛「作っちゃった!?///」ドキドキ
にこ「うるさいわね。あんたたち…誰と誰ができてるっていうのよ?」
希「いや、UFOの話やろ?」
凛「焼きそば?」
【UTX一階】
ツバサ(…なんだか、今日は音ノ木坂の制服を着た子がずいぶん多いわね)
ツバサ(でも、あの制服って可愛いわよね…私も、ちょっと着てみたいかも)
ヒュンヒュン
ツバサ「え?…な、何あれ…ドローン!?」
UFO「…」ジーッ
ツバサ(な、何か怪しい雰囲気…逃げたほうがいいかも)
のぞほのえりうみ「えっ」
【南家】
ことり(えーと…飛ぶことを前提に考えたら、軽い素材がいいよね)
ことり(食べ物が何でも入る大きさにするなら、やっぱり焼きそばのカップみたいな素材かなぁ?)
ことり(でもプッチンプリンの形とギミックも捨て難い…何かの役に立ちそうだよね)
理事長「ことり?…今日は何を作ってるの?」
ことり「うん…UFO」カキカキ
理事長「え?…焼きそば?」
【翌朝・秋葉原】
穂乃果「昨日も来たけど…やっぱりすごいなぁ」
海未「でもUTXへ来てどうするんです?」
希「まあ、UTXの実態を見ておけば入学希望者を増やす上で何かの参考になるんやないかな?」
絵里「そうね。作戦は敵を知ることから…」
海未「まあ、UFOで廃校を防ぐという話よりは遥かに現実的ですけど」
ことり「UFOならできてるよ。まだ試作の段階だけど」
穂乃果「できてるって…作っちゃったの!?」
花陽「で、できてる?」
凛「作っちゃった!?///」ドキドキ
にこ「うるさいわね。あんたたち…誰と誰ができてるっていうのよ?」
希「いや、UFOの話やろ?」
凛「焼きそば?」
【UTX一階】
ツバサ(…なんだか、今日は音ノ木坂の制服を着た子がずいぶん多いわね)
ツバサ(でも、あの制服って可愛いわよね…私も、ちょっと着てみたいかも)
ヒュンヒュン
ツバサ「え?…な、何あれ…ドローン!?」
UFO「…」ジーッ
ツバサ(な、何か怪しい雰囲気…逃げたほうがいいかも)
13: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:22:39.56 ID:p6lnFVW6
スタスタ スーッ
ツバサ「追いかけてくる!?」
ヒュンヒュン
ツバサ「ちょっ…何なの?これ…きゃ!?」
【25分後】
英玲奈「おはよう」
あんじゅ「ごきげんよう。…ツバサは?」
英玲奈「何か慌てて更衣室に駆け込んでいたが…」
あんじゅ「更衣室?…コーヒーでもこぼしたのかしら?」
ツバサ「…」ソローリ
あんじゅ「あ、ツバサ。おはよう」
ツバサ「」ビクッ
あんじゅ「何してるの?…寒い?」
ツバサ「い、いや…どちらかというと暑く感じるくらい…」
えれあん「?」
【音ノ木坂】
絵里「UFOが…暴走?」
希「地上を走るUFOなん?」
ことり「じゃなくて、制御不能になっちゃって…生徒を避難させたほうがいいかも」
絵里「危険な物なの?」
ことり「素材自体はUFOのカップとプッチンプリンのカップを組み合わせた物なんですけど…」
希「問題は機能のほうってことやね。どういう状態なん?」
絵里「確か生徒が食べたい物が何でも出てくるのよね?」
ことり「そ、それが…このままだと、生徒をプリンに変えちゃう…かも」
のぞえり「えぇ!?」
希「人がプリンになっちゃうってこと!?」
絵里「そ、そんなバカな…元に戻れなかったら大変じゃない!」
穂乃果「わあーっ!?><」
ことのぞえり「!」
ツバサ「追いかけてくる!?」
ヒュンヒュン
ツバサ「ちょっ…何なの?これ…きゃ!?」
【25分後】
英玲奈「おはよう」
あんじゅ「ごきげんよう。…ツバサは?」
英玲奈「何か慌てて更衣室に駆け込んでいたが…」
あんじゅ「更衣室?…コーヒーでもこぼしたのかしら?」
ツバサ「…」ソローリ
あんじゅ「あ、ツバサ。おはよう」
ツバサ「」ビクッ
あんじゅ「何してるの?…寒い?」
ツバサ「い、いや…どちらかというと暑く感じるくらい…」
えれあん「?」
【音ノ木坂】
絵里「UFOが…暴走?」
希「地上を走るUFOなん?」
ことり「じゃなくて、制御不能になっちゃって…生徒を避難させたほうがいいかも」
絵里「危険な物なの?」
ことり「素材自体はUFOのカップとプッチンプリンのカップを組み合わせた物なんですけど…」
希「問題は機能のほうってことやね。どういう状態なん?」
絵里「確か生徒が食べたい物が何でも出てくるのよね?」
ことり「そ、それが…このままだと、生徒をプリンに変えちゃう…かも」
のぞえり「えぇ!?」
希「人がプリンになっちゃうってこと!?」
絵里「そ、そんなバカな…元に戻れなかったら大変じゃない!」
穂乃果「わあーっ!?><」
ことのぞえり「!」
15: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:26:16.19 ID:p6lnFVW6
ことり「穂乃果ちゃんの声だ…穂乃果ちゃん!」ダッ
希「あ、南さん!…どうする?」
絵里「とにかく、現状を正しく把握しなくちゃ…行きましょう!」
【中庭】
海未「ほ、穂乃果…大丈夫ですか?」
穂乃果「うぅ…私、プリンになっちゃった…」シクシク
海未「プリン?…いえ、どこから見ても穂乃果のままですけど…」
穂乃果「…むね」
海未「むね?」
穂乃果「お、大きくなっちゃったの!><」バーン
海未「!?…い、言われてみれば…穂乃果の胸が、副会長のように…」ジーッ
穂乃果「も、もう。あんまり見ないで!恥ずかしい…///」
海未「そう言われても…目立ちますし///」
穂乃果「どうしよう…海未ちゃーん!><」ムギュ
海未「ほ、穂乃果…///」ドキドキ
【再びUTX】
英玲奈「ほう…これは興味深い」
ツバサ「な、何言って…ひゃぁ!?」
あんじゅ「柔らかい…負けたわ」ガクッ
英玲奈「だが、体が小さいのに胸だけ育つというのはバランスが悪い。ダンスに差し支えるぞ」
ツバサ「そ、そんなこと言われても…さっき変なドローンに襲われて、気がついたら…こうなってたのよ><」
あんじゅ「まあ、いいんじゃない?私は好きよ♪柔らかいし」
ツバサ「他人事だと思って…胸なんかそんなにいらないわよ。どうせなら身長も伸ばしてよ><」
英玲奈(うむ…私にも半分くらい分けてもらいたいが)ペタペタ
希「あ、南さん!…どうする?」
絵里「とにかく、現状を正しく把握しなくちゃ…行きましょう!」
【中庭】
海未「ほ、穂乃果…大丈夫ですか?」
穂乃果「うぅ…私、プリンになっちゃった…」シクシク
海未「プリン?…いえ、どこから見ても穂乃果のままですけど…」
穂乃果「…むね」
海未「むね?」
穂乃果「お、大きくなっちゃったの!><」バーン
海未「!?…い、言われてみれば…穂乃果の胸が、副会長のように…」ジーッ
穂乃果「も、もう。あんまり見ないで!恥ずかしい…///」
海未「そう言われても…目立ちますし///」
穂乃果「どうしよう…海未ちゃーん!><」ムギュ
海未「ほ、穂乃果…///」ドキドキ
【再びUTX】
英玲奈「ほう…これは興味深い」
ツバサ「な、何言って…ひゃぁ!?」
あんじゅ「柔らかい…負けたわ」ガクッ
英玲奈「だが、体が小さいのに胸だけ育つというのはバランスが悪い。ダンスに差し支えるぞ」
ツバサ「そ、そんなこと言われても…さっき変なドローンに襲われて、気がついたら…こうなってたのよ><」
あんじゅ「まあ、いいんじゃない?私は好きよ♪柔らかいし」
ツバサ「他人事だと思って…胸なんかそんなにいらないわよ。どうせなら身長も伸ばしてよ><」
英玲奈(うむ…私にも半分くらい分けてもらいたいが)ペタペタ
16: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:28:18.10 ID:p6lnFVW6
【再び音ノ木坂】
希「プリンになるって…」
絵里「…胸が大きくなるだけ?」
ことり「アハハ。そうみたい…」
穂乃果「うぅ…海未ちゃーん!」ムギュ
海未「ほ、穂乃果。あまり抱きつかないでください…破廉恥です///」
穂乃果「そんなぁ!?ひどいよー!><胸が大きくなってるだけなのに…」
絵里「希と同じくらい…かしら?」
希「それだとウチはいつも破廉恥やと思われてるん?」
海未「い、いえ。そんなつもりでは…私は好きですよ。穂乃果」ナデナデ
穂乃果「海未ちゃん…ほんと?」
海未「ええ。大きくても穂乃果は穂乃果ですから…」
穂乃果「あ、ありがと…エヘヘ。海未ちゃーん♪」ムギュ
海未(ああ…柔らかい…幸せです///)ドキドキ
ことり「とにかく、このままだと大変なことになっちゃうかも…UFOを回収して作り直さなくちゃ!」
希「とりあえず人を食べ物に変えるわけやないし…よかったんやない?」
絵里「そんな物ができるわけないでしょう?…まあ、胸が急に大きくなるのも普通じゃないけど」
にこ(胸が大きくなるですって?…今の話が本当なら…)ゴクリ
【二年教室】
ミカ「あわわ…どうしよう!?」タユン
ヒデコ「正直うらやましい…」
フミコ「み、ミカ…ちょっと触ってもいい?」ドキドキ
ミカ「もー!やめてよ><」
ことり「ミカちゃん。どこでUFOに襲われたの?」
ミカ「廊下の掲示板の前だったよ」
希「プリンになるって…」
絵里「…胸が大きくなるだけ?」
ことり「アハハ。そうみたい…」
穂乃果「うぅ…海未ちゃーん!」ムギュ
海未「ほ、穂乃果。あまり抱きつかないでください…破廉恥です///」
穂乃果「そんなぁ!?ひどいよー!><胸が大きくなってるだけなのに…」
絵里「希と同じくらい…かしら?」
希「それだとウチはいつも破廉恥やと思われてるん?」
海未「い、いえ。そんなつもりでは…私は好きですよ。穂乃果」ナデナデ
穂乃果「海未ちゃん…ほんと?」
海未「ええ。大きくても穂乃果は穂乃果ですから…」
穂乃果「あ、ありがと…エヘヘ。海未ちゃーん♪」ムギュ
海未(ああ…柔らかい…幸せです///)ドキドキ
ことり「とにかく、このままだと大変なことになっちゃうかも…UFOを回収して作り直さなくちゃ!」
希「とりあえず人を食べ物に変えるわけやないし…よかったんやない?」
絵里「そんな物ができるわけないでしょう?…まあ、胸が急に大きくなるのも普通じゃないけど」
にこ(胸が大きくなるですって?…今の話が本当なら…)ゴクリ
【二年教室】
ミカ「あわわ…どうしよう!?」タユン
ヒデコ「正直うらやましい…」
フミコ「み、ミカ…ちょっと触ってもいい?」ドキドキ
ミカ「もー!やめてよ><」
ことり「ミカちゃん。どこでUFOに襲われたの?」
ミカ「廊下の掲示板の前だったよ」
17: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:31:22.74 ID:p6lnFVW6
【廊下】
凛「な、なにこれ…かよちーん!><」タユン
花陽「り、凛ちゃん…の、お姉さん?」
凛「お姉ちゃんなんていないよ!ふざけてないで何とかしてよ><」
花陽「そう言われても…えーと、大きい凛ちゃんも可愛いよ///」ドキドキ
凛「り、凛は可愛くないもん…」
花陽「とりあえず、サイズが合ってないみたいだから…私ので合うかなぁ?」
凛「えー?」
花陽「私の家に来て。凛ちゃん」ギュ
凛「う、うん」
にこ(ここにもいないわね…どこ行ったのよ。噂の暴走UFOとかは)
【音楽室】
真姫「…や、やられた///」タユン
ことり「UFOに襲われたとき、何をされたの?」
真姫「浮いてるのを見かけて、そっちを向いたらカメラのフラッシュみたいに光ったのよ。目が眩んで…それが収まったら、この通り」ハァ
絵里「UFOが発する光を浴びると…そうなるってこと?」
希「ただ光を浴びるだけやなくて直視してるんやない?光自体は目くらましの役割で…」
ことり「そうかも…光を浴びたあとに何らかの変化が起きてる感じですね」
真姫「肩がこりそう…早く何とかしてほしいわ」
海未(ちょっとうらやまし…い、いや大変ですね)
希「けど…これって入学希望者を増やすチャンスやないかな?」
ことほのえりうみまき「えっ」
凛「な、なにこれ…かよちーん!><」タユン
花陽「り、凛ちゃん…の、お姉さん?」
凛「お姉ちゃんなんていないよ!ふざけてないで何とかしてよ><」
花陽「そう言われても…えーと、大きい凛ちゃんも可愛いよ///」ドキドキ
凛「り、凛は可愛くないもん…」
花陽「とりあえず、サイズが合ってないみたいだから…私ので合うかなぁ?」
凛「えー?」
花陽「私の家に来て。凛ちゃん」ギュ
凛「う、うん」
にこ(ここにもいないわね…どこ行ったのよ。噂の暴走UFOとかは)
【音楽室】
真姫「…や、やられた///」タユン
ことり「UFOに襲われたとき、何をされたの?」
真姫「浮いてるのを見かけて、そっちを向いたらカメラのフラッシュみたいに光ったのよ。目が眩んで…それが収まったら、この通り」ハァ
絵里「UFOが発する光を浴びると…そうなるってこと?」
希「ただ光を浴びるだけやなくて直視してるんやない?光自体は目くらましの役割で…」
ことり「そうかも…光を浴びたあとに何らかの変化が起きてる感じですね」
真姫「肩がこりそう…早く何とかしてほしいわ」
海未(ちょっとうらやまし…い、いや大変ですね)
希「けど…これって入学希望者を増やすチャンスやないかな?」
ことほのえりうみまき「えっ」
18: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:36:59.06 ID:p6lnFVW6
『音ノ木坂に入ってバストアップ!生徒の体験談です。まずはMさん』
「えーと…クラスでも小さいほうだったんですけど。今ではちょっと優越感っていうかー」タユン
『続いて同じクラスのHKさんです!』
「急に大きくなっちゃってびっくりして…でも海未ちゃんは好きだって言ってくれて。エヘヘ♪…今はお店のお客さんも前よりちょっと増えたんですよ。UFOのおかげかな?」
『一年生のMNさんはいかがでしょう?』
「肩がこるし、いいことないわよ。下着も買い替えないといけないじゃない。…まったく」ハァ
『そして同じクラスのRHさん!』
「すっごいにゃー♪これで凛もオトナだよねー?かよちんと一緒!」
『…と、皆さん効果を実感しています!音ノ木坂学院に入るだけで、誰でも簡単にバストアップ!お申し込みは今すぐ!』
\0120~♪/
にこ「ぐぬぬぬぬ…なんで私のところにだけUFOが来ないのよ!?」
【屋上】
絵里「簡単に考えてほしくないの」
ことり「確かに…入学希望者が増えるとしても、UFOをこのまま放っておくわけにはいかないですよね」
穂乃果「でも、肝心のUFOは今どこを飛んでるのかなぁ?」
海未「校舎内にいるなら捕まえるのはそれほど難しくないでしょう。ただ、もし外に出てしまったなら厄介ですね…」
真姫「UTXで試験飛行させて、よく見失わなかったわね…」
ことり「あ、うん。もともと音ノ木坂の生徒を優先的に追尾するようにプログラムしてるから…私たちが音ノ木坂に帰ってきたから自動的について来たんだと思うよ」
絵里「ということは…下校時刻までに捕まえないとマズいわね」
【二年教室】
ヒデコ「UFO?」
フミコ「教室には来てないですけど…」
にこ「…」ジーッ
ミカ「な、なんですか?」
にこ(ぐぬぬぬ…うらやましい)
「えーと…クラスでも小さいほうだったんですけど。今ではちょっと優越感っていうかー」タユン
『続いて同じクラスのHKさんです!』
「急に大きくなっちゃってびっくりして…でも海未ちゃんは好きだって言ってくれて。エヘヘ♪…今はお店のお客さんも前よりちょっと増えたんですよ。UFOのおかげかな?」
『一年生のMNさんはいかがでしょう?』
「肩がこるし、いいことないわよ。下着も買い替えないといけないじゃない。…まったく」ハァ
『そして同じクラスのRHさん!』
「すっごいにゃー♪これで凛もオトナだよねー?かよちんと一緒!」
『…と、皆さん効果を実感しています!音ノ木坂学院に入るだけで、誰でも簡単にバストアップ!お申し込みは今すぐ!』
\0120~♪/
にこ「ぐぬぬぬぬ…なんで私のところにだけUFOが来ないのよ!?」
【屋上】
絵里「簡単に考えてほしくないの」
ことり「確かに…入学希望者が増えるとしても、UFOをこのまま放っておくわけにはいかないですよね」
穂乃果「でも、肝心のUFOは今どこを飛んでるのかなぁ?」
海未「校舎内にいるなら捕まえるのはそれほど難しくないでしょう。ただ、もし外に出てしまったなら厄介ですね…」
真姫「UTXで試験飛行させて、よく見失わなかったわね…」
ことり「あ、うん。もともと音ノ木坂の生徒を優先的に追尾するようにプログラムしてるから…私たちが音ノ木坂に帰ってきたから自動的について来たんだと思うよ」
絵里「ということは…下校時刻までに捕まえないとマズいわね」
【二年教室】
ヒデコ「UFO?」
フミコ「教室には来てないですけど…」
にこ「…」ジーッ
ミカ「な、なんですか?」
にこ(ぐぬぬぬ…うらやましい)
19: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:39:11.47 ID:p6lnFVW6
【中庭】
ヒュンヒュン…
穂乃果「あっ…い、いたよ!」
絵里「捕まえましょう!」
海未(…わ、私にも…)ドキドキ
ことり「海未ちゃん?…ねえ海未ちゃん。UFO捕まえるの手伝って!」
海未「え?…あ、はい。そうですね…」
穂乃果「えーい!」バッ
スカッ ドサ
穂乃果「いたたた…胸が邪魔でいつも通りに動けないよ><」
海未「す、すごい…///」ドキドキ
絵里「ハラショー!」ブン
ことり「あ、あのっ!なるべく壊さないで。暴走が悪化するといけないから…」
絵里「そう言われても…向こうは飛んでるし、動きを止めなくちゃ簡単には捕まえられないわよ」
真姫「神妙にお縄を頂戴しなさい!」バサー
穂乃果「投網!?」
絵里「グラウンドにあった防球ネットね…」
真姫「ああっ、また逃げられた!」
穂乃果「胸が急に大きくなると、思い通りに動けないよね…」
海未「…///」
ことり「もう!だから海未ちゃんが頼りなのに…どうしてボーッとしてるの?」
海未「えっ。…い、いえ。私は決してそのような…///」
えりまき「は?」
穂乃果「もしかして…海未ちゃん?」
海未「あ…ほ、ほら。UFOが向こうへ逃げましたよ。追いかけましょう!」
ヒュンヒュン…
穂乃果「あっ…い、いたよ!」
絵里「捕まえましょう!」
海未(…わ、私にも…)ドキドキ
ことり「海未ちゃん?…ねえ海未ちゃん。UFO捕まえるの手伝って!」
海未「え?…あ、はい。そうですね…」
穂乃果「えーい!」バッ
スカッ ドサ
穂乃果「いたたた…胸が邪魔でいつも通りに動けないよ><」
海未「す、すごい…///」ドキドキ
絵里「ハラショー!」ブン
ことり「あ、あのっ!なるべく壊さないで。暴走が悪化するといけないから…」
絵里「そう言われても…向こうは飛んでるし、動きを止めなくちゃ簡単には捕まえられないわよ」
真姫「神妙にお縄を頂戴しなさい!」バサー
穂乃果「投網!?」
絵里「グラウンドにあった防球ネットね…」
真姫「ああっ、また逃げられた!」
穂乃果「胸が急に大きくなると、思い通りに動けないよね…」
海未「…///」
ことり「もう!だから海未ちゃんが頼りなのに…どうしてボーッとしてるの?」
海未「えっ。…い、いえ。私は決してそのような…///」
えりまき「は?」
穂乃果「もしかして…海未ちゃん?」
海未「あ…ほ、ほら。UFOが向こうへ逃げましたよ。追いかけましょう!」
21: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:42:36.21 ID:p6lnFVW6
【弓道場】
ヒュンヒュン…
弓道部「きゃ!?…な、なに?」
絵里「飛んでくる矢を全部避けてるわね…」
真姫「矢が当たらないほど…となると」
穂乃果「やっぱり私たちじゃ無理だよ…ことりちゃん、何とかならない?」
ことり「んー。軽い素材にも弱点はあるはずだけど…」
海未「私がやります!」
真姫「わざわざ着替えたんですか?」
海未(煩悩を断ち切る…気合いを入れ直して、集中です!)ギリギリ
海未「ラブアローシュート!」
ヒュッ ターン
ことほのえりまき「当たった!?」
真姫「焼きそばのカップに矢が刺さって…」
海未「今です!」
絵里「ハラショー!」バサッ
穂乃果「やった!捕まえたよ♪」
ことり「よかったぁ…さすが海未ちゃん♪」
海未「…」ジーッ
穂乃果「海未ちゃん?…何してるの?」
海未「光が出ませんね…故障でしょうか?ほら、早く私もプリンにしてください!」ブンブン
穂乃果「海未ちゃん!」
ことり「アハハ…(やっぱり海未ちゃんも大きくなりたかったのかなぁ)」
真姫(こうして…頼みもしないのにみんなの胸を大きくして回る迷惑なUFOは無事に回収されたけど)
希「みんな!朗報や。音ノ木坂の入学希望者が増え始めてるんやって♪」
絵里「本当!?…でも、まだ四月なのに…」
希「高坂さんたちの使用前・使用後の映像つきインタビューが反響を呼んで、胸を大きくしたい女の子たちが続々と…」
穂乃果「あ、アハハ…やっぱり恥ずかしいけど…」
凛「どうしたら元に戻るのー?><」
ことり「時間はかかるけど、今までどおりの生活をしてれば自然に元に戻るはずだよ」
ヒュンヒュン…
弓道部「きゃ!?…な、なに?」
絵里「飛んでくる矢を全部避けてるわね…」
真姫「矢が当たらないほど…となると」
穂乃果「やっぱり私たちじゃ無理だよ…ことりちゃん、何とかならない?」
ことり「んー。軽い素材にも弱点はあるはずだけど…」
海未「私がやります!」
真姫「わざわざ着替えたんですか?」
海未(煩悩を断ち切る…気合いを入れ直して、集中です!)ギリギリ
海未「ラブアローシュート!」
ヒュッ ターン
ことほのえりまき「当たった!?」
真姫「焼きそばのカップに矢が刺さって…」
海未「今です!」
絵里「ハラショー!」バサッ
穂乃果「やった!捕まえたよ♪」
ことり「よかったぁ…さすが海未ちゃん♪」
海未「…」ジーッ
穂乃果「海未ちゃん?…何してるの?」
海未「光が出ませんね…故障でしょうか?ほら、早く私もプリンにしてください!」ブンブン
穂乃果「海未ちゃん!」
ことり「アハハ…(やっぱり海未ちゃんも大きくなりたかったのかなぁ)」
真姫(こうして…頼みもしないのにみんなの胸を大きくして回る迷惑なUFOは無事に回収されたけど)
希「みんな!朗報や。音ノ木坂の入学希望者が増え始めてるんやって♪」
絵里「本当!?…でも、まだ四月なのに…」
希「高坂さんたちの使用前・使用後の映像つきインタビューが反響を呼んで、胸を大きくしたい女の子たちが続々と…」
穂乃果「あ、アハハ…やっぱり恥ずかしいけど…」
凛「どうしたら元に戻るのー?><」
ことり「時間はかかるけど、今までどおりの生活をしてれば自然に元に戻るはずだよ」
22: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:46:45.72 ID:p6lnFVW6
ミカ「時間って…どれくらいかかるの?」
ことり「えーと…たぶん、本来そこまで胸が育つのに必要な時間と同じくらい?」
真姫「それって何年かかるのよ!?」
ことり「ちょ、ちょっと待って。大きくなった原因を今調べてるから…」
海未(結局私は大きくなれませんでした…)クスン
穂乃果「体育で柔道やるんだって。海未ちゃん、教えてくれる?」
海未「は、はい///」
海未(でも…幸せです♪)
【アルパカ小屋】
にこ「あんたたち!空飛ぶカップ焼きそばを見なかった!?」
アルパカ「メ゙ェ?」
にこ「もー!いったいどこ行ったのよ!?胸が大きくなるUFOは!」
アルパカ「フガッ」
【六月】
ことり「よし。完成♪」
海未「また何か作ったんですか?」
穂乃果「ま、まさか…今度は胸が小さくなるUFOとか?」
ことり「ち、違うよぉ…今度はそんな危ないのじゃなくて、普通に空飛ぶUFOだよ♪」
フワフワ…
穂乃果「ただのカップ焼きそば…が宙に浮いてる」
ことり「センサーで空腹をキャッチして、食べたい人のところへUFOを届けるの♪」
グゥー
花陽「あ///」
フワフワ…ポテッ
凛「わあ、かよちんのところへUFOが来たよ♪」
花陽「アハハ…ありがと」
絵里「賢いUFOね♪」
ことり「えーと…たぶん、本来そこまで胸が育つのに必要な時間と同じくらい?」
真姫「それって何年かかるのよ!?」
ことり「ちょ、ちょっと待って。大きくなった原因を今調べてるから…」
海未(結局私は大きくなれませんでした…)クスン
穂乃果「体育で柔道やるんだって。海未ちゃん、教えてくれる?」
海未「は、はい///」
海未(でも…幸せです♪)
【アルパカ小屋】
にこ「あんたたち!空飛ぶカップ焼きそばを見なかった!?」
アルパカ「メ゙ェ?」
にこ「もー!いったいどこ行ったのよ!?胸が大きくなるUFOは!」
アルパカ「フガッ」
【六月】
ことり「よし。完成♪」
海未「また何か作ったんですか?」
穂乃果「ま、まさか…今度は胸が小さくなるUFOとか?」
ことり「ち、違うよぉ…今度はそんな危ないのじゃなくて、普通に空飛ぶUFOだよ♪」
フワフワ…
穂乃果「ただのカップ焼きそば…が宙に浮いてる」
ことり「センサーで空腹をキャッチして、食べたい人のところへUFOを届けるの♪」
グゥー
花陽「あ///」
フワフワ…ポテッ
凛「わあ、かよちんのところへUFOが来たよ♪」
花陽「アハハ…ありがと」
絵里「賢いUFOね♪」
23: 名無しで叶える物語(王都図書館司書室) 2017/06/24(土) 18:47:20.57 ID:p6lnFVW6
ことり「プリンのUFOも今作ってるんだ♪」
真姫「今度は大丈夫なんでしょうね?」
ことり「う、うん。UFOのプリンを食べ続けると、ちょっとずつ胸が元に戻るはずだよ」
穂乃果「じゃあ、完成したらいっぱい食べなくちゃ!」
海未「穂乃果はそのままでもいいのでは…///」
穂乃果「ん?…なあに?海未ちゃん」
海未「な、なんでもありません」
凛(凛たちの胸はなかなか元に戻らないけど、おかげで廃校は何とか回避できそうだよ♪)
にこ「ことり!次は私だけ胸が大きくなるUFOを作りなさい!」
ことり「えぇ!?…そ、そんなの無理ですよ。大きくなるのは意図的に作ったわけじゃないし…偶然そうなっちゃったんです」
にこ(うぅ…一年生三人に大差で負けてるなんて。納得いかないわ!)
真姫「肩がこるわね」
凛「走りにくいにゃ><」
花陽「焼きそば美味しい♪」モグモグ
希(中身が見える透明のカップ。白くて大きな、たっぷり入るカップ…どちらにもワクワクが詰まってるん♪)
おわり
真姫「今度は大丈夫なんでしょうね?」
ことり「う、うん。UFOのプリンを食べ続けると、ちょっとずつ胸が元に戻るはずだよ」
穂乃果「じゃあ、完成したらいっぱい食べなくちゃ!」
海未「穂乃果はそのままでもいいのでは…///」
穂乃果「ん?…なあに?海未ちゃん」
海未「な、なんでもありません」
凛(凛たちの胸はなかなか元に戻らないけど、おかげで廃校は何とか回避できそうだよ♪)
にこ「ことり!次は私だけ胸が大きくなるUFOを作りなさい!」
ことり「えぇ!?…そ、そんなの無理ですよ。大きくなるのは意図的に作ったわけじゃないし…偶然そうなっちゃったんです」
にこ(うぅ…一年生三人に大差で負けてるなんて。納得いかないわ!)
真姫「肩がこるわね」
凛「走りにくいにゃ><」
花陽「焼きそば美味しい♪」モグモグ
希(中身が見える透明のカップ。白くて大きな、たっぷり入るカップ…どちらにもワクワクが詰まってるん♪)
おわり
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