1: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:03:42.32 ID:wWJZo5tv
1『カーナビ』
絵里「希! ドライブ行くわよ!」
希「えー……」
絵里「なんでそんな嫌そうなのよ」
希「だってエリチの車に乗ったら高確率で地方に行っちゃうやん、迷った挙句…」
絵里「失礼ね、今度は大丈夫よ」
希「近所のコンビニ行くのに1時間かけといて…」
絵里「希! ドライブ行くわよ!」
希「えー……」
絵里「なんでそんな嫌そうなのよ」
希「だってエリチの車に乗ったら高確率で地方に行っちゃうやん、迷った挙句…」
絵里「失礼ね、今度は大丈夫よ」
希「近所のコンビニ行くのに1時間かけといて…」
2: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:04:31.28 ID:wWJZo5tv
絵里「ふふっ、希の危惧するところは理解しているわ」
希「凛ちゃんはトラウマになって二度と乗らないって言ってたよ」
絵里「そ、それももう大丈夫なの! じゃーん、これみてよ!」バッ
希「ん……あー、カーナビつけたん?」
絵里「それが聞いてよ、このカーナビほとんど新品なのにものすごく安く買えたのよ」
希「見た感じそこそこ新しい物に見えるけど…おいくら?」
絵里「これよ」ズイ
希「凛ちゃんはトラウマになって二度と乗らないって言ってたよ」
絵里「そ、それももう大丈夫なの! じゃーん、これみてよ!」バッ
希「ん……あー、カーナビつけたん?」
絵里「それが聞いてよ、このカーナビほとんど新品なのにものすごく安く買えたのよ」
希「見た感じそこそこ新しい物に見えるけど…おいくら?」
絵里「これよ」ズイ
3: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:05:12.20 ID:wWJZo5tv
希「安……って、え、これで中古なん?」
絵里「言ったでしょ、ほとんど新品だって。ネットで売られていたのを見つけたのよ」
希「それにしても安いなぁ……大丈夫なん?」
絵里「ちゃんと画面は映るし、最新のナビ情報もDL済みよ」
希「ふーん……」
絵里「というわけで、ドライブ行きましょ!」
希「まぁさすがのエリチでもカーナビの指示くらい聞けるか」
絵里「この前行こうとしていけなかったあの峠に行くわよ!」
希「はいはい」
絵里「言ったでしょ、ほとんど新品だって。ネットで売られていたのを見つけたのよ」
希「それにしても安いなぁ……大丈夫なん?」
絵里「ちゃんと画面は映るし、最新のナビ情報もDL済みよ」
希「ふーん……」
絵里「というわけで、ドライブ行きましょ!」
希「まぁさすがのエリチでもカーナビの指示くらい聞けるか」
絵里「この前行こうとしていけなかったあの峠に行くわよ!」
希「はいはい」
4: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:05:54.65 ID:wWJZo5tv
/
絵里「ん~いい風ね~!」
希「他に車走ってないし、開放的やね~」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、左折です』
絵里「はーい」
希「さっきからナビに返事するのやめて、笑っちゃうから」
絵里「だってこのナビの女の子の声、可愛いじゃない?」
希「そういう理由なん……まぁ変な機械的ってわけでもなく単語というより1文まるまる音声ってのはすごいかもね」
絵里「こんないいナビが安く買えてラッキーだったわー」
希「いい買い物やね」
絵里「ん~いい風ね~!」
希「他に車走ってないし、開放的やね~」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、左折です』
絵里「はーい」
希「さっきからナビに返事するのやめて、笑っちゃうから」
絵里「だってこのナビの女の子の声、可愛いじゃない?」
希「そういう理由なん……まぁ変な機械的ってわけでもなく単語というより1文まるまる音声ってのはすごいかもね」
絵里「こんないいナビが安く買えてラッキーだったわー」
希「いい買い物やね」
5: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:06:30.88 ID:wWJZo5tv
絵里「すごい景色ねー」
希「遠くの街並みが全部見渡せるんやね、いいとこやわー」
絵里「ドライブにきて正解だったでしょ?」
希「ほんま、ナビに感謝やね」
絵里「私は?」
希「エリチも運転お疲れ様。途中で買ったサンドイッチ食べよ」
絵里「そうね、ここで食べると気持ちよさそう~」
希「遠くの街並みが全部見渡せるんやね、いいとこやわー」
絵里「ドライブにきて正解だったでしょ?」
希「ほんま、ナビに感謝やね」
絵里「私は?」
希「エリチも運転お疲れ様。途中で買ったサンドイッチ食べよ」
絵里「そうね、ここで食べると気持ちよさそう~」
6: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:07:09.51 ID:wWJZo5tv
/
絵里「いい感じに暗くなってきて、夜景が綺麗になってきたわね」
希「さすがにそろそろ帰らんと、真っ暗にならへん?」
絵里「そこはナビがあるから大丈夫でしょ!」
希「暗い山道って危ないから、早めに帰ろうって事やん」
絵里「ん…まぁそれもそうね、それじゃ帰りましょうか」
希「これで今度から遠出がしやすくなったね~」
絵里「次は九州地方とか行ってみたいわね」
希「さすがにエリチにはまだしんどいんとちゃう?」
絵里「この子がいれば大丈夫よ」ポンポン
希「この子って……ナビにすっかり惚れ込んでるねぇ」
絵里「そうね、この子が一緒ならどこだって行ける気がするわ! ずっと一緒よ!」
希「はいはい、惚気は後で聞くからはやく帰ろ」
絵里「いい感じに暗くなってきて、夜景が綺麗になってきたわね」
希「さすがにそろそろ帰らんと、真っ暗にならへん?」
絵里「そこはナビがあるから大丈夫でしょ!」
希「暗い山道って危ないから、早めに帰ろうって事やん」
絵里「ん…まぁそれもそうね、それじゃ帰りましょうか」
希「これで今度から遠出がしやすくなったね~」
絵里「次は九州地方とか行ってみたいわね」
希「さすがにエリチにはまだしんどいんとちゃう?」
絵里「この子がいれば大丈夫よ」ポンポン
希「この子って……ナビにすっかり惚れ込んでるねぇ」
絵里「そうね、この子が一緒ならどこだって行ける気がするわ! ずっと一緒よ!」
希「はいはい、惚気は後で聞くからはやく帰ろ」
7: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:07:50.52 ID:wWJZo5tv
絵里「んー……ほんとに暗くなってくると山道って怖いわねぇ」
希「あ、あんまりスピードだしたら危ないよ」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
絵里「正直道なんて全然覚えてないからホントたすかるわー」
希「頼りっきりなんもいいけど、少しは覚えようと……って、エリチ?」
絵里「なに?」ザザッ
希「この道大丈夫なん? 森の中にはいってない?」
絵里「え、でもナビにはこの道が表示されてるし、大丈夫でしょ」
希「来るときこんな道通った?」
希「あ、あんまりスピードだしたら危ないよ」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
絵里「正直道なんて全然覚えてないからホントたすかるわー」
希「頼りっきりなんもいいけど、少しは覚えようと……って、エリチ?」
絵里「なに?」ザザッ
希「この道大丈夫なん? 森の中にはいってない?」
絵里「え、でもナビにはこの道が表示されてるし、大丈夫でしょ」
希「来るときこんな道通った?」
8: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:08:25.45 ID:wWJZo5tv
絵里「きっと早く帰れるルートなんじゃない?」
希「ちゃんと帰る場所の位置情報指定した?」
絵里「大丈夫よ、ほら……」
希「ん……確かに……」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
絵里「はいはいっと」
希「周りもう真っ暗やね……」
希「ちゃんと帰る場所の位置情報指定した?」
絵里「大丈夫よ、ほら……」
希「ん……確かに……」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
絵里「はいはいっと」
希「周りもう真っ暗やね……」
9: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:08:59.24 ID:wWJZo5tv
希「ね、ねぇ…まだ山から出ないの?」
絵里「暗くてあんまりスピードだしてないから、遅く感じるのよ」
希「そうかなぁ……」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、左折です』
絵里「ちゃんと下っていってるから、そのうち出るわよ……」
希「う……ん………」
絵里「暗くてあんまりスピードだしてないから、遅く感じるのよ」
希「そうかなぁ……」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、左折です』
絵里「ちゃんと下っていってるから、そのうち出るわよ……」
希「う……ん………」
10: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:09:30.33 ID:wWJZo5tv
絵里「……………………」
希「…………………」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
絵里「……………………」
希「…………………」
絵里「ん…………」
希「エリチ……やっぱりおかしくない?」
希「…………………」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
絵里「……………………」
希「…………………」
絵里「ん…………」
希「エリチ……やっぱりおかしくない?」
11: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:10:14.96 ID:wWJZo5tv
絵里「な、なにが……?」
希「エリチもおかしいって思ってるんやろ? これどんどん山奥に向かってる」
絵里「で、でもちゃんとナビの通りに来てるわよ?」
希「このナビ、山道は正確なデータとれてないんとちゃう?」
絵里「そんなこと……ちゃんと行く時はスムーズだったじゃない」
希「きっと帰るルート指定するときに変なことしたんとちゃう?」
絵里「そう…なのかな……?」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
希「エリチもおかしいって思ってるんやろ? これどんどん山奥に向かってる」
絵里「で、でもちゃんとナビの通りに来てるわよ?」
希「このナビ、山道は正確なデータとれてないんとちゃう?」
絵里「そんなこと……ちゃんと行く時はスムーズだったじゃない」
希「きっと帰るルート指定するときに変なことしたんとちゃう?」
絵里「そう…なのかな……?」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、右折です』
12: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:11:05.96 ID:wWJZo5tv
希「なあ、もうこのナビの通り進んでもあかんのとちゃう?」
絵里「そ、そんな事言ったって、ここがどこかも私分からないのに……」
希「こんな車1台がギリギリ通れるような山道、絶対おかしいって」
絵里「そうね、それは私も思うけど……だからって引き返せないし」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、左折です』
ピコンッ 『目的地まで、後〇〇メートルです』
絵里「あ、ほら目的地って」
希「はぁ、やっぱりエリチがなんか全然違う場所を目的地設定したんやん…」
絵里「おかしいわね…確かに……」
希「とりあえずその場所行ってから確認して、改めて帰るルート選択してみようよ」
絵里「そ、そうね」
絵里「そ、そんな事言ったって、ここがどこかも私分からないのに……」
希「こんな車1台がギリギリ通れるような山道、絶対おかしいって」
絵里「そうね、それは私も思うけど……だからって引き返せないし」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、左折です』
ピコンッ 『目的地まで、後〇〇メートルです』
絵里「あ、ほら目的地って」
希「はぁ、やっぱりエリチがなんか全然違う場所を目的地設定したんやん…」
絵里「おかしいわね…確かに……」
希「とりあえずその場所行ってから確認して、改めて帰るルート選択してみようよ」
絵里「そ、そうね」
13: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:11:55.88 ID:wWJZo5tv
絵里「きっと位置情報がズレて山奥が都内と判断しちゃったんだと思うけど…」
希「もしかして安いのってこれが原因なんやないの?」
絵里「うぅ……もしかして欠陥品なのかしら……」
ピコンッ 『目的地まで、直進○○メートルです』
絵里「こ、ここ真っすぐって……暗くて見えないけど」
希「完全に森の中だし、逆に何があるのか気になるわ……」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、直進です』
希「え……?」
希「もしかして安いのってこれが原因なんやないの?」
絵里「うぅ……もしかして欠陥品なのかしら……」
ピコンッ 『目的地まで、直進○○メートルです』
絵里「こ、ここ真っすぐって……暗くて見えないけど」
希「完全に森の中だし、逆に何があるのか気になるわ……」
ピコンッ 『この先〇〇メートル、直進です』
希「え……?」
15: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:12:36.12 ID:wWJZo5tv
絵里「あぁ……早く帰りたい……」
希「ね、ねえエリチ、なんかナビが……」
ピコンッ 『目的地まで、直進〇〇メートルです』
絵里「え………」
希「エ、エリチ、前!前!!」
ピコンッ 『目的地まで、直進です、直進です、直進です』
絵里「な、なに? なんなの?」
希「エリチ、車止めて!止めて!!」
希「ね、ねえエリチ、なんかナビが……」
ピコンッ 『目的地まで、直進〇〇メートルです』
絵里「え………」
希「エ、エリチ、前!前!!」
ピコンッ 『目的地まで、直進です、直進です、直進です』
絵里「な、なに? なんなの?」
希「エリチ、車止めて!止めて!!」
16: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:14:16.37 ID:wWJZo5tv
ピコンッ 『目的地まで、後10メートル、直進、直進』
絵里「あ…あぁ……あ………」
希「エリチィ!!」ギイィィィィ!!
ピコンッ 『目的地まで、後………1メートル……1メートル……』
絵里「……………………」
希「と、止まった………?」
ピコンッ 『目的地まで、後…………………1…………メートル…』
絵里「あ…あぁ……あ………」
希「エリチィ!!」ギイィィィィ!!
ピコンッ 『目的地まで、後………1メートル……1メートル……』
絵里「……………………」
希「と、止まった………?」
ピコンッ 『目的地まで、後…………………1…………メートル…』
17: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:15:06.96 ID:wWJZo5tv
絵里「な、なに……これ………?」
希「なにボーっとしてるんよエリチ、うちがサイド引かんかったら……え……?」
ピコンッ 『目的地まで……後……1…………直進………』
絵里「道が…………な、ない………」ガクガク
希「これ……崖やんか………」ゾクッ
ピコンッ 『目的地………後…………1…メートル………』
ピコンッ 『死ねばよかったのに』
希「なにボーっとしてるんよエリチ、うちがサイド引かんかったら……え……?」
ピコンッ 『目的地まで……後……1…………直進………』
絵里「道が…………な、ない………」ガクガク
希「これ……崖やんか………」ゾクッ
ピコンッ 『目的地………後…………1…メートル………』
ピコンッ 『死ねばよかったのに』
18: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:15:52.13 ID:wWJZo5tv
2『不審人物』
希「ふぅ……本屋でいろいろ見てたらすっかり遅くなっちゃった…」タタタッ
希「今日は一日曇り空のせいか、空気まで重いなぁ」ウィーン
希「あー…はやく帰ってシャワー浴びたいのにエレベーター一番上かぁ」ポチ
希(えーっと…明日の予定は……)
ポーン…ウィーン
希(っと、エレベンーター来たか)
「……………」バッ
希「ふぅ……本屋でいろいろ見てたらすっかり遅くなっちゃった…」タタタッ
希「今日は一日曇り空のせいか、空気まで重いなぁ」ウィーン
希「あー…はやく帰ってシャワー浴びたいのにエレベーター一番上かぁ」ポチ
希(えーっと…明日の予定は……)
ポーン…ウィーン
希(っと、エレベンーター来たか)
「……………」バッ
19: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:16:22.19 ID:wWJZo5tv
希「っわ、ごめんなさい」サッ
「……………」
希「?」
「…………」タッタッタ
希「俯いて飛び出してきたら危ないやろに、もぅ……」ポチ ウィーン
希(あんなにフード深々とかぶってたら前も見えにくいと思うけど…ま、いいか)
「………………」
「……………」
希「?」
「…………」タッタッタ
希「俯いて飛び出してきたら危ないやろに、もぅ……」ポチ ウィーン
希(あんなにフード深々とかぶってたら前も見えにくいと思うけど…ま、いいか)
「………………」
20: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:16:57.30 ID:wWJZo5tv
/
-次の日の早朝
希「んーっ、いい天気やわ~」
ピンポーン
希「こんな朝早くに誰やろ?」カチッ
モニター
希(ん、警察?)
希「はーい」ガチャ
「朝早く申し訳ありません、少しお伺いしたいのですが」
希「はぁ…」
-次の日の早朝
希「んーっ、いい天気やわ~」
ピンポーン
希「こんな朝早くに誰やろ?」カチッ
モニター
希(ん、警察?)
希「はーい」ガチャ
「朝早く申し訳ありません、少しお伺いしたいのですが」
希「はぁ…」
21: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:17:36.03 ID:wWJZo5tv
希「さ…殺人事件!?」
「このマンションに住む女性が殺害されているのが今朝方発見されまして…」
希(えぇ…マジなん…?)
「それで、昨日の夕方頃なんですが、このマンション周辺で不審な人物を見かけませんでしたか?」
希「ほあっ、これって噂の聞き込み調査!?」
-----
「このマンションに住む女性が殺害されているのが今朝方発見されまして…」
希(えぇ…マジなん…?)
「それで、昨日の夕方頃なんですが、このマンション周辺で不審な人物を見かけませんでしたか?」
希「ほあっ、これって噂の聞き込み調査!?」
-----
22: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:19:32.57 ID:wWJZo5tv
凛「えっ、希ちゃんちで事件!?」
希「いやうちじゃなくてうちのマンションな」
真姫「このへんは割と治安はいいと思っていたけど、物騒な話ね」
穂乃果「警察の人にはなんて?」
希「うちそんな事情聴取みたいなんはじめてでテンパっちゃってて、特にはーって…」
花陽「もしかしてこれですか? ネットニュースにあがってました」
穂乃果「あーほんとだ、希ちゃんのマンションだ」
にこ「今日のお昼頃に〇〇〇号室のxxさんが血を流して……」
絵里「やめてー、声にださないで」
ことり「救急隊によりその場で死亡が確認された……って」
海未「」フルフルフル
希(ん、お昼頃?)
希「いやうちじゃなくてうちのマンションな」
真姫「このへんは割と治安はいいと思っていたけど、物騒な話ね」
穂乃果「警察の人にはなんて?」
希「うちそんな事情聴取みたいなんはじめてでテンパっちゃってて、特にはーって…」
花陽「もしかしてこれですか? ネットニュースにあがってました」
穂乃果「あーほんとだ、希ちゃんのマンションだ」
にこ「今日のお昼頃に〇〇〇号室のxxさんが血を流して……」
絵里「やめてー、声にださないで」
ことり「救急隊によりその場で死亡が確認された……って」
海未「」フルフルフル
希(ん、お昼頃?)
23: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:20:24.57 ID:wWJZo5tv
希「わぁ……マンションの出入り口周辺に人がたくさん……」
希「しばらく騒がしくなりそうやなぁ…」
-次の日っ
花陽「あっ希ちゃん、おはようございます」
希「おはよー、どうしたん?」
花陽「これこれ、昨日の事件の犯人が逮捕されたって!」
希「ホンマに!? よかったわー」
希「しばらく騒がしくなりそうやなぁ…」
-次の日っ
花陽「あっ希ちゃん、おはようございます」
希「おはよー、どうしたん?」
花陽「これこれ、昨日の事件の犯人が逮捕されたって!」
希「ホンマに!? よかったわー」
24: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:20:58.85 ID:wWJZo5tv
花陽「ここに詳しい内容と、犯人さんの写真も公開されてますよ」
希「どれどれ………………っ!?」
花陽「ん………希ちゃん?」
希「これ……うちにきた警察官やん………」
希「どれどれ………………っ!?」
花陽「ん………希ちゃん?」
希「これ……うちにきた警察官やん………」
25: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:21:43.79 ID:wWJZo5tv
3『←』
ガラッ
「いらっしゃ~い」
希「…………」コツコツ
「なんにしやす?」コトッ
希「…………ラーメン」
「はいよ、ラーメン一丁!」
「はいよー!」
ガラッ
「いらっしゃ~い」
希「…………」コツコツ
「なんにしやす?」コトッ
希「…………ラーメン」
「はいよ、ラーメン一丁!」
「はいよー!」
26: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:22:15.43 ID:wWJZo5tv
凛「うぅ…今日も〇〇負けそうだにゃー」
真姫「この時期ってこういうお店は野球ばっかりでつまらないわねぇ」
凛「真姫ちゃんはわかってないにゃ~」
真姫「わかんないもん」
希「………………」
真姫「この時期ってこういうお店は野球ばっかりでつまらないわねぇ」
凛「真姫ちゃんはわかってないにゃ~」
真姫「わかんないもん」
希「………………」
27: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:22:52.75 ID:wWJZo5tv
「ラーメンお待ち!」ドン
希「……………」スッ
希「……ずっ……ずずっ…」
凛「あぁ、また点とられたにゃ……」
真姫「何点取ったら終わるの?」
凛「そういう終わり方はプロにはないよ」
真姫「コールドとかなかったかしら?」
凛「高校野球にはあるけどね。あとは雨天コールドとか、そういうのだけ」
希「……………」スッ
希「……ずっ……ずずっ…」
凛「あぁ、また点とられたにゃ……」
真姫「何点取ったら終わるの?」
凛「そういう終わり方はプロにはないよ」
真姫「コールドとかなかったかしら?」
凛「高校野球にはあるけどね。あとは雨天コールドとか、そういうのだけ」
28: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:23:25.88 ID:wWJZo5tv
真姫「じゃあこれまだ点取られるの?」
凛「とられそうだね」
希「ずっ……ずるずる………ごくっ……」トンッ
希「………………」スッ
「お客さん手ーあげてるぞ、注文じゃないのか?」
「おっと……野球みちまってた」
凛「とられそうだね」
希「ずっ……ずるずる………ごくっ……」トンッ
希「………………」スッ
「お客さん手ーあげてるぞ、注文じゃないのか?」
「おっと……野球みちまってた」
29: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:23:56.21 ID:wWJZo5tv
「へいっ」
希「……………」チラ
「?」
希「…………みそラーメン」
「え、つ、追加でよろしいので?」
希「……………」コクン
(ラーメンもう食ったのか…スープも残さず綺麗に……)
希「………………」
「み、みそラーメン一丁!」
「はいよっ!」
希「……………」チラ
「?」
希「…………みそラーメン」
「え、つ、追加でよろしいので?」
希「……………」コクン
(ラーメンもう食ったのか…スープも残さず綺麗に……)
希「………………」
「み、みそラーメン一丁!」
「はいよっ!」
30: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:24:28.63 ID:wWJZo5tv
凛「にゃあぁぁ……8点差もついたにゃぁ」
真姫「スタンドからすごい野次が飛んでるわね」
凛「〇〇のファンはマナー悪いから」
真姫「荒れたくなるのもわかるけどね…」
希「………………」
「はいよ、みそあがり!」
「はいよ~」
真姫「スタンドからすごい野次が飛んでるわね」
凛「〇〇のファンはマナー悪いから」
真姫「荒れたくなるのもわかるけどね…」
希「………………」
「はいよ、みそあがり!」
「はいよ~」
31: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:25:51.48 ID:wWJZo5tv
「みそラーメンお待ちぃ!」ドン
希「………………」スッ
(顔色一つかえないまま新しい箸を手に……)
希「ずずっ……ずぞぞぞぞ……ごくっ」
(時折テレビでみる大食いアイドルとかそういう分類の子なのか?)
凛「ピッチャーこれで3人目にゃ……」
真姫「全員打たれると心が折れそうね」
凛「観客はもう全滅にゃ」
希「ずるずる……じゅびっ……ずずっ……」
希「………………」スッ
(顔色一つかえないまま新しい箸を手に……)
希「ずずっ……ずぞぞぞぞ……ごくっ」
(時折テレビでみる大食いアイドルとかそういう分類の子なのか?)
凛「ピッチャーこれで3人目にゃ……」
真姫「全員打たれると心が折れそうね」
凛「観客はもう全滅にゃ」
希「ずるずる……じゅびっ……ずずっ……」
33: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:26:47.43 ID:wWJZo5tv
「なんだよ、ボロ負けじゃねーか」ヒョイ
「そ、そっすね……」
「おい、またお客さん手ーあげてるぞ」
「えっ!?」
希「…………………」スッ
(は、早い…マジで完食してやがる…並大抵のスピードじゃねぇ!?)ゴク
「は、はい……」
希「………………」チラ
「?」
希「……………しょうゆラーメン」
「な……」
「そ、そっすね……」
「おい、またお客さん手ーあげてるぞ」
「えっ!?」
希「…………………」スッ
(は、早い…マジで完食してやがる…並大抵のスピードじゃねぇ!?)ゴク
「は、はい……」
希「………………」チラ
「?」
希「……………しょうゆラーメン」
「な……」
34: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:27:41.21 ID:wWJZo5tv
希「…………………」
「し、しょうゆ一丁!」
「しょうゆはいよっ!」
「なんでぃあの客、麺だけ食ってんのか?」
「ち、違うっす……あの客、全部ちゃんと食ってるんす…スープも残さず」
「ほー、良く食うなーおい。まっ、うちとしてはありがてーけどなっ」
「…………………」
「し、しょうゆ一丁!」
「しょうゆはいよっ!」
「なんでぃあの客、麺だけ食ってんのか?」
「ち、違うっす……あの客、全部ちゃんと食ってるんす…スープも残さず」
「ほー、良く食うなーおい。まっ、うちとしてはありがてーけどなっ」
「…………………」
36: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:28:25.03 ID:wWJZo5tv
凛「ようやく一回の表がおわったにゃ……」
真姫「9-0ね」
凛「こっから反撃にゃ~!」
真姫「ん……………?」
希「………………」
真姫(あの重ねられたラーメン鉢……よく食べる人ねぇ)
凛「にゃふっ…瞬殺スリーアウトにゃ……」
真姫「………」
凛「真姫ちゃんどうしたにゃ?」
真姫「え、な、なんでもないわ」
真姫「9-0ね」
凛「こっから反撃にゃ~!」
真姫「ん……………?」
希「………………」
真姫(あの重ねられたラーメン鉢……よく食べる人ねぇ)
凛「にゃふっ…瞬殺スリーアウトにゃ……」
真姫「………」
凛「真姫ちゃんどうしたにゃ?」
真姫「え、な、なんでもないわ」
37: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:29:17.41 ID:wWJZo5tv
「しょうゆお待ち!」ドン
希「……………」スツ
「……………」
希「ずっ……ずるずる……ぞばばばばっ…ずる……」
(な、なんだこいつ……よく見ると視線がまったくブレねぇ…)
真姫(ほ、ほんとに三杯目なんだ……)
希「じゅるるるる、ずるずる……」
希「……………」スツ
「……………」
希「ずっ……ずるずる……ぞばばばばっ…ずる……」
(な、なんだこいつ……よく見ると視線がまったくブレねぇ…)
真姫(ほ、ほんとに三杯目なんだ……)
希「じゅるるるる、ずるずる……」
38: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:29:59.29 ID:wWJZo5tv
(マジかよ…3分たってねえ……)
真姫(スープも全部…………飲んだわね…)
希「ごくっ………………」スッ
「………………へ、へい……」
希「……………」チラッ
(一体何を見て……ん、壁にかけてあるメニュー札か…)
希「……………チャーシューメン」
真姫(う、嘘でしょ……!?)
凛「にゃ~~!また取られてるぅぅ!!」
真姫(スープも全部…………飲んだわね…)
希「ごくっ………………」スッ
「………………へ、へい……」
希「……………」チラッ
(一体何を見て……ん、壁にかけてあるメニュー札か…)
希「……………チャーシューメン」
真姫(う、嘘でしょ……!?)
凛「にゃ~~!また取られてるぅぅ!!」
39: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:30:41.49 ID:wWJZo5tv
「チ、チャーシュー一丁……」
「はぁ!?」バッ
「まじっす……チャーシュー……で」
「お、おう……」
(間違いねぇ…この女、メニューを端から順に頼んでやがる……)
希「………………」
(どこのフードファイターだよ……)
真姫「………………」
「はぁ!?」バッ
「まじっす……チャーシュー……で」
「お、おう……」
(間違いねぇ…この女、メニューを端から順に頼んでやがる……)
希「………………」
(どこのフードファイターだよ……)
真姫「………………」
40: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:31:35.25 ID:wWJZo5tv
凛「お、おお! ようやく1点返したにゃ~!」
真姫「………………」
凛「ようやく反撃だよ真姫ちゃん!」
真姫「………………」
凛「真姫ちゃん?」ズイ
真姫「ご、ごめん……」
凛「何見てるの?」
真姫「あ、あそこのカウンターにいる人……」
凛「ん? あの髪の長い人?」
真姫「うん……いまチャーシューメンを食べてるんだけど」
凛「チャーシューン食べたくなったの?」
真姫「違うわ……あの人あれ、4杯目なのよ……」
凛「おぉ!? ラーメン教の仲間!」
真姫「………………」
凛「ようやく反撃だよ真姫ちゃん!」
真姫「………………」
凛「真姫ちゃん?」ズイ
真姫「ご、ごめん……」
凛「何見てるの?」
真姫「あ、あそこのカウンターにいる人……」
凛「ん? あの髪の長い人?」
真姫「うん……いまチャーシューメンを食べてるんだけど」
凛「チャーシューン食べたくなったの?」
真姫「違うわ……あの人あれ、4杯目なのよ……」
凛「おぉ!? ラーメン教の仲間!」
42: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:32:28.00 ID:wWJZo5tv
真姫「しかも、最初から全部スープも残さず食べているのよ」
凛「えっ……」
希「………ずるずる……ずずっ………ごくっ」
(まったくスピードが衰えねえ……ほんまもんや!)
真姫「また完食……5分とたってないわ」
凛「それがホントならすごいにゃ……」
真姫「ホントよ、あまりの光景に店員さんもラーメン鉢を下げ忘れたままあそこに重ねられているわ」
希「………………」スッ
真姫「まだいくの!?」
凛「え?え?」
凛「えっ……」
希「………ずるずる……ずずっ………ごくっ」
(まったくスピードが衰えねえ……ほんまもんや!)
真姫「また完食……5分とたってないわ」
凛「それがホントならすごいにゃ……」
真姫「ホントよ、あまりの光景に店員さんもラーメン鉢を下げ忘れたままあそこに重ねられているわ」
希「………………」スッ
真姫「まだいくの!?」
凛「え?え?」
43: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:33:31.23 ID:wWJZo5tv
「へい……………」
希「………………」チラ
希「……………とんこつラーメン」
「と、とんこつ一丁……」
真姫「す、すごい……」
凛「凛以上のラーメン好きにゃ……」
(コイツがすげーラーメン好きなのどうかはこれで判明する…)
「とんこつお待ちぃ!」ドン
希「………………」スッ
(大したバリエーションもないうちのラーメンはこれで終わりだ…さぁ、どうでる?)
希「ずるずる……ずっずっ…………ぞばばばばっ……」
真姫「………ペースが落ちない……」
凛「はやいにゃ……もっとちゃんと味わって食べないと……」
希「じゅるるるるる……………ごくっ」
希「………………」チラ
希「……………とんこつラーメン」
「と、とんこつ一丁……」
真姫「す、すごい……」
凛「凛以上のラーメン好きにゃ……」
(コイツがすげーラーメン好きなのどうかはこれで判明する…)
「とんこつお待ちぃ!」ドン
希「………………」スッ
(大したバリエーションもないうちのラーメンはこれで終わりだ…さぁ、どうでる?)
希「ずるずる……ずっずっ…………ぞばばばばっ……」
真姫「………ペースが落ちない……」
凛「はやいにゃ……もっとちゃんと味わって食べないと……」
希「じゅるるるるる……………ごくっ」
45: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:34:18.32 ID:wWJZo5tv
真姫「またも完食……」
凛「残さず食べるのは偉いにゃ」
希「…………………」スッ
(き、きた! やっぱりコイツぁ……!)
真姫「う、嘘でしょ……」
凛「いくらラーメン好きの凛でもあれはさすがに……」
「へい……」
希「………………」チラ
凛「残さず食べるのは偉いにゃ」
希「…………………」スッ
(き、きた! やっぱりコイツぁ……!)
真姫「う、嘘でしょ……」
凛「いくらラーメン好きの凛でもあれはさすがに……」
「へい……」
希「………………」チラ
47: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:35:04.54 ID:wWJZo5tv
希「……………チャーハン」
「っ!? チ、チャーハン一丁!」
真姫「ここにきてチャーハン!?」
凛「ラーメンをあれだけ食べてまだチャーハンだなんて…」
(間違いねぇ、コイツは…このフードファイターはうちの全メニュー制覇を狙ってやがる!)
希「……………………」
真姫「あ、あの……」
「ん?」
真姫「あの人は一体……?」
「ありゃー、本物のフードファイターだ」
凛「フードファイター……あれが噂の……」
「っ!? チ、チャーハン一丁!」
真姫「ここにきてチャーハン!?」
凛「ラーメンをあれだけ食べてまだチャーハンだなんて…」
(間違いねぇ、コイツは…このフードファイターはうちの全メニュー制覇を狙ってやがる!)
希「……………………」
真姫「あ、あの……」
「ん?」
真姫「あの人は一体……?」
「ありゃー、本物のフードファイターだ」
凛「フードファイター……あれが噂の……」
48: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:35:52.13 ID:wWJZo5tv
「気づいたかい? あの女、壁にかけてあるメニューを右から順に注文してるんだ」
真姫「え………あ、ほんとだわ!」ガタッ
凛「それってラーメンが好きなんじゃなくて、たんに麺類が先だったってこと?」
「ああ、だがあの目を見て見ろ」
希「…………………」
真姫「まるで生気を感じないんだけど、疲れてる?」
凛「違うにゃ……あれは……」
「そう、この間もヤツの頭ん中は全メニュー制覇のための緻密なシミュレーションを繰り返してるのさ」
真姫(ボーっとしてるだけにもみえるけど……)
真姫「え………あ、ほんとだわ!」ガタッ
凛「それってラーメンが好きなんじゃなくて、たんに麺類が先だったってこと?」
「ああ、だがあの目を見て見ろ」
希「…………………」
真姫「まるで生気を感じないんだけど、疲れてる?」
凛「違うにゃ……あれは……」
「そう、この間もヤツの頭ん中は全メニュー制覇のための緻密なシミュレーションを繰り返してるのさ」
真姫(ボーっとしてるだけにもみえるけど……)
49: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:36:35.06 ID:wWJZo5tv
凛「全メニュー制覇って、本気?」
「噂にきくフードファイターなら間違いねぇ……そしてヤツは本物だ……」
真姫「ナニソレイミワカンナイ」
「チャーハンあがったぞ!」
「うぃっす!」タッタッ
凛「もしかして凛達は、すごい場面に遭遇しているのかもしれないにゃ」
真姫「ただの大食い……って片付けるには確かに安易ね……」
「チャーハンお待ちぃ!」ドン
希「……………」カチャ
「噂にきくフードファイターなら間違いねぇ……そしてヤツは本物だ……」
真姫「ナニソレイミワカンナイ」
「チャーハンあがったぞ!」
「うぃっす!」タッタッ
凛「もしかして凛達は、すごい場面に遭遇しているのかもしれないにゃ」
真姫「ただの大食い……って片付けるには確かに安易ね……」
「チャーハンお待ちぃ!」ドン
希「……………」カチャ
50: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:37:19.61 ID:wWJZo5tv
希「はぐっ、んぐんぐ、ガツガツ……んぐんぐ……」
「な、なんだと!?」
真姫「さっきまでスピードはあったけどその動作は口とお箸のみがフル稼働するくらいだったのに!」
凛「チャーハンはお皿を抱えてレンゲでかきこむように荒々しいにゃ!!」
「こ、これは一体何を意味するっていうんだ!?」
希「モグモグ……………ごくっ」
真姫「意味はわからないけどこれも早いわ! 5分たってない!」
凛「完食にゃ……」
「な、なんだと!?」
真姫「さっきまでスピードはあったけどその動作は口とお箸のみがフル稼働するくらいだったのに!」
凛「チャーハンはお皿を抱えてレンゲでかきこむように荒々しいにゃ!!」
「こ、これは一体何を意味するっていうんだ!?」
希「モグモグ……………ごくっ」
真姫「意味はわからないけどこれも早いわ! 5分たってない!」
凛「完食にゃ……」
51: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:38:18.77 ID:wWJZo5tv
希「………………」スッ
(ああ、もうわかってるぜ、あんたからの挑戦状はよっ!)
「へいっ!」
希「………………」チラ
希「……………キムチチャーハン」
「はいよっ、キムチチャーハン!」
「すぐあがるぜ!」
「なっ…おやっさん……」
「俺だってバカじゃねぇ、あいつが何を考えてるのかくらいわかる……それに、その心意気もなぁ!」
「おやっさん……」
「受けてやろうじゃねーか、なあ?」
「う、うっす!!」
凛「こっちも熱いにゃ」
真姫「ほんとね……」
(ああ、もうわかってるぜ、あんたからの挑戦状はよっ!)
「へいっ!」
希「………………」チラ
希「……………キムチチャーハン」
「はいよっ、キムチチャーハン!」
「すぐあがるぜ!」
「なっ…おやっさん……」
「俺だってバカじゃねぇ、あいつが何を考えてるのかくらいわかる……それに、その心意気もなぁ!」
「おやっさん……」
「受けてやろうじゃねーか、なあ?」
「う、うっす!!」
凛「こっちも熱いにゃ」
真姫「ほんとね……」
52: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:39:16.94 ID:wWJZo5tv
------
ガララッ
「らっしゃい!」
花陽「もう、凛ちゃん達まだお店にいたんだ」
凛「かよちん………」
真姫「花陽……」
花陽「遅いから来ちゃいました。あ、そうだ凛ちゃん野球みました?」
凛「……………」
花陽「すごいですよね、10-0からまさかの大逆転でっ」
凛「…………かよちん」
花陽「福留なんて全打席デッドボールで………凛ちゃん?」
凛「かよちんゴメン、ちょっと静かにしてて」
花陽「え………?」
53: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:40:05.20 ID:wWJZo5tv
オオオオオオオオオオ!!!
花陽「な、なんですかこの歓声!?」
凛「すごいにゃ! ついに定食ゾーンもこえたにゃーー!!」
真姫「見てるだけで何十回と胸やけしてたけど、我慢したかいがあったわ!」
花陽「凛ちゃん、これなんの騒ぎですか? このたくさんのお客さん達は…?」
凛「今、伝説が生まれようとしてるんだにゃ!」
花陽「伝説?」
花陽「な、なんですかこの歓声!?」
凛「すごいにゃ! ついに定食ゾーンもこえたにゃーー!!」
真姫「見てるだけで何十回と胸やけしてたけど、我慢したかいがあったわ!」
花陽「凛ちゃん、これなんの騒ぎですか? このたくさんのお客さん達は…?」
凛「今、伝説が生まれようとしてるんだにゃ!」
花陽「伝説?」
54: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:40:55.98 ID:wWJZo5tv
希「………………」スッ
「うす!」
希「………………」チラ
希「……………ライス」
「ライス一丁!」
「はいよライス一丁!」
花陽「ライスだけを頼むあのお友達になれそうな人は?」
凛「ライスだけじゃないよかよちん、あの人このお店のメニューを全制覇目前なんだよ!」
真姫「最初は右端のラーメンからだったわ……」
花陽「え、ええ!?」
「うす!」
希「………………」チラ
希「……………ライス」
「ライス一丁!」
「はいよライス一丁!」
花陽「ライスだけを頼むあのお友達になれそうな人は?」
凛「ライスだけじゃないよかよちん、あの人このお店のメニューを全制覇目前なんだよ!」
真姫「最初は右端のラーメンからだったわ……」
花陽「え、ええ!?」
55: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:41:59.81 ID:wWJZo5tv
「もうわかってると思うが、あのお方はただのフードファイターじゃねぇ…」
花陽「て、店員さん?」
凛「すっかり仲良くなったにゃ」
「うちはもともとメニューにバリエーションがあるわけでもねえ普通の中華料理店だ」
花陽「は、はぁ……」
「それでも麺類、ご飯類、揚げ物、一品料理ときて、悪あがき程度に無駄に細かく分類された定食をも、あのお方の前じゃ無力だったのさ…」
真姫「もうこれは尊厳をかけた戦いなのよ」
花陽「そ、そんなに……」チラ
希「……………………」
花陽(なるほど……私にはわかります。あの人……タダ者……いえ、人に分類される次元を遥かに超越しています…)
花陽「て、店員さん?」
凛「すっかり仲良くなったにゃ」
「うちはもともとメニューにバリエーションがあるわけでもねえ普通の中華料理店だ」
花陽「は、はぁ……」
「それでも麺類、ご飯類、揚げ物、一品料理ときて、悪あがき程度に無駄に細かく分類された定食をも、あのお方の前じゃ無力だったのさ…」
真姫「もうこれは尊厳をかけた戦いなのよ」
花陽「そ、そんなに……」チラ
希「……………………」
花陽(なるほど……私にはわかります。あの人……タダ者……いえ、人に分類される次元を遥かに超越しています…)
56: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:42:54.16 ID:wWJZo5tv
花陽(まさかこの街に私以外のフードファイターが存在するとは……)
凛「かよちんどうしたにゃ?」
真姫「驚いてるんでしょ、あの食べっぷりを目にすれば当然だわ」
花陽「そ、そうだね…あはは」
花陽(今からじゃちょっとフェアじゃない……だけどいつか勝負してみたいですね……)ペロッ
凛「そうこう言ってるうちにライスも終わりにゃ!」
「あとちょっとだ、がんばれー!」
「ねーちゃんに賭けてるんだ、がんばってくれよ!」
「見届けるまで帰れねぇぜちくしょう!」
真姫「いつのまにかギャラリーもすごいわ」
凛「最初っから見てたのは凛達だよ」
真姫(正確には違うけど、まぁいいか)
凛「かよちんどうしたにゃ?」
真姫「驚いてるんでしょ、あの食べっぷりを目にすれば当然だわ」
花陽「そ、そうだね…あはは」
花陽(今からじゃちょっとフェアじゃない……だけどいつか勝負してみたいですね……)ペロッ
凛「そうこう言ってるうちにライスも終わりにゃ!」
「あとちょっとだ、がんばれー!」
「ねーちゃんに賭けてるんだ、がんばってくれよ!」
「見届けるまで帰れねぇぜちくしょう!」
真姫「いつのまにかギャラリーもすごいわ」
凛「最初っから見てたのは凛達だよ」
真姫(正確には違うけど、まぁいいか)
57: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:44:30.46 ID:wWJZo5tv
希「……………漬物」
「はいよ漬物ー!」
「こちらにぃー!」ドン
花陽(あのメニューを右端から順番に? なるほど、これは尋常ではありませんね…)
凛「かよちんが固まったにゃ」
真姫「それよりもあと少しよ、がんばれ~!」
花陽(ふむ、汁物にご飯もの……ここでペースを崩さす維持して、一品物で少し体勢を整える…)
希「………カリッ……ポリポリ………」
花陽(一見するときつそうな定食ゾーンですが、小分けされた物とお味噌汁のような汁物とで調節がききます…)
花陽(さすがにその種類の多さは恐るべきものがありますが、逆を言えばここで落ちなければいけそうです…)
花陽(名前も知らないフードファイターさん。あなたの活躍をしかと目に焼き付け、私はさらにその上のスピードを目指します!)クワッ
「はいよ漬物ー!」
「こちらにぃー!」ドン
花陽(あのメニューを右端から順番に? なるほど、これは尋常ではありませんね…)
凛「かよちんが固まったにゃ」
真姫「それよりもあと少しよ、がんばれ~!」
花陽(ふむ、汁物にご飯もの……ここでペースを崩さす維持して、一品物で少し体勢を整える…)
希「………カリッ……ポリポリ………」
花陽(一見するときつそうな定食ゾーンですが、小分けされた物とお味噌汁のような汁物とで調節がききます…)
花陽(さすがにその種類の多さは恐るべきものがありますが、逆を言えばここで落ちなければいけそうです…)
花陽(名前も知らないフードファイターさん。あなたの活躍をしかと目に焼き付け、私はさらにその上のスピードを目指します!)クワッ
58: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:45:25.88 ID:wWJZo5tv
希「……………」スッ
「はいよっ!」
凛「ついにきたにゃ……」
真姫「最後のゾーン……」
希「………………ビール」
花陽「最後の、ドリンクゾーンですね」
凛「かよちん」
花陽(最後の最後できつくのしかかりそうですが、ドリンクはかなり強引な押切が可能です…きっとあの人なら余裕でしょう)
真姫「それにしてもほんとすごいわよね。彼女、ここまでラーメンのスープと定食の味噌汁しかまともな水分をとっていないというのに」
花陽「なっ………!?」
「はいよっ!」
凛「ついにきたにゃ……」
真姫「最後のゾーン……」
希「………………ビール」
花陽「最後の、ドリンクゾーンですね」
凛「かよちん」
花陽(最後の最後できつくのしかかりそうですが、ドリンクはかなり強引な押切が可能です…きっとあの人なら余裕でしょう)
真姫「それにしてもほんとすごいわよね。彼女、ここまでラーメンのスープと定食の味噌汁しかまともな水分をとっていないというのに」
花陽「なっ………!?」
59: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:46:22.82 ID:wWJZo5tv
花陽「み、水など、飲まずにここまで…?」
凛「メニューにないものは何も口にしていないにゃ……」
花陽(な、なんてこと……私は彼女と同等の立場で状況を分析、さらにその上を目指すと…なんという傲りを……)フルフル
凛「かよちん、どうしたの?」
花陽「ど、どうもしてないよ……凛ちゃん……」
真姫「しかもここまですべてのメニューを一つあたり平均3分半、5分とかかっていないのよ」
花陽「………………」
凛「なんかもう、そういうふうに動く機械のようだにゃ」
花陽「は、はは……そうだね………」
希「……ゴクゴク………ンク……」
花陽(完敗です……名前も知らないフードファイターさん。調節のための水分も無しにここまでこれる自信が私には……ない…)
凛「メニューにないものは何も口にしていないにゃ……」
花陽(な、なんてこと……私は彼女と同等の立場で状況を分析、さらにその上を目指すと…なんという傲りを……)フルフル
凛「かよちん、どうしたの?」
花陽「ど、どうもしてないよ……凛ちゃん……」
真姫「しかもここまですべてのメニューを一つあたり平均3分半、5分とかかっていないのよ」
花陽「………………」
凛「なんかもう、そういうふうに動く機械のようだにゃ」
花陽「は、はは……そうだね………」
希「……ゴクゴク………ンク……」
花陽(完敗です……名前も知らないフードファイターさん。調節のための水分も無しにここまでこれる自信が私には……ない…)
60: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:47:13.98 ID:wWJZo5tv
希「………………」スッ
「ははっ!」ササッ
希「…………チューハイ」
「チューハイ!」
「はいっ!」ドン
凛「もう少しだにゃー!」
花陽「大丈夫です、あの人なら…」
真姫「ここまできたんだからつっぱしれ~!」
希「ゴクゴク……………っ……」ピタ
花陽「え?」
「ははっ!」ササッ
希「…………チューハイ」
「チューハイ!」
「はいっ!」ドン
凛「もう少しだにゃー!」
花陽「大丈夫です、あの人なら…」
真姫「ここまできたんだからつっぱしれ~!」
希「ゴクゴク……………っ……」ピタ
花陽「え?」
61: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:47:55.88 ID:wWJZo5tv
「と、止まった!?」
「まったくペースが崩れなかったねーちゃんがはじめて止まった!!」
「ま、まさか……!?」
凛「こ、ここで終わるの!!??」
真姫「そんなっ!」
希「…………………………」
花陽「ぁ……………」
希「…………ゴクゴク………」
「まったくペースが崩れなかったねーちゃんがはじめて止まった!!」
「ま、まさか……!?」
凛「こ、ここで終わるの!!??」
真姫「そんなっ!」
希「…………………………」
花陽「ぁ……………」
希「…………ゴクゴク………」
62: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:48:25.45 ID:wWJZo5tv
「う、動いた……」
「まったく、ヒヤヒヤしたぜ……」
凛「心臓に悪いにゃー…」
花陽「お、驚いたね」
真姫「焦らすじゃないのも~!」
希「……………」スッ
「へいっ!!」
「まったく、ヒヤヒヤしたぜ……」
凛「心臓に悪いにゃー…」
花陽「お、驚いたね」
真姫「焦らすじゃないのも~!」
希「……………」スッ
「へいっ!!」
63: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:49:09.47 ID:wWJZo5tv
凛「これはもう、伝説達成は間違いないにゃ」
真姫「そうね、残りはほんとに子供でも飲めるジュースばかり」
花陽「あの人にとってはもはやボーナスステージです」
真姫「じつはこっそり動画を撮ってたんだけど、あとで了承もらったらアップしたいわねぇ」
凛「さすがだにゃ真姫ちゃん」
花陽「そ、その動画私も見たいです!」
「お、おれも見たいぜねーちゃん!」
「わしも!」
「こっちにも!」
真姫「ヴェェ…」
真姫「そうね、残りはほんとに子供でも飲めるジュースばかり」
花陽「あの人にとってはもはやボーナスステージです」
真姫「じつはこっそり動画を撮ってたんだけど、あとで了承もらったらアップしたいわねぇ」
凛「さすがだにゃ真姫ちゃん」
花陽「そ、その動画私も見たいです!」
「お、おれも見たいぜねーちゃん!」
「わしも!」
「こっちにも!」
真姫「ヴェェ…」
64: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:50:03.22 ID:wWJZo5tv
凛「そうこうしているうちに……」
「コーラ、お待ちいぃ!!」ドン
希「…………………」
希「………コクコクコク………コクコクコク……」
凛「………………」
真姫「……………」
花陽「……………」
「……………」
「……………」
「コーラ、お待ちいぃ!!」ドン
希「…………………」
希「………コクコクコク………コクコクコク……」
凛「………………」
真姫「……………」
花陽「……………」
「……………」
「……………」
65: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:50:58.96 ID:wWJZo5tv
希「……ゴクッ…………」コトッ
「やっ………」
「「「やったああー!!!」」」
凛「すごいにゃ~!伝説達成だにゃ~!!」
花陽「私、ようやく師匠と呼ぶべき人に出会いました!!」
真姫「食べるって事だけでこんなにも人を感動させられるなんて……」
「おやっさん………俺…」
「ああ、おれらの完敗……いや、そもそも勝負にすらなってねぇ……すげーぜこの人は……」
「ねーちゃん最高だぜ!」
「いいもん見せてくれてありがとう!!」
「よ、よかったらこの後飲みにいかねーか?」
ワイワイ… ガヤガヤ…
希「……………………」
「やっ………」
「「「やったああー!!!」」」
凛「すごいにゃ~!伝説達成だにゃ~!!」
花陽「私、ようやく師匠と呼ぶべき人に出会いました!!」
真姫「食べるって事だけでこんなにも人を感動させられるなんて……」
「おやっさん………俺…」
「ああ、おれらの完敗……いや、そもそも勝負にすらなってねぇ……すげーぜこの人は……」
「ねーちゃん最高だぜ!」
「いいもん見せてくれてありがとう!!」
「よ、よかったらこの後飲みにいかねーか?」
ワイワイ… ガヤガヤ…
希「……………………」
66: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:51:45.08 ID:wWJZo5tv
希「………………」スッ
凛「え?」
花陽「へ?」
真姫「な?」
「…………!!?」
希「…………………」チラ
希「………………ラーメン」
凛「え?」
花陽「へ?」
真姫「な?」
「…………!!?」
希「…………………」チラ
希「………………ラーメン」
67: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:52:27.70 ID:wWJZo5tv
【SS】そこそこ有名な怖い&奇妙なお話し3つ
おわり
おわり
68: 名無しで叶える物語(どろえび) 2017/05/29(月) 19:52:40.29 ID:xNn8Td/5
無限ループってか
71: 名無しで叶える物語(庭) 2017/05/29(月) 19:56:04.45 ID:Ga/EeD2y
怖いのは知ってたけどフードファイターのやつって元ネタなんや?
72: 名無しで叶える物語(しか) 2017/05/29(月) 19:59:14.07 ID:wWJZo5tv
最後のは「世にも奇妙な物語」です
奇妙の中にもギャグっぽくするためにフードファイターうんぬんのワードがありますが
元ネタはただひたすら食って食って、周囲がザワついて盛り上がって歓声あがって最初にもどる
って内容です……確か……
奇妙の中にもギャグっぽくするためにフードファイターうんぬんのワードがありますが
元ネタはただひたすら食って食って、周囲がザワついて盛り上がって歓声あがって最初にもどる
って内容です……確か……
74: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2017/05/29(月) 20:04:37.21 ID:lRMtCy42
フードファイターのは原作にした漫画だと単なる食い逃げ犯らしいよ
和田アキ子のやつじゃない方はオチなしの奇妙な感じがよく出てた気がする
和田アキ子のやつじゃない方はオチなしの奇妙な感じがよく出てた気がする
76: 名無しで叶える物語(家) 2017/05/29(月) 20:44:30.58 ID:2A1EzvrI
マンションどういうこと?
IQ3しかないからよくわからんかった
IQ3しかないからよくわからんかった
78: 名無しで叶える物語(あら) 2017/05/29(月) 20:53:17.96 ID:ibEIdN9H
>>76
聞き込みに来た警察管が人殺しつまり人殺しが警察のふりしてて目撃者だったら殺してたっておち
聞き込みに来た警察管が人殺しつまり人殺しが警察のふりしてて目撃者だったら殺してたっておち
79: 名無しで叶える物語(家) 2017/05/29(月) 21:00:05.56 ID:2A1EzvrI
>>78
犯行は前日の夕方で
希とぶつかったのも大体その頃で
犯人が希に確認に来たのが翌日の早朝で
死体発見が翌日の昼間
犯人雑すぎない…?オチがあるとかではなく…?
犯行は前日の夕方で
希とぶつかったのも大体その頃で
犯人が希に確認に来たのが翌日の早朝で
死体発見が翌日の昼間
犯人雑すぎない…?オチがあるとかではなく…?
80: 名無しで叶える物語(あら) 2017/05/29(月) 21:06:09.68 ID:ibEIdN9H
>>79
もともと理解すると怖い話って言う奴だから深く考えてはいけない
下手したら殺されてたかもってのが怖いって話だから
もともと理解すると怖い話って言う奴だから深く考えてはいけない
下手したら殺されてたかもってのが怖いって話だから
77: 名無しで叶える物語(こんにゃく) 2017/05/29(月) 20:47:05.54 ID:9TX9hY8B
和田アキ子のはよく覚えてたわ
82: 名無しで叶える物語(禿) 2017/05/29(月) 21:26:55.95 ID:5Sxz4SqW
和田アキ子のやつは食堂の名前が松月だったな
83: 名無しで叶える物語(笑) 2017/05/30(火) 01:44:36.77 ID:i5imwNsc
一番初めのやつ鉄板かつオチが読めたけど、凄く怖かった
想像すると夜の山道って時点でダメだ怖すぎる
想像すると夜の山道って時点でダメだ怖すぎる
コメントする