1: ほのにこもどき キャラ崩壊あるかも(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:40:20.64 ID:NPuVWu0Q
海未「練習前に皆さんに伝えたいことがあるのですが、少し時間をもらってもよろしいですか?」

ある日の朝練前、にこたちみんなが集まったところで珍しく海未からそんなことを言われたの

絵里「あら、どうしたの?」

にこ「私的なことなら手短にね 練習時間なくなっちゃうし」

海未「もちろんです」

海未「実は…… 私とことりは昨日からお付き合いをさせていただくことになりました///」

2: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:41:11.16 ID:NPuVWu0Q
のぞにこえりまきりんぱな『ふーん……』

のぞにこえりまきりんぱな『……エーーーーーーッ!?』

穂乃果「ッ……!?」

にこ(……穂乃果?)

3: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:41:42.83 ID:NPuVWu0Q
絵里「……なんというか、突然ね」

凛「いつから好きだったの?」

ことり「私は小学校3年生ぐらいかなぁ」

花陽「海未ちゃんは?」

海未「こういうことは二人だけの秘密です///」

希「もしかして言えないような恥ずかしいきっかけだったりするん?」ニヤニヤ

ことり「あながち間違ってはないかもねぇ」ニコニコ

海未「ことりっ!?///」

4: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:42:17.09 ID:NPuVWu0Q
穂乃果「まあまあ、海未ちゃん困ってるしここまでにしておこうよっ」

穂乃果「……改めて二人ともおめでとうっ!」

ことうみ『穂乃果(ちゃん)ありがとう(ございます)!』

穂乃果「それじゃあ時間もないんだし朝練始めようよっ!」

絵里「それもそうね 二人をいじるのはまた放課後にしましょう」ニヤニヤ

にこ(さっきの穂乃果の反応はなんだったんだろ……?)

にこ(何もなかったらいいんだけど……)

5: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:42:44.62 ID:NPuVWu0Q
あの日から数日たったけと穂乃果はいつも通り

……いや、いつも以上に張り切っているように見えたわ

普通に考えれば普段通りのあいつなのかもしれないけど……

でもあの時のあいつを見た私には、無理して明るく振舞ってるんじゃないかって思えるのよね……

海未とことりから呼び出されたのはそんなことを考えている時だったの

6: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:43:51.26 ID:NPuVWu0Q
海未「急に呼び出してしまってすみません」

にこ「そうよ…… それでにこを呼び出してどうしたのよ?」

にこ「相談事なら絵里や希のほうが適任なんじゃないの?」

海未「最近あの2人は生徒会で忙しそうですし、あまり負担をかけさせたくないのです」

にこ「……にこは忙しそうに見えないってわけ?」

ことり「そ、そうじゃないよ?」

ことり「にこちゃんはアイドル部の部長だし海未ちゃんも頼りになるって思ってるから相談したんだよ?」

にこ「……それならいいわ それで相談ってなんなのよ?」

7: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:44:49.04 ID:NPuVWu0Q
海未「……最近穂乃果の様子が変なんです」

にこ「そう……? 確かに最近はいつも以上に張り切ってるけど」

にこ「それは悪いことではないでしょ?」

海未「それはそうなんですが……」

ことり「実はね、それだけじゃないんだ……」

にこ「どういうことよ……?」

8: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:45:26.33 ID:NPuVWu0Q
ことり「最近穂乃果ちゃんが私たち二人に対して気を使いすぎてるの……」

海未「過剰に使いすぎているというか、少し避けられているようにも感じます……」

海未「私たちは普段通りでいいと言っているのですが……」

にこ「……穂乃果があんたたちの言うことを聞かないってよっぽどのことね……」

にこ「二人の時間を多く取らせてあげようっていうお節介だったらそれまでなんだけど……」

にこ「あんたたちは何か心当たりはあるの?」

9: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:46:01.22 ID:NPuVWu0Q
海未「……おそらく私たちが付き合うことになったことを穂乃果に伝えそびれた事が原因かもしれません」

にこ「……どうして穂乃果に伝えなかったの?」

にこ「あんたたちなら真っ先に穂乃果に話すと思ってたんだけど?」

ことり「夜中に告白したから朝一番に穂乃果ちゃんに報告しようとしたんだけど……」

海未「穂乃果が遅刻したので話す間もなく朝練に向かったのです」

海未「今思うと少し遅刻してでもあの時話しておくべきでした……」

にこ「そうね…… あんたたちには留学の件もあるから話しておくべきだったかもしれないわね」

11: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:46:41.85 ID:NPuVWu0Q
にこ「……それであんたたちはどうしたいのよ?」

にこ「あんたたちは恋人になったんだし穂乃果と疎遠になるのも仕方ないんじゃないの?」

ことり「……わたしは昔みたいに穂乃果ちゃんとも仲良くしたいよっ!」

海未「私もです!」

海未「ことりは恋人で一番大切な人ですけど、だからといって穂乃果との関係を捨てるなんてことはできません!」

にこ「……それなら三人で話し合うしかないわね」

にこ「一応私からもそれとなく穂乃果から聞いてみるわ」

ことうみ『にこ(ちゃん)、ありがとう(ございます)」

にこ「いいのよ、後輩の悩みを聞くのも先輩の役目だしね」

12: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:47:21.30 ID:NPuVWu0Q
引き受けたのはいいけどあいつってみんなの前では話してくれなさそうよね……

普通に呼び出しても警戒されそうだし……

どうしたものかしら……

それから数日後、PV編集をしていて遅くまで残っていた日の帰り道の河原であいつを見かけたの

15: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:47:57.61 ID:NPuVWu0Q
にこ(あれは穂乃果じゃない こんな時間に何してるのかしら……?)

にこ「……穂乃果?」

穂乃果「あっ、にこちゃんだ こんな時間にどうしたの?」

にこ「PVの編集よ あんたこそこんな時間にどうしたのよ?」

穂乃果「ちょっと風に当たりたくなってね」エヘヘ

16: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:48:33.71 ID:NPuVWu0Q
にこ「……最近あんた、無理してない?」

穂乃果「……そんなことないよ?」

穂乃果「どうしてそんなこと聞くの?」

にこ「……海未とことりが付き合うって言った時、あんた一瞬だったけど動揺してたでしょ?」

にこ「その日からあんたは無理して明るく振舞っているようにしか見えないのよ……」

にこ「私の思い違いだったらいいんだけどね……」

17: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:49:11.62 ID:NPuVWu0Q
穂乃果「そっか、にこちゃんには気づかれてたんだね……」

穂乃果「誰にも気づかれてないって思ってたのになぁ……」

にこ「やっぱり無理してたのね……」

にこ「ことりと海未からもあんたから避けられてるように感じるって相談されてるのよ?」

穂乃果「それは仕方ないよ……」

穂乃果「私だって素直に二人を祝ってあげたいよ……」

穂乃果「でもね、ずっと一緒だった二人が何も言ってくれなかったのがショックだったんだ……」

穂乃果「このままじゃふたりにひどいことを言っちゃうって思っちゃってね……」

18: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:49:42.47 ID:NPuVWu0Q
にこ「でもあんたは辛くないの? 誰かに相談したらいいじゃない」

穂乃果「だってみんなに迷惑かけちゃうし……」

穂乃果「穂乃果はね、μ'sのリーダーなのにできることが少ないから……」

穂乃果「できることはみんなの前で明るく元気に振舞うことだけなんだよ……」

穂乃果「だからどんなに辛いことがあってもみんなの前では元気でいなくちゃならないんだよ……」

19: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:50:17.24 ID:NPuVWu0Q
にこ「……あんたは自分自身のことを低く見すぎよ」

にこ「私たちメンバー全員ね、あんたに救われてるのよ?」

にこ「それにあんたは他の人が迷惑をかけたり苦しむぐらいなら自分が一人で抱え込んで苦しんだほうがマシって思ってるみたいだけどね……」

にこ「でもそれってあんたはずっと苦しむだけじゃない……」

にこ「あんたがずっと苦しんでるのを見るほうが私たちはよっぽど辛いし迷惑よ」

穂乃果「わかってるよ…… だから隠してるんだし……」

にこ「隠しきれてないじゃない」

にこ「当事者の海未やことりはともかく私に気づかれてるじゃない」

20: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:50:47.97 ID:NPuVWu0Q
にこ「あんたは普段人を頼ることが多いくせに、こういう時にはひとりで抱え込もうとするのが悪い癖ね」

にこ「あんたはもっと私たちを頼ってもいいのよ?」

にこ「あんたに頼られて迷惑なんで思ってる人はμ'sにはいないんだから」

穂乃果「……でも」

にこ「全く…… それでも不安なら私を頼りなさいよ」

にこ「少なくても私はあんたに頼られるのは嫌いじゃないわよ?」

にこ「だからあんたはもっと自分のことを大事にしなさい!」

にこ「みんなあんたのことを大切におもってるんだから」

穂乃果「にこちゃん…… ありがとう」グスッ

21: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:51:17.02 ID:NPuVWu0Q
にこ「……それとね、あんたはあの二人と話し合いなさいよ?」

にこ「そうしたら状況はきっといい方向に向かっていくわよ」

穂乃果「うん、にこちゃんに勇気もらったし行ってくるよ!」

穂乃果「にこちゃん、本当にありがとうね!」

穂乃果「大好きだよっ!」

にこ「分かったから行ってきなさいよ」クスッ

22: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:52:10.14 ID:NPuVWu0Q
次の日三人が仲良く歩いてる姿を見てほっとしたわ

きっとあの後三人で話し合って誤解が解けたのだろう

やっぱりあの三人は一人でも欠けたらなにか足りないのよね

これでいつもの日常に戻るかと思ったんだけど……

23: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:52:46.07 ID:NPuVWu0Q
穂乃果「にこちゃーん!」モギューッ

にこ「だーっ! 暑いって言ってるじゃない!」

穂乃果「だってにこちゃんが好きなんだもん!」

にこ「あ、あんたは何言ってんのよ!?///」

あの日以降、あいつの私に対するスキンシップが多くなったり二人でいる時間が増えたりしたの

そんなこともあってか私があいつを意識しだすのはそう遠くないお話

24: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:53:38.36 ID:NPuVWu0Q
おしまい

25: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:55:15.13 ID:NPuVWu0Q
次回はもっとうまく書きたいにこぉ……
一部キャラの扱いひどくてすみませんでした

26: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:56:13.43 ID:GwB6I1k/
悪くない
読ませて頂いた

27: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/06/02(木) 23:57:18.15 ID:D9htr+ul
まだまだあらけずりだが光るものがある

31: 名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/ 2016/06/03(金) 08:25:28.50 ID:9aw4OuoG
告白シーンはよ