1: :2016/04/17(日) 20:25:23.02 ID:
aquorsのss2作目です。前作の水泳大会のssも読んで頂ければ幸いです。今回のssの時制は1年生組が入学する前の春休みあたりを想定しています。
2: :2016/04/17(日) 20:26:28.24 ID:
??「次のターゲットは…」
??「黒澤ルビィ、15歳。ダイヤという姉を持ち、性格はーー」
??「へぇ、なかなか面白そうな子じゃない?」
??「腕がなるわね」
??「今回あなたはサポート役よ?ーーからはあなたに任せるけど…」
??「OK、わかってるわ」
??「ミッション、スタートよ」
??「黒澤ルビィ、15歳。ダイヤという姉を持ち、性格はーー」
??「へぇ、なかなか面白そうな子じゃない?」
??「腕がなるわね」
??「今回あなたはサポート役よ?ーーからはあなたに任せるけど…」
??「OK、わかってるわ」
??「ミッション、スタートよ」
3: :2016/04/17(日) 20:29:40.78 ID:
~黒澤家~
prrrprrr
花丸『こちら、花丸』
ルビィ「マルちゃん、今から遊ぼ~?」
花丸『ルビィちゃん、家に行けばいい?』
ルビィ「うん、待ってるね~!」ガチャ
ルビィ「マルちゃんが来る前に、おやつタイム! 冷蔵庫オープン!」
ルビィ「プリン発見! 消費期限は今日! 急いで食べなきゃ!」
ルビィ「いただきま~す」
prrrprrr
花丸『こちら、花丸』
ルビィ「マルちゃん、今から遊ぼ~?」
花丸『ルビィちゃん、家に行けばいい?』
ルビィ「うん、待ってるね~!」ガチャ
ルビィ「マルちゃんが来る前に、おやつタイム! 冷蔵庫オープン!」
ルビィ「プリン発見! 消費期限は今日! 急いで食べなきゃ!」
ルビィ「いただきま~す」
4: :2016/04/17(日) 20:31:12.32 ID:
ルビィ「はぁ~♪ 幸せ~」
ルビィ「ん?プリンの底に何か書いてある」
プリンの底「ダイヤ」
ルビィ「!! このプリンお姉ちゃんのだったんだ…。 底に書いてあるからカラメルと同化して見えなかったよ~」ビエーン
ガチャ
ダイヤ「ただいま帰りましたわ」
ルビィ「!!」ビクッ
ダイヤ「あら、ルビィ。 何を食べているの? って…」
ルビィ「あわわわ…」
ルビィ「ん?プリンの底に何か書いてある」
プリンの底「ダイヤ」
ルビィ「!! このプリンお姉ちゃんのだったんだ…。 底に書いてあるからカラメルと同化して見えなかったよ~」ビエーン
ガチャ
ダイヤ「ただいま帰りましたわ」
ルビィ「!!」ビクッ
ダイヤ「あら、ルビィ。 何を食べているの? って…」
ルビィ「あわわわ…」
5: :2016/04/17(日) 20:37:15.03 ID:
ダイヤ「わたくしのプリンじゃない!! 名前も書いてあったはずなのにどうして…」
ルビィ「(底に名前書くお姉ちゃんが悪いんだもん…)」
ダイヤ「ルビィ! 黙ってないで答えなさい!」
ルビィ「…」ダッ
ダイヤ「こら! どこへ行く気? 待ちなさい!」
ルビィ「お姉ちゃんなんか……うわーーーん!!」
ダイヤ「ルビィィィィーーー!!」
ダイヤ「行ってしまいましたわ」
ダイヤ「まあ、門限までには帰ってくるでしょう。 帰ってきたらお説教ですわね」
ルビィ「(底に名前書くお姉ちゃんが悪いんだもん…)」
ダイヤ「ルビィ! 黙ってないで答えなさい!」
ルビィ「…」ダッ
ダイヤ「こら! どこへ行く気? 待ちなさい!」
ルビィ「お姉ちゃんなんか……うわーーーん!!」
ダイヤ「ルビィィィィーーー!!」
ダイヤ「行ってしまいましたわ」
ダイヤ「まあ、門限までには帰ってくるでしょう。 帰ってきたらお説教ですわね」
6: :2016/04/17(日) 20:38:56.87 ID:
ピンポーン
ダイヤ「あら? もう帰ってきたのかしら?」
『ルビィちゃん、遊びにきたずら~』
花丸「(いつ来ても大きい家だなぁ)」
ダイヤ「あなたは確かルビィの友達の…花丸さん、でしたわね。 どうぞ上がってくださいまし」
花丸「おじゃましまーす、ってアレ? ルビィちゃーん?」
ダイヤ「ルビィに何か用?」
花丸「オラ、ルビィちゃんと遊ぶ約束をしてたんだけど…」
ダイヤ「そう…。 実は…」
ダイヤ「あら? もう帰ってきたのかしら?」
『ルビィちゃん、遊びにきたずら~』
花丸「(いつ来ても大きい家だなぁ)」
ダイヤ「あなたは確かルビィの友達の…花丸さん、でしたわね。 どうぞ上がってくださいまし」
花丸「おじゃましまーす、ってアレ? ルビィちゃーん?」
ダイヤ「ルビィに何か用?」
花丸「オラ、ルビィちゃんと遊ぶ約束をしてたんだけど…」
ダイヤ「そう…。 実は…」
7: :2016/04/17(日) 20:39:47.75 ID:
ダイヤ「…というわけでルビィは今いませんの」
花丸「(どうしようもない姉妹だなぁ…)」
ダイヤ「貴方はどうします?」
花丸「頭が冷えたらすぐに帰ってくるだろうし、待たせてもらうずら」
ダイヤ「それがいいわ」
花丸「(どうしようもない姉妹だなぁ…)」
ダイヤ「貴方はどうします?」
花丸「頭が冷えたらすぐに帰ってくるだろうし、待たせてもらうずら」
ダイヤ「それがいいわ」
8: :2016/04/17(日) 20:41:21.22 ID:
ルビィ「はぁ…はぁ…」
ルビィ「(うぅ…。 逃げてきちゃった… お姉ちゃん今ごろカンカンだろうなぁ、帰りたくないなぁ…)」
??「あら?」
ルビィ「え?」
??「あなた今1人なの?」
ルビィ「そうですけど…どちらs「ちょうどよかったわ! 今から私と旅しない? 悪いようにはしないから」
ルビィ「でも、そんな急には…」
??「んー、細かいことはいいのよ~。 さぁ、いきましょいきましょ!」
ルビィ「あれーー」ズルズル
ルビィ「(うぅ…。 逃げてきちゃった… お姉ちゃん今ごろカンカンだろうなぁ、帰りたくないなぁ…)」
??「あら?」
ルビィ「え?」
??「あなた今1人なの?」
ルビィ「そうですけど…どちらs「ちょうどよかったわ! 今から私と旅しない? 悪いようにはしないから」
ルビィ「でも、そんな急には…」
??「んー、細かいことはいいのよ~。 さぁ、いきましょいきましょ!」
ルビィ「あれーー」ズルズル
9: :2016/04/17(日) 20:49:41.40 ID:
~数時間後~
ダイヤ「おかしいですわ…」イライラ
花丸「(うわぁ…めっさキレてる…)」
ダイヤ「今まで門限の17時を破ることなんてなかったのに…」
花丸「(完全に帰るタイミング逃した…)」
ダイヤ「貴方はこの状況をどう分析するかしら?」
花丸「とりあえず電話でもかけてみればいいんじゃ…」
ダイヤ「名案ね」
花丸「(この人大丈夫かなぁ)」
ダイヤ「おかしいですわ…」イライラ
花丸「(うわぁ…めっさキレてる…)」
ダイヤ「今まで門限の17時を破ることなんてなかったのに…」
花丸「(完全に帰るタイミング逃した…)」
ダイヤ「貴方はこの状況をどう分析するかしら?」
花丸「とりあえず電話でもかけてみればいいんじゃ…」
ダイヤ「名案ね」
花丸「(この人大丈夫かなぁ)」
10: :2016/04/17(日) 21:35:57.63 ID:
ダイヤ「ピポパっと」
ルビスマホ「♪サー ヒュメヲー カーナエルノハ」
ダイまる「!!」
ダイヤ「そういえばルビィは着の身着のまま飛び出していきましたわ」
花丸「そ…そんなぁ…」
ダイヤ「こうしてはいられません。 少し外を見てきます。 どうせ帰りづらくてその辺をブラブラしていることでしょうし。 全く手のかかる妹ですわ」
ルビスマホ「♪サー ヒュメヲー カーナエルノハ」
ダイまる「!!」
ダイヤ「そういえばルビィは着の身着のまま飛び出していきましたわ」
花丸「そ…そんなぁ…」
ダイヤ「こうしてはいられません。 少し外を見てきます。 どうせ帰りづらくてその辺をブラブラしていることでしょうし。 全く手のかかる妹ですわ」
11: :2016/04/17(日) 21:36:20.89 ID:
花丸「(ルビィちゃん愛されてるなぁ)」
ダイヤ「貴方はもしルビィが帰ってきたときのために家に残ってくださいまし。 帰ってきたら、すぐ連絡を頂戴」
花丸「わ…わかったずら」
花丸「(ルビィちゃん早く帰ってきて~!)」
ダイヤ「(さて、どこから探しましょう。 近くにいればいいのだけど…)」
ダイヤ「貴方はもしルビィが帰ってきたときのために家に残ってくださいまし。 帰ってきたら、すぐ連絡を頂戴」
花丸「わ…わかったずら」
花丸「(ルビィちゃん早く帰ってきて~!)」
ダイヤ「(さて、どこから探しましょう。 近くにいればいいのだけど…)」
12: :2016/04/17(日) 21:37:11.07 ID:
~数時間前~
ガタンゴトン
ルビィ「…!」パチッ
??「あら、お目覚めね」
ルビィ「…ここはどこ?」
??「見ればわかるじゃない。 電車の中よ」
ルビィ「そんな! 電車代なんて…ルビィ何も持ってないよ~~」
??「お金のことなら心配しないで? こっちが付き合わせちゃってるようなものだし」
ルビィ「あ、ありがとう…」
??「ふふっ。 さて、そろそろ目的の駅に着くわよ」
ガタンゴトン
ルビィ「…!」パチッ
??「あら、お目覚めね」
ルビィ「…ここはどこ?」
??「見ればわかるじゃない。 電車の中よ」
ルビィ「そんな! 電車代なんて…ルビィ何も持ってないよ~~」
??「お金のことなら心配しないで? こっちが付き合わせちゃってるようなものだし」
ルビィ「あ、ありがとう…」
??「ふふっ。 さて、そろそろ目的の駅に着くわよ」
13: :2016/04/17(日) 21:37:40.77 ID:
??「この駅から直進したところに… 見えたわ! アレが外宮よ!」
ルビィ「神社?」
??「一度来てみたかったのよね~! 太陽の神様を祀ってるなんて私にぴったりじゃない?」
ルビィ「?」
??「さ、外宮を参拝したところで、次はバスで内宮に行くわよ!」
ルビィ「こことは違うとこ?」
??「えぇ、もっと神様に近いところよ」
ルビィ「す…すごそう!」
??「ふふっ、神様アタックです! なんて言うのかしら?」
ルビィ「神社?」
??「一度来てみたかったのよね~! 太陽の神様を祀ってるなんて私にぴったりじゃない?」
ルビィ「?」
??「さ、外宮を参拝したところで、次はバスで内宮に行くわよ!」
ルビィ「こことは違うとこ?」
??「えぇ、もっと神様に近いところよ」
ルビィ「す…すごそう!」
??「ふふっ、神様アタックです! なんて言うのかしら?」
14: :2016/04/17(日) 21:38:08.06 ID:
ルビィ「人がすごいたくさん…」
??「ここはおかげ横丁ね。 色んな出店があって活気があるわね~」
ルビィ「…」グゥー
??「そろそろお昼にしましょ! 移動に5時間かかってもうこんな時間だし!」
ルビィ「でも、ルビィ…」
??「何でも好きなものを食べましょ? 色々あって迷っちゃうわ~」
ルビィ「!! ルビィはスイートポテトが食べたい!」
??「ここはおかげ横丁ね。 色んな出店があって活気があるわね~」
ルビィ「…」グゥー
??「そろそろお昼にしましょ! 移動に5時間かかってもうこんな時間だし!」
ルビィ「でも、ルビィ…」
??「何でも好きなものを食べましょ? 色々あって迷っちゃうわ~」
ルビィ「!! ルビィはスイートポテトが食べたい!」
15: :2016/04/17(日) 21:40:10.00 ID:
??「いやぁ~、おいしかったわ!」
ルビィ「あの、ありがとう…」
??「いいのよ。 さぁ、日も暮れてきたしホテルに行かないと」
ルビィ「えっ? 帰るんじゃないの?」
??「今から帰ろうとすると着くのは朝10時くらいかしら? どっちにしろ今日中には無理ね」
ルビィ「そんな…もしかしてここって静岡じゃないの?」
??「うふふ…ここはね……」
「三重県よ」
ルビィ「あの、ありがとう…」
??「いいのよ。 さぁ、日も暮れてきたしホテルに行かないと」
ルビィ「えっ? 帰るんじゃないの?」
??「今から帰ろうとすると着くのは朝10時くらいかしら? どっちにしろ今日中には無理ね」
ルビィ「そんな…もしかしてここって静岡じゃないの?」
??「うふふ…ここはね……」
「三重県よ」
16: :2016/04/17(日) 22:13:29.35 ID:
~内浦~
ダイヤ「(どこにもいませんわね… 行きそうな所は全て見回ったというのに…)」
ダイヤ「おや? あれは…」
千歌「ここが新しく出店したパスタ屋さんだよ! 入ってみようよ!」
果南「まぁ、慌てなさんな」
曜「おーなーかーすーいたー」
千歌「ほら、曜ちゃんもこう言ってるし!」
果南「んーいいけど、こんなオシャレなお店千歌に合うかなぁ…?」
千歌「ヒドい!!」
ダイヤ「(どこにもいませんわね… 行きそうな所は全て見回ったというのに…)」
ダイヤ「おや? あれは…」
千歌「ここが新しく出店したパスタ屋さんだよ! 入ってみようよ!」
果南「まぁ、慌てなさんな」
曜「おーなーかーすーいたー」
千歌「ほら、曜ちゃんもこう言ってるし!」
果南「んーいいけど、こんなオシャレなお店千歌に合うかなぁ…?」
千歌「ヒドい!!」
17: :2016/04/17(日) 22:14:12.52 ID:
果南「たくさん食べたいならお向かいにあるうどん屋さんの方がいいよ」
千歌「果南ちゃんのいじわるー!」
ダイヤ「そこのお方々」
曜「ん?」
千歌「誰だろ、あの人?」
果南「ウチの学校の生徒会長だよ」ボソッ
千歌「なんと!!」
千歌「果南ちゃんのいじわるー!」
ダイヤ「そこのお方々」
曜「ん?」
千歌「誰だろ、あの人?」
果南「ウチの学校の生徒会長だよ」ボソッ
千歌「なんと!!」
18: :2016/04/17(日) 22:14:33.86 ID:
ダイヤ「見ず知らずの方にご無礼を承知で頼みたいことがあるのですが…」
千歌「えー、何なに?」
曜「おーなーかーす……ぃ」
果南「ほら、みかんあげるから」
千歌「あはは… 続けて?」
ダイヤ「実はーー」
千歌「えー、何なに?」
曜「おーなーかーす……ぃ」
果南「ほら、みかんあげるから」
千歌「あはは… 続けて?」
ダイヤ「実はーー」
19: :2016/04/17(日) 22:15:40.70 ID:
ダイヤ「ーーというわけで不肖の妹を探していますの」
曜「で、曜たちはどうすればいいの?」
ダイヤ「共に探して、出来れば見つけて頂ければ…」
果南「でも、妹って情報だけじゃ探しようがないよね」
千歌「何か特徴なはい?」
ダイヤ「そうですわね…。 一番目立つのは赤い髪かしら」
曜「で、曜たちはどうすればいいの?」
ダイヤ「共に探して、出来れば見つけて頂ければ…」
果南「でも、妹って情報だけじゃ探しようがないよね」
千歌「何か特徴なはい?」
ダイヤ「そうですわね…。 一番目立つのは赤い髪かしら」
20: :2016/04/17(日) 22:16:08.16 ID:
果南「赤い髪…。 なかなかいないよね…」
千歌「それなら見つけやすそうだね!」
果南「私は海の中を探すよ」
千歌「私は曜ちゃんと一緒に町を探しててみるね!」
ダイヤ「恩に着ますわ。 1時間後にまたここで集合しましょう」
千歌「ほら、曜ちゃん行くよ!」
曜「お腹が空いて…力が出ない…」
千歌「もう! みかんあげるから!」
曜「みーかーんあーきーた!!」
千歌「それなら見つけやすそうだね!」
果南「私は海の中を探すよ」
千歌「私は曜ちゃんと一緒に町を探しててみるね!」
ダイヤ「恩に着ますわ。 1時間後にまたここで集合しましょう」
千歌「ほら、曜ちゃん行くよ!」
曜「お腹が空いて…力が出ない…」
千歌「もう! みかんあげるから!」
曜「みーかーんあーきーた!!」
21: :2016/04/18(月) 00:29:31.10 ID:
~三重県・伊勢~
??「このホテルね」
ルビィ「ねえ、ホテル代って高いんじゃないかな? ルビィそういうのよくわかんないけど…」
??「このホテルなら顔パスよ♪」
ルビィ「そんなもんなの?」
??「そんなもんよ~ だって私は…キューティクルでスウィートなハニー……」
鞠莉「マリーだからね♪」
??「このホテルね」
ルビィ「ねえ、ホテル代って高いんじゃないかな? ルビィそういうのよくわかんないけど…」
??「このホテルなら顔パスよ♪」
ルビィ「そんなもんなの?」
??「そんなもんよ~ だって私は…キューティクルでスウィートなハニー……」
鞠莉「マリーだからね♪」
22: :2016/04/18(月) 00:29:53.93 ID:
~内浦~
ダイヤ「そちらは?」
千歌「赤い髪の子なんていなかったよ~」
果南「タコくらいしか見なかったよ」
ダイヤ「そう… 残念だわ。 でも協力感謝致します。 今日はもう遅いので貴女たちは帰りなさいな」
千歌「…チカラになれなくてゴメン…」
果南「明日も探すからね」
ダイヤ「えぇ、お願いしますわ」
ダイヤ「そちらは?」
千歌「赤い髪の子なんていなかったよ~」
果南「タコくらいしか見なかったよ」
ダイヤ「そう… 残念だわ。 でも協力感謝致します。 今日はもう遅いので貴女たちは帰りなさいな」
千歌「…チカラになれなくてゴメン…」
果南「明日も探すからね」
ダイヤ「えぇ、お願いしますわ」
23: :2016/04/18(月) 00:30:19.12 ID:
~黒澤家~
ガチャ
ダイヤ「(くっ… ルビィにもしものことがあれば悔やんでも悔やみきれない…)」
花丸「…」スースー
ダイヤ「あら、こんなところで寝ていては風邪を引いてしまいますわ」
ダイヤ「(花丸さんにも迷惑かけてしまったわね…)」
ガチャ
ダイヤ「(くっ… ルビィにもしものことがあれば悔やんでも悔やみきれない…)」
花丸「…」スースー
ダイヤ「あら、こんなところで寝ていては風邪を引いてしまいますわ」
ダイヤ「(花丸さんにも迷惑かけてしまったわね…)」
24: :2016/04/18(月) 00:30:40.08 ID:
~翌朝~
鞠莉「さて、今日も張り切って行くわよ!」
ルビィ「おー!」
鞠莉「って言っても、今日中には帰らないとすごく嫌な予感がするし~観光は午前中だけね!」
ルビィ「あ、ルビィお家に何も言ってないや」
鞠莉「まあ、何とかなるわよ」ゾワッ
鞠莉「さて、今日も張り切って行くわよ!」
ルビィ「おー!」
鞠莉「って言っても、今日中には帰らないとすごく嫌な予感がするし~観光は午前中だけね!」
ルビィ「あ、ルビィお家に何も言ってないや」
鞠莉「まあ、何とかなるわよ」ゾワッ
25: :2016/04/18(月) 00:31:02.19 ID:
ダイヤ「ピポパっと」
ダイヤ「もしもし、警察でして? 捜索願いなんですけれども…」
ダイヤ「えぇ、町総出で探してくださいな」
花丸「…う~ん」
花丸「はっ! ここは…?」
花丸「そっか。 マル、ルビィちゃんのお家で寝ちゃってたんだ」
花丸「ルビィちゃ~ん?いるなら返事して~? ん? 置き手紙?」
ダイヤ「もしもし、警察でして? 捜索願いなんですけれども…」
ダイヤ「えぇ、町総出で探してくださいな」
花丸「…う~ん」
花丸「はっ! ここは…?」
花丸「そっか。 マル、ルビィちゃんのお家で寝ちゃってたんだ」
花丸「ルビィちゃ~ん?いるなら返事して~? ん? 置き手紙?」
26: :2016/04/18(月) 00:31:28.92 ID:
花丸さんへ
昨夜は無理に泊まらせてしまってごめんなさい。ルビィが朝になっても帰ってこないので探しに行いきます。花丸さんはご自宅に戻ってくださいな。 ダイヤ
花丸「ダイヤさん…」
花丸「笹食ってる場合じゃねぇずら!」ダッ
昨夜は無理に泊まらせてしまってごめんなさい。ルビィが朝になっても帰ってこないので探しに行いきます。花丸さんはご自宅に戻ってくださいな。 ダイヤ
花丸「ダイヤさん…」
花丸「笹食ってる場合じゃねぇずら!」ダッ
27: :2016/04/18(月) 20:24:28.47 ID:
ガタンゴトン
梨子「ふんふ~ん♪」
梨子「(今日は春から転校する学校がある内浦の町を下見に行きます! 自然豊かで海がキレイな落ち着いた町らしいから楽しみだなぁ…。 東京とは違うんだろうなぁ)」
梨子「早く着かないかなー! うふふ…」
梨子「ふんふ~ん♪」
梨子「(今日は春から転校する学校がある内浦の町を下見に行きます! 自然豊かで海がキレイな落ち着いた町らしいから楽しみだなぁ…。 東京とは違うんだろうなぁ)」
梨子「早く着かないかなー! うふふ…」
28: :2016/04/18(月) 20:25:34.80 ID:
~三重・鳥羽~
ルビィ「わぁー!!」
鞠莉「ここが鳥羽一番街ね! 朝早くからやってるのね~」
ルビィ「真珠屋さんが多いね!」
鞠莉「この地方は真珠が有名らしいわ! マリーに似合うしら?」
ルビィ「お姉ちゃんにも見せたかったなぁ」
鞠莉「あら?お姉ちゃんがいるの?(知ってるけど)」
ルビィ「うん! でも今は喧嘩中なんだ…。 何も言わず家を出てきちゃったから心配してるかな? いやでも、まだ怒ってるよね…」
ルビィ「わぁー!!」
鞠莉「ここが鳥羽一番街ね! 朝早くからやってるのね~」
ルビィ「真珠屋さんが多いね!」
鞠莉「この地方は真珠が有名らしいわ! マリーに似合うしら?」
ルビィ「お姉ちゃんにも見せたかったなぁ」
鞠莉「あら?お姉ちゃんがいるの?(知ってるけど)」
ルビィ「うん! でも今は喧嘩中なんだ…。 何も言わず家を出てきちゃったから心配してるかな? いやでも、まだ怒ってるよね…」
29: :2016/04/18(月) 20:25:57.25 ID:
鞠莉「そう…。 なら早く帰った方がいいわね」
ルビィ「でも…まだ…」
鞠莉「マリーのことは気にしないで?」
鞠莉「(もう十分楽しめたし♪)」
ルビィ「えへへ… じゃあお土産に抹茶プリンが欲しい!!」
鞠莉「抜け目がないわね」
ルビィ「でも…まだ…」
鞠莉「マリーのことは気にしないで?」
鞠莉「(もう十分楽しめたし♪)」
ルビィ「えへへ… じゃあお土産に抹茶プリンが欲しい!!」
鞠莉「抜け目がないわね」
30: :2016/04/18(月) 20:27:01.94 ID:
ダイヤ「どう?」
千歌「見つからないよ~」
曜「こっちもそれらしき人は…」
果南「ポストくらいしか…」
ダイヤ「くっ! もう一周!」
ウゥ~ン ピーポーピーポー
梨子「内浦に着きました!」
梨子「周りは…パトカーと警察がたくさん…! なんて物騒な町なんだろう…」
梨子「えぇ~、こんな町だったかなぁ?聞いてたとこと全然違うじゃない…」
梨子「(まぁ、気にしないで学校に行ってみよう!)」
千歌「見つからないよ~」
曜「こっちもそれらしき人は…」
果南「ポストくらいしか…」
ダイヤ「くっ! もう一周!」
ウゥ~ン ピーポーピーポー
梨子「内浦に着きました!」
梨子「周りは…パトカーと警察がたくさん…! なんて物騒な町なんだろう…」
梨子「えぇ~、こんな町だったかなぁ?聞いてたとこと全然違うじゃない…」
梨子「(まぁ、気にしないで学校に行ってみよう!)」
31: :2016/04/18(月) 20:28:14.86 ID:
千歌「曜ちゃん、あの子…」
曜「あっ! 髪が微妙に赤いかも!」
千歌「しっ! 大声出すと逃げられちゃうよ」
曜「そっと…慎重に近づこう…」
梨子「(何あの人たち…? ずっとこっちを見てきてる? もしかしてストーカー!?)」チラッ
曜「…」サッ
梨子「(振り向くと隠れるし…)」
千歌「…」
梨子「(歩くと見せかけて…振り返る!!)」バッ
曜「!!」
曜「あっ! 髪が微妙に赤いかも!」
千歌「しっ! 大声出すと逃げられちゃうよ」
曜「そっと…慎重に近づこう…」
梨子「(何あの人たち…? ずっとこっちを見てきてる? もしかしてストーカー!?)」チラッ
曜「…」サッ
梨子「(振り向くと隠れるし…)」
千歌「…」
梨子「(歩くと見せかけて…振り返る!!)」バッ
曜「!!」
32: :2016/04/18(月) 20:28:39.57 ID:
梨子「(あ…目が合っちゃった…)」
曜「しまった!」
千歌「ちょっと曜ちゃん! 何してんの!」
梨子「(逃げなきゃ…)」ダッ
曜「あ! 逃げた!」
千歌「逃がすか! 捕まえろ~~!」
曜「合点!!」
梨子「ひっ! 追ってくる! 助けて~!」
曜「待て~!」
梨子「この町はどうなってるの~!!」
曜「しまった!」
千歌「ちょっと曜ちゃん! 何してんの!」
梨子「(逃げなきゃ…)」ダッ
曜「あ! 逃げた!」
千歌「逃がすか! 捕まえろ~~!」
曜「合点!!」
梨子「ひっ! 追ってくる! 助けて~!」
曜「待て~!」
梨子「この町はどうなってるの~!!」
33: :2016/04/18(月) 20:29:10.00 ID:
~三重~
鞠莉「この電車に乗るわよ! まぁ、内浦な着くのは夕方になっちゃうけど…」
ルビィ「えへへ…お土産たくさん!」
鞠莉「ふふ♪ 楽しかった?」
ルビィ「うん! 神社に行って、美味しいもの食べて…またいきたいなぁ、今度はお姉ちゃんと一緒に!」
鞠莉「お姉ちゃんにゾッコンってわけね」
ルビィ「そういえばなんでマリーちゃんはルビィを連れて旅しようと思ったの?」
鞠莉「なぜかしらね? でもあなたは知らなくていいのよ」
鞠莉「この電車に乗るわよ! まぁ、内浦な着くのは夕方になっちゃうけど…」
ルビィ「えへへ…お土産たくさん!」
鞠莉「ふふ♪ 楽しかった?」
ルビィ「うん! 神社に行って、美味しいもの食べて…またいきたいなぁ、今度はお姉ちゃんと一緒に!」
鞠莉「お姉ちゃんにゾッコンってわけね」
ルビィ「そういえばなんでマリーちゃんはルビィを連れて旅しようと思ったの?」
鞠莉「なぜかしらね? でもあなたは知らなくていいのよ」
34: :2016/04/18(月) 20:35:38.86 ID:
~内浦~
曜「捕まえた!」
梨子「ヤダ! 離して!」
千歌「曜ちゃん、離しちゃダメだよ! ダイヤさん呼んでくるから!」
曜「任せて!」
梨子「わあああぁぁ!!」ジタバタ
曜「暴れるんじゃあないよ!」
梨子「やんっ!」
曜「捕まえた!」
梨子「ヤダ! 離して!」
千歌「曜ちゃん、離しちゃダメだよ! ダイヤさん呼んでくるから!」
曜「任せて!」
梨子「わあああぁぁ!!」ジタバタ
曜「暴れるんじゃあないよ!」
梨子「やんっ!」
35: :2016/04/18(月) 20:36:08.27 ID:
千歌「ダイヤさん! こっちです!」
ダイヤ「ルビィ! ルビィはどこ!?」
曜「だからこの子でしょ?」
ダイヤ「……違いますわ」
ようちか「えっ?」
曜「でも髪が少し赤いよ?」
ダイヤ「そうかもしれませんが、人違いですわ。 わたくしがルビィを見間違えるはずなどなくってよ」
千歌「じゃあ…この子…」
ようちか「誰?」
梨子「うわーーーーん!!!」
ダイヤ「ルビィ! ルビィはどこ!?」
曜「だからこの子でしょ?」
ダイヤ「……違いますわ」
ようちか「えっ?」
曜「でも髪が少し赤いよ?」
ダイヤ「そうかもしれませんが、人違いですわ。 わたくしがルビィを見間違えるはずなどなくってよ」
千歌「じゃあ…この子…」
ようちか「誰?」
梨子「うわーーーーん!!!」
37: :2016/04/19(火) 00:47:46.21 ID:
ようちか「すいませんでしたー!!」ドゲサー
梨子「…」プイッ
果南「2人とも悪気があったわけじゃないから…ね?」
梨子「…もういいですよ」
曜「許してくれるの?」
梨子「まぁね」
千歌「ところでこの町じゃ見かけない顔だけど、どこから来たの?」
梨子「…東京からです」
曜「何しに?」
梨子「4月から転校する学校の下見に来たの」
梨子「…」プイッ
果南「2人とも悪気があったわけじゃないから…ね?」
梨子「…もういいですよ」
曜「許してくれるの?」
梨子「まぁね」
千歌「ところでこの町じゃ見かけない顔だけど、どこから来たの?」
梨子「…東京からです」
曜「何しに?」
梨子「4月から転校する学校の下見に来たの」
38: :2016/04/19(火) 00:48:42.59 ID:
果南「この辺りに学校って一校しかないけど…」
千歌「そうなんだ! 何年生になるの?」
梨子「2年生だよ」
曜「それなら曜たちと同級生じゃん!」
梨子「えっ」
千歌「都会から来た子なんて珍しいね!」
曜「この町を案内してあげようよ! 元々その予定だったみたいだしさ」
千歌「そうなんだ! 何年生になるの?」
梨子「2年生だよ」
曜「それなら曜たちと同級生じゃん!」
梨子「えっ」
千歌「都会から来た子なんて珍しいね!」
曜「この町を案内してあげようよ! 元々その予定だったみたいだしさ」
39: :2016/04/19(火) 00:49:52.89 ID:
千歌「いいねいいね!」
曜「そうと決まれば…全速前進!」
梨子「ちょっとま…」
ようちか「ヨーソロー!!」
梨子「うわわわぁぁ~」
果南「ねぇ、何か忘れてない? …まぁいっか!」
曜「そうと決まれば…全速前進!」
梨子「ちょっとま…」
ようちか「ヨーソロー!!」
梨子「うわわわぁぁ~」
果南「ねぇ、何か忘れてない? …まぁいっか!」
40: :2016/04/19(火) 01:02:08.72 ID:
~沼津~
鞠莉「ほら、起きて」ペシッ
ルビィ「う…う~ん?」
鞠莉「長旅だったけど~沼津に到着よ♪」
ルビィ「わ! ルビィが寝てる間にもう帰ってきたんだ~! 内浦まであと少しだね!」
鞠莉「ルビィ。 マリーが一緒なのはここまでよ」
ルビィ「えっ!? どうして?」
鞠莉「これ以上は危険なのよ」
ルビィ「沼津から1人で帰るなんてできっこないよ~」ウワーン
鞠莉「でも安心して? マリーのパートナーにここからのエスコートを頼んであるから♪」
鞠莉「ほら、起きて」ペシッ
ルビィ「う…う~ん?」
鞠莉「長旅だったけど~沼津に到着よ♪」
ルビィ「わ! ルビィが寝てる間にもう帰ってきたんだ~! 内浦まであと少しだね!」
鞠莉「ルビィ。 マリーが一緒なのはここまでよ」
ルビィ「えっ!? どうして?」
鞠莉「これ以上は危険なのよ」
ルビィ「沼津から1人で帰るなんてできっこないよ~」ウワーン
鞠莉「でも安心して? マリーのパートナーにここからのエスコートを頼んであるから♪」
41: :2016/04/19(火) 01:03:22.43 ID:
ルビィ「えへへ… それならデキロマ!」
鞠莉「それと…この2日間のことは帰ってもみんなには内緒よ? もちろんマリーのことも秘密にして頂戴ね?」
ルビィ「え~? なんで? お姉ちゃんにいっぱいお話しようと思ったのに~」
鞠莉「大人の事情ってやつよ」
ルビィ「…? (とりあえず…)」
ルビィ「わかルビィ!」
鞠莉「それと…この2日間のことは帰ってもみんなには内緒よ? もちろんマリーのことも秘密にして頂戴ね?」
ルビィ「え~? なんで? お姉ちゃんにいっぱいお話しようと思ったのに~」
鞠莉「大人の事情ってやつよ」
ルビィ「…? (とりあえず…)」
ルビィ「わかルビィ!」
42: :2016/04/19(火) 01:03:53.62 ID:
鞠莉「いい子ね、さぁ、行きなさい」
ルビィ「マリーちゃ~~ん!! またねー!」フリフリ
鞠莉「…」フリフリ
ーーー
ーー
ー
鞠莉「(…マリーはルビィの1日お姉ちゃんになれたかしら?)」
鞠莉「なんてね、後は任せたわよ…」
ルビィ「マリーちゃ~~ん!! またねー!」フリフリ
鞠莉「…」フリフリ
ーーー
ーー
ー
鞠莉「(…マリーはルビィの1日お姉ちゃんになれたかしら?)」
鞠莉「なんてね、後は任せたわよ…」
43: :2016/04/19(火) 18:41:56.89 ID:
ルビィ「マリーちゃんの言ってたパートナーって誰だろう…?」トコトコ
??「みぃ~~つけたっ!!」
ルビィ「ひょわ!」
??「あなたがマリーのリトルデーモンね? 話は聞いているわ! 内浦に帰りたいんでしょ?」
ルビィ「は…はい」
ヨハネ「それならこのヨハネに任せなさい! ここ一帯はヨハネのテリトリーなんだからっ!」
ルビィ「す…すごい!」キララ
??「みぃ~~つけたっ!!」
ルビィ「ひょわ!」
??「あなたがマリーのリトルデーモンね? 話は聞いているわ! 内浦に帰りたいんでしょ?」
ルビィ「は…はい」
ヨハネ「それならこのヨハネに任せなさい! ここ一帯はヨハネのテリトリーなんだからっ!」
ルビィ「す…すごい!」キララ
44: :2016/04/19(火) 18:42:27.17 ID:
ポツ ポツ ザーッ
ヨハネ「きゃっ! 雨?」
ルビィ「えぇえ!? さっきまでいいお天気だったのに…」
ヨハネ「バス停まで走るわよ!」
ルビィ「そんなぁ!」
ーーー
ーー
ー
ヨハネ「きゃっ! 雨?」
ルビィ「えぇえ!? さっきまでいいお天気だったのに…」
ヨハネ「バス停まで走るわよ!」
ルビィ「そんなぁ!」
ーーー
ーー
ー
45: :2016/04/19(火) 18:44:11.36 ID:
ヨハネ「ふぅ、バスに乗ったら落ち着いたわね。 で、マリーとは何をしていたの?」
ルビィ「えぇと、マリーちゃんと言っちゃいけないっていう約束をしたの」
ヨハネ「ヨハネはマリーの仲間なんだからそういうのはいいの」
ルビィ「そうなの? えへへ… まず神社に行ってねーーー」
ヨハネ「(簡単に話し出すんかい)」
ルビィ「えぇと、マリーちゃんと言っちゃいけないっていう約束をしたの」
ヨハネ「ヨハネはマリーの仲間なんだからそういうのはいいの」
ルビィ「そうなの? えへへ… まず神社に行ってねーーー」
ヨハネ「(簡単に話し出すんかい)」
46: :2016/04/19(火) 18:46:36.17 ID:
ヨハネ「へぇ、なかなかいい旅じゃない」
ルビィ「うん! マリーちゃんには感謝しないとね!」
ヨハネ「(いいなぁ)」
ルビィ「ところでマリーちゃんとヨハネちゃんの仲間ってどういう関係なの?」
ヨハネ「そんな顔して意外と鋭いのね」
ルビィ「?」
ヨハネ「残念だけど、それには答えられないわ。 秘密の花園なのよ」
ルビィ「そうなんだぁ…」
ルビィ「うん! マリーちゃんには感謝しないとね!」
ヨハネ「(いいなぁ)」
ルビィ「ところでマリーちゃんとヨハネちゃんの仲間ってどういう関係なの?」
ヨハネ「そんな顔して意外と鋭いのね」
ルビィ「?」
ヨハネ「残念だけど、それには答えられないわ。 秘密の花園なのよ」
ルビィ「そうなんだぁ…」
47: :2016/04/19(火) 18:50:16.79 ID:
ヨハネ「さぁ、そろそろ内浦周辺よ」スゥーッ
ルビィ「あれ? もう着いたの? ヨハネちゃん案内ありがと…!! ありゃ?」
ルビィ「ヨハネちゃん!? どこ? ヨーハーネーちゃ~ん!!」
ーーー
ーー
ヨハネ「…」ピッ
ヨハネ「こちらヨハネ、ターゲットの護送完了よ」
鞠莉『ふふっ、お疲れ。 戻っていらっしゃい』
ルビィ「あれ? もう着いたの? ヨハネちゃん案内ありがと…!! ありゃ?」
ルビィ「ヨハネちゃん!? どこ? ヨーハーネーちゃ~ん!!」
ーーー
ーー
ヨハネ「…」ピッ
ヨハネ「こちらヨハネ、ターゲットの護送完了よ」
鞠莉『ふふっ、お疲れ。 戻っていらっしゃい』
48: :2016/04/19(火) 22:16:42.49 ID:
ルビィ「…ヨハネちゃんはいなくなっちゃたけど、ここからなら1人で帰れるもん! でも心なしかパトカーが多いような……?」
・・・
・・
・
千歌「で、ここがいつも私たちが遊んでる海だよ!」
梨子「わー!! 海だー!」キャッキャッ
曜「ははっ。 海なんかであんなにはしゃいじゃって」
果南「ん?」
ルビィ「…」テクテク
果南「あ、思い出した」
・・・
・・
・
千歌「で、ここがいつも私たちが遊んでる海だよ!」
梨子「わー!! 海だー!」キャッキャッ
曜「ははっ。 海なんかであんなにはしゃいじゃって」
果南「ん?」
ルビィ「…」テクテク
果南「あ、思い出した」
49: :2016/04/19(火) 22:17:12.30 ID:
千歌「果南ちゃん、どうしたの?」
果南「千歌、あの子の髪…」
千歌「…! 赤い!」
曜「今度こそ間違いないよ!」
梨子「えっ? 話が見えないんですが…」
千歌「曜ちゃん、今度はしくじらないでよ!?」
曜「フッフッフッ… 今回の曜ちゃんは一味違うよ!」
ルビィ「確かこの道を曲がって…」
果南「千歌、あの子の髪…」
千歌「…! 赤い!」
曜「今度こそ間違いないよ!」
梨子「えっ? 話が見えないんですが…」
千歌「曜ちゃん、今度はしくじらないでよ!?」
曜「フッフッフッ… 今回の曜ちゃんは一味違うよ!」
ルビィ「確かこの道を曲がって…」
50: :2016/04/19(火) 22:20:42.57 ID:
果南「…よし、今だ! 突撃!!!」
千歌「うおおおおぉぉ~!」
ルビィ「わ! 誰か走ってくる! 怖いよう!」ダッ
曜「よし!! そっちは…」
ルビィ「ぴゃあっ!!」ズボッ
曜「かかった!」
千歌「曜ちゃんナイス!」
梨子「なんであんな所に落とし穴が…」
果南「相手の動きを封じるのはハンターの基本だよ」ドヤァ
ルビィ「助けて~~!」
千歌「うおおおおぉぉ~!」
ルビィ「わ! 誰か走ってくる! 怖いよう!」ダッ
曜「よし!! そっちは…」
ルビィ「ぴゃあっ!!」ズボッ
曜「かかった!」
千歌「曜ちゃんナイス!」
梨子「なんであんな所に落とし穴が…」
果南「相手の動きを封じるのはハンターの基本だよ」ドヤァ
ルビィ「助けて~~!」
51: :2016/04/20(水) 19:17:48.62 ID:
ダイヤ「千歌さん! ルビィが見つかったというのは本当!?」
花丸「どこ?」
千歌「うん! 今度こそ合ってると思んだけど…」
ルビィ「出してよ~」
曜「あっこら! じっとしててよ!」ゲシッゲシッ
ルビィ「ひゃん!」
ダイヤ「ルビィ!」
ルビィ「その声は…お姉ちゃん?」
ダイヤ「ルビィ…どうして穴の中に…!」
ルビィ「えへへ…」
花丸「どこ?」
千歌「うん! 今度こそ合ってると思んだけど…」
ルビィ「出してよ~」
曜「あっこら! じっとしててよ!」ゲシッゲシッ
ルビィ「ひゃん!」
ダイヤ「ルビィ!」
ルビィ「その声は…お姉ちゃん?」
ダイヤ「ルビィ…どうして穴の中に…!」
ルビィ「えへへ…」
52: :2016/04/20(水) 19:21:00.58 ID:
ダイヤ「とにかく… 無事で良かった…!」
千歌「感動の再会だね!」
花丸「いい画ずら…」
果南「泣けるねぇ…」
ダイヤ「ルビィ、早く穴から出なさいな」
ルビィ「うん、でもこの人が出してくれなくて…」ユビサシー
曜「え」
ダイヤ「…そう」ジトッ
曜「…!」ゾクッ
千歌「感動の再会だね!」
花丸「いい画ずら…」
果南「泣けるねぇ…」
ダイヤ「ルビィ、早く穴から出なさいな」
ルビィ「うん、でもこの人が出してくれなくて…」ユビサシー
曜「え」
ダイヤ「…そう」ジトッ
曜「…!」ゾクッ
53: :2016/04/20(水) 19:21:33.72 ID:
ダイヤ「…曜さん? だったかしら? 後でお話があります」
曜「曜も頑張ったのにヒドいよ~!」
千歌「曜ちゃん、ドンマイ!」
梨子「ふふっ、面白い人たちだね」
果南「これが毎日続くとねぇ…」
花丸「ルビィちゃ~ん!」
ルビィ「マルちゃん! 久しぶり~」
ダイヤ「曜さん、ルビィ、話は家で聞くわ。 あなた方もご協力感謝致します。 それではご機嫌よう」ペコッ
千歌「じゃーね~!!」
ようルビ「おたすけぇぇ~~」ズルズル
曜「曜も頑張ったのにヒドいよ~!」
千歌「曜ちゃん、ドンマイ!」
梨子「ふふっ、面白い人たちだね」
果南「これが毎日続くとねぇ…」
花丸「ルビィちゃ~ん!」
ルビィ「マルちゃん! 久しぶり~」
ダイヤ「曜さん、ルビィ、話は家で聞くわ。 あなた方もご協力感謝致します。 それではご機嫌よう」ペコッ
千歌「じゃーね~!!」
ようルビ「おたすけぇぇ~~」ズルズル
54: :2016/04/20(水) 20:43:03.48 ID:
~沼津・某所~
ヨハネ「今回もうまくいったわね」
鞠莉「えぇ、貴女のサポートのおかげでね」
ヨハネ「……それにしても、初めてマリーからこの作戦に誘われた時は驚いちゃった。『全国の迷える子羊と一緒に堕天しない?』なんて面白そうなこと言われたら断れないじゃない!」
鞠莉「ヨハネのそういうところ、好きよ♪」
ヨハネ「マリーもだんだんヨハネの魅力に気づいてきたわねっ!」
鞠莉「ふふっ、マリーの目に狂いはないわ」
ヨハネ「今回もうまくいったわね」
鞠莉「えぇ、貴女のサポートのおかげでね」
ヨハネ「……それにしても、初めてマリーからこの作戦に誘われた時は驚いちゃった。『全国の迷える子羊と一緒に堕天しない?』なんて面白そうなこと言われたら断れないじゃない!」
鞠莉「ヨハネのそういうところ、好きよ♪」
ヨハネ「マリーもだんだんヨハネの魅力に気づいてきたわねっ!」
鞠莉「ふふっ、マリーの目に狂いはないわ」
55: :2016/04/20(水) 20:43:36.30 ID:
ヨハネ「ふーん… 話変わるけどなんで今回はお姉ちゃんプレーだったわけ?」
鞠莉「人肌が恋しいお年頃なのよ」
ヨハネ「まぁ、いいけど! 次はヨハネのターンなんだからちゃんとサポートしてよね!」
鞠莉「もちろん、悪魔の契約は守るわ…」
ヨハネ「私たちは決して表に知られてはいけない… 闇の組織なんだからっ!」
鞠莉「オールオーケーよ」
鞠莉「人肌が恋しいお年頃なのよ」
ヨハネ「まぁ、いいけど! 次はヨハネのターンなんだからちゃんとサポートしてよね!」
鞠莉「もちろん、悪魔の契約は守るわ…」
ヨハネ「私たちは決して表に知られてはいけない… 闇の組織なんだからっ!」
鞠莉「オールオーケーよ」
56: :2016/04/20(水) 20:43:58.11 ID:
ヨハネ「じゃあ、えーっと… 次のターゲットは…」パラパラ
ヨハネ「ふむふむ… 焼き芋を焼いてる… この仔なかなか可愛いじゃない?」
ヨハネ「この仔に決ーめたっ!」
鞠莉「ふふっ? それじゃ行きましょうか」
おわり
次からおまけ編を書きます
ヨハネ「ふむふむ… 焼き芋を焼いてる… この仔なかなか可愛いじゃない?」
ヨハネ「この仔に決ーめたっ!」
鞠莉「ふふっ? それじゃ行きましょうか」
おわり
次からおまけ編を書きます
57: :2016/04/20(水) 21:27:46.85 ID:
~黒澤家~
ダイヤ「2人ともそこに座りなさい」
ようルビ「はい…」セイザー
ダイヤ「まずは…曜さん。 なぜルビィをあのような方法で捕獲し、さらには痛めつけたのか説明してくださる?」
曜「まさか本当に引っかかるとは思わなかったんだよぅ… あんなバレバレの罠にさ」
ルビィ「…でも『かかった!』って聞こえたような…?」
曜「…」ギロッ
ルビィ「ひっ」ビクッ
ダイヤ「2人ともそこに座りなさい」
ようルビ「はい…」セイザー
ダイヤ「まずは…曜さん。 なぜルビィをあのような方法で捕獲し、さらには痛めつけたのか説明してくださる?」
曜「まさか本当に引っかかるとは思わなかったんだよぅ… あんなバレバレの罠にさ」
ルビィ「…でも『かかった!』って聞こえたような…?」
曜「…」ギロッ
ルビィ「ひっ」ビクッ
58: :2016/04/20(水) 21:28:12.65 ID:
ダイヤ「… まあ、ルビィもルビィですわね。 それに曜さんは仮にも捜索に協力頂いたわけですし… 今回は大目に見ますわ」
曜「… 助かった~!」ヤレヤレ
ルビィ「えっ! そんな簡単に許しちゃうの!?」
ダイヤ「おだまり!!」
曜「なら、そーゆーことで~~!」スタコラサッサ
曜「… 助かった~!」ヤレヤレ
ルビィ「えっ! そんな簡単に許しちゃうの!?」
ダイヤ「おだまり!!」
曜「なら、そーゆーことで~~!」スタコラサッサ
59: :2016/04/20(水) 21:28:36.78 ID:
ルビィ「あぁぁ… 帰っちゃった…」
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「はぃ…」
ダイヤ「…」ダキッ
ルビィ「!」
ダイヤ「…あの時プリンごときで叱らなければ……帰ってきてくれて本当に良かった…!」ボロボロ
ルビィ「お姉ちゃん…。 ルビィの方こそ勝手に家出してゴメンなさい…」
ダイヤ「もうどこにも行かないで…」ギュッ
ルビィ「苦しいよ~」ググッ
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「はぃ…」
ダイヤ「…」ダキッ
ルビィ「!」
ダイヤ「…あの時プリンごときで叱らなければ……帰ってきてくれて本当に良かった…!」ボロボロ
ルビィ「お姉ちゃん…。 ルビィの方こそ勝手に家出してゴメンなさい…」
ダイヤ「もうどこにも行かないで…」ギュッ
ルビィ「苦しいよ~」ググッ
60: :2016/04/20(水) 21:35:36.08 ID:
ダイヤ「それで… どこに行っていたのか詳しく話して頂戴?」
ルビィ「えぇ~と…」
鞠莉『マリーのことは秘密よ☆ミ』
ルビィ「(あ! 言っちゃダメなんだった…)」
ルビィ「(ど… どうしよう?)」
ダイヤ「…?」ニコッ
ルビィ「えぇ~と…」
鞠莉『マリーのことは秘密よ☆ミ』
ルビィ「(あ! 言っちゃダメなんだった…)」
ルビィ「(ど… どうしよう?)」
ダイヤ「…?」ニコッ
61: :2016/04/20(水) 21:36:06.21 ID:
ルビィ「そ… そんなことよりプリン食べよう! お姉ちゃんの好きな抹茶プリン買ってきたんだ~」
ダイヤ「あらルビィ、携帯は置いていったのに財布は持っていったのね」
ルビィ「う…うん」シラー
ダイヤ「せっかくですし、頂きましょう」
ルビィ「仲直りの証だよ!」
ルビィ「(マリーちゃん… ありがとう!)」
ダイヤ「あらルビィ、携帯は置いていったのに財布は持っていったのね」
ルビィ「う…うん」シラー
ダイヤ「せっかくですし、頂きましょう」
ルビィ「仲直りの証だよ!」
ルビィ「(マリーちゃん… ありがとう!)」
62: :2016/04/20(水) 21:37:48.20 ID:
これにて完結です。くぅ疲
途中でコメくれた方、読んでくださった方はありがとうございました
途中でコメくれた方、読んでくださった方はありがとうございました
63: :2016/04/21(木) 03:00:04.54 ID:
おつ。最後のマリーとヨハネが謎だったが良かった
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