1: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 14:56:23.83 ID:+jKotMjj
※注意
・キャラの口調に違和感有ります
・ほのうみ要素
・話は短い

2: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:00:54.60 ID:+jKotMjj
―ーー(放課後)教室―ーー

穂乃果「さあ授業も終わったし、練習!練習!」

ことり「うん!」

海未「私はこれから部活なので、これで失礼します。スクールアイドルの方は、少し遅れて参加します。申し訳ないのですが、またにこにそう伝えといて下さい」

穂乃果「うん、良いよ。部活、大変そうだね……」

ことり「弓道の大会が近いもんね……。」

穂乃果「穂乃果達は応援しかできないけど、頑張ってね!」

ことり「頑張ってね!海未ちゃん!」

海未「はい!応援ありがとうございます!それでは、部活にいってきます!」タタタ

ことり「海未ちゃん、頑張るなぁ……」

穂乃果「海未ちゃん……」

3: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:02:48.19 ID:+jKotMjj
ーーー屋上ーーー

にこ「今日も海未は、遅れて練習に参加するのね?わかったわ。」

にこ「それにしても、海未は頑張るわねぇ……。」

穂乃果「うん……。」

にこ「……どうしたのよ?元気無いわね」

穂乃果「海未ちゃんに、何かしてあげられないかなぁ……。穂乃果、応援しかできなかった……」

にこ「……仕方ないと思うわよ。弓道の試合に出るのは海未なんだし。穂乃果が出来る事は、応援しか無いのも無理ないと思うわ」

にこ「私が穂乃果と同じ立場だったら、同じく応援ぐらいしか出来なかったと思うわ……。」

にこ「だから、そんなに思い詰める事は無いわよ」

穂乃果「うん……」

にこ「よし!ラブライブに向けて練習するわよ!」

穂乃果「(海未ちゃんの為に、穂乃果は何も出来ないのかなぁ……)」

4: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:06:50.95 ID:+jKotMjj
―ーー弓道場―ーー

海未「……」キリキリ…

海未「……」パッ

スタンッ!

海未「……」キリキリ…

海未「……」パッ

スタンッ!

海未「ふぅ……」

海未「(的に命中したのは……、十本中、六本ですか……)」

海未「(どうも今日は、調子が悪いですね……)」

海未「(……大会には、いくつもの強豪校が出場すると聞いています。私は、そんな強豪達に畏縮しているのでしょうか?)」

海未「(このままの調子では、大会に優勝出来るかどうか……)」

海未「(……はっ!いけません!弱気になっては!)」

海未「(集中しなさい!園田海未!)」

海未「(今、私がするべき事は練習です!ただひたすらに、練習あるのみです!!)」

海未「(私達は、絶対に負けません!)」

5: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:08:35.89 ID:+jKotMjj
―ーー穂乃果の家・居間ーーー

穂乃果「(海未ちゃんは、いつも穂乃果を助けてくれた……)」

穂乃果「(だから、今度は穂乃果が海未ちゃんの助けになりたい……)」

穂乃果「(でも、穂乃果に何が出来るんだろう……)」

穂乃果「(応援する以外に、穂乃果が出来る事は……)」

雪穂「(お姉ちゃん、ご飯が全然進んでないけど……。何か考え事でもしてるのかな?)」汗

穂乃果の母「……」汗

穂乃果の父「……」汗

7: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:10:55.51 ID:+jKotMjj
―ー―穂乃果の部屋―――

穂乃果「うう……、良い案が全然思い付かないよ~~」ウルウル

コンコン ガララ……

雪穂「お姉ちゃん、おやつ持って来たよ……って、まだ考え事してたの?」

穂乃果「ふえ?雪穂?」

雪穂「晩御飯の時もそうだけど、何か考え事でもしてたの?」

穂乃果「う、うん……」

雪穂「何を考えてたの?」

穂乃果「えっ……、えーと……」

雪穂「……まあ、言いたくないなら別にいいけど」

雪穂「あっ!おやつ持って来たから、テーブルに置いとくね」

穂乃果「今日のおやつは、何かな?」

雪穂「お饅頭」

8: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:16:47.95 ID:+jKotMjj
穂乃果「え~!昨日もお饅頭じゃん!あんこ飽きたー―っ!!」

雪穂「じゃあ、私がお姉ちゃんの分も貰うけど……」

穂乃果「別に食べないって言ってないよ――!」プンスコ

雪穂「はいはい」

穂乃果「もう……。ん?」

穂乃果「(お饅頭……)」

雪穂「お姉ちゃん?」

穂乃果「これだ!」バンッ

雪穂「!?」ビクッ

穂乃果「お父さ―ーーん!!」タタタ

雪穂「な……何?」

9: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:19:24.94 ID:+jKotMjj
―ーー穂乃果の家・居間ーーー

ドタドタドタ……

穂乃果の父「……」ズズズ(お茶を飲んでる)

ガラララ バンッ!

穂乃果「お父さん!!」

穂乃果の父「!!?」ビクッ

穂乃果「お願いがあるの!!」

穂乃果の父「?」

10: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:21:56.16 ID:+jKotMjj
―ーー(数日後)放課後・教室ーーー

海未「私は部活動が有りますので、先に失礼します」

ことり「うん!部活頑張って!」

海未「はい!」

ことり「それじゃあ、穂乃果ちゃん♪今日は、アイドル活動がお休みだから一緒に帰ろ♪」

穂乃果「ごめんね、ことりちゃん……。今日も穂乃果は、用事があるから急いで帰らないといけないんだ」

ことり「ピィ!?また!?」

穂乃果「だから穂乃果は、先に帰るね!」タタタ

ことり「ああ!ハノケチャ~ン!」

海未「ここのところ穂乃果は、一人で先に帰る事が多いですね……。穂乃果の用事とは何でしょうか……?」

11: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:24:19.33 ID:+jKotMjj
―ーー穂乃果の家・調理場ーーー

穂乃果「お父さん、今日もお願いします!」

穂乃果の父「……」コクリ

穂乃果「よーし、頑張るぞ~~!!」

穂乃果「(海未ちゃん!楽しみに待っててね!)」

12: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:26:50.33 ID:+jKotMjj
―ーー弓道場―ーー

海未「……」キリキリ…

海未「……」パッ

スタンッ!

海未「……」キリキリ…

海未「……」パッ

スタンッ!

海未「くっ……」汗

海未「(十本中、五本だけが的に命中……)」

海未「(まだ、調子は戻りませんか……)」

海未「(それでも……、練習あるのみです!)」

16: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:37:13.42 ID:+jKotMjj
―ーー(弓道の大会当日)海未の家・玄関前ーーー

海未「はぁ……」

海未「(結局、練習をしても調子が戻りませんでした……)」

海未「もう……、やぶれかぶれです!」

?「海未ちゃん!」

海未「!穂乃……果?」

穂乃果「良かった~~、間に合った!」

海未「一体、どうしたのですか?こんなに早く……。何か私に用ですか?」

穂乃果「うん!海未ちゃんが大会へ向かう前に、どうしてもこれを食べて欲しくて……」

海未「これは……、穂むら名物『穂むらまんじゅう』!」

穂乃果「海未ちゃんは、ほむまんが大好きなんだよね!」

海未「これを私に食べて欲しいのですか?」

穂乃果「うん!さあ、食べて!」

海未「私の為に作って来てくれたのですから、ありがたくいただきましょう」

海未「……」モグモグ

海未「(味がいつもと違う?でも、不思議です……。何故だか、身体と心が軽くなっていく感じがします……)」

穂乃果「ど、どうかな?味の方は?」ドキドキ

17: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:39:11.45 ID:+jKotMjj
海未「……このほむまん……」

海未「いつもと味が、ほんの少しですが違いますね……」

穂乃果「も、もしかして……、美味しくなかったかな?」

海未「いえ。美味しいですよ。ただ、いつも食べているほむまんとは、味が少し違う事が気になったもので……」

穂乃果「そっか……。でも、良かった~~!美味しいって言ってくれて!」

海未「穂乃果。このほむまんは一体、誰が作ったのです?穂乃果の父上が作った物ではありませんね?」

穂乃果「ふふ、すごいなぁ……、海未ちゃんは」

18: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:41:18.52 ID:+jKotMjj
穂乃果「この、ほむまんは穂乃果が作ったんだよ」

海未「穂乃果が作った物でしたか……。でも、どうして……」

穂乃果「穂乃果は、いつも海未ちゃんに助けてもらっているでしょ?だから、今度は穂乃果が海未ちゃんを助けたくて……」

穂乃果「海未ちゃんに美味しい物を作ってあげる事で、助けになるかなと思ったんだ……。」

穂乃果「それで穂乃果はお父さんに、海未ちゃんが大好きな『穂むらまんじゅう』の作り方を指導してもらったの」

穂乃果「でも結局は、お父さんと同じ味のお饅頭は作れなかったけどね……」

海未「なるほど。穂乃果が一人で先に帰る事があったのは、それが理由でしたか……」

穂乃果「黙っててごめんね?海未ちゃんを驚かせたかったんだ」

20: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:46:33.83 ID:+jKotMjj
海未「ふふ、気にしてはいませんよ」

海未「……穂乃果」

穂乃果「?」

海未「……」モッギュー

穂乃果「!う、海未ちゃん……?///」

海未「ありがとうございます。私の為に、お饅頭を作ってくれて……」

穂乃果「えへへ。海未ちゃん!大会優勝してね!」

海未「はい!」

海未「(不思議です……。弓道の練習をしていた時は、優勝できるのか不安だったのに……。今は、そんな不安がありません)」

海未「(今なら大会に優勝できそうな、そんな自信に満ちあふれています!)」

海未「(普段の私なら、こんな自信に満ちあふれたりしないでしょうね……)」

海未「(きっと、穂乃果が作った『ほむまん』のおかげかもしれません……)」

海未「それでは、行ってきます!」

穂乃果「海未ちゃん!大会頑張ってね!ファイトだよ!!」

穂乃果「(そして……、海未ちゃん達は見事に、大会で優勝しました)」

21: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:49:01.61 ID:+jKotMjj
―ーー(数日後)学校・教室ーーー

海未「穂乃果」

穂乃果「なーに?海未ちゃん!」

海未「図々しいお願いかもしれませんが……。また、あの『ほむまん』を作って貰えないでしょうか?その……、好きになってしまったんです……。穂乃果が作った『ほむまん』が……///」

穂乃果「そっか……。嬉しいな、海未ちゃんに気に入ってもらえて……」

穂乃果「良いよ!また作るよ!前よりも美味しくね!」

海未「ありがとうございます!楽しみにしています!」

穂乃果「うん!楽しみに待っててね!海未ちゃん!!」






おわり

22: 名無しで叶える物語(広西チワン族自治区)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:49:49.60 ID:+jKotMjj
読んでいただき、ありがとうございます!

23: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 15:56:29.63 ID:WNN/oMvY

やっぱりこういう日常ものもいいんだよなぁ

24: 名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 16:05:44.82 ID:/fh7O36w
支え合うほのうみはいいものだよな…おつおつ

25: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2017/04/16(日) 16:11:03.03 ID:s0gFS8ih
ほのうみ素晴らしかった
乙です