1:2016/01/29(金) 19:25:09.12 ID:
ことり家
海未「お邪魔します」

ことり「海未ちゃん、いらっしゃい」

海未「今日はありがとうございます」

ことり「ううん、いつもは穂乃果ちゃん家の場合が多いけど、今日は内緒だもんね♪」

ことりの部屋
海未「....久しぶりに来ましたが変わってないですね」

ことり「あはは、ちょっと模様替えしたくらいかなぁ」

海未「えぇ、それでは決めましょうか」

ことり「うん、穂乃果ちゃんへのサプライズプレゼント♪」
3:2016/01/29(金) 19:27:28.02 ID:
海未「苦労することも多いですが、いつもお世話になっていますからね日頃の感謝を込めてプレゼントというのも悪くありませんね」

ことり「うん♪それでどうしようか?」

海未「手堅く行くなら食べ物ですが、出来れば物として残るようなものが...」


.......

海未「ふぅ.....」

ことり「決まらないよぉ....」

海未「だいぶ話しましたね....」

ことり「あ、じゃあことり飲み物取ってくるね」

海未「あ、お構い無く」

ことり「うぅん、ことりも喉渇いちゃったし、ちょっと待ってて」

海未「では、お言葉に甘えて」
4:2016/01/29(金) 19:32:12.02 ID:
......


海未(ことりの部屋も久しぶりですね....)

海未(よく見ると少し物の配置が変わってたり新しい物もあったりしますね)

海未(あれ、このポスター...ことりにしては珍しい気が....)ペラ

海未「......穴?」


海未「何でしょうこの穴...」

海未(ちょうど指一本くらい収まりそうなちょっと大きめの穴ですね)

海未「....」

海未「....えいっ」スポッ

海未(何でしょう、こう、穴があると指を入れたくなる感じ、小さい頃を思い出します)

ガチャ

ことり「持ってきたよー」

海未「ひゃあっ!」ズポッ
5:2016/01/29(金) 19:35:22.28 ID:
ことり「う、海未ちゃん!?」

海未「あ、あはは、穴が空いてたのでつい...」

ことり「うぅ、恥ずかしいからポスターで隠してたのに....」

海未「あはは、でも珍しいですねこんな穴...」

ことり「ちょっと飾りたい物があって....穴開けようとしたらやり過ぎちゃったの」

海未「あはは、ことりにしては珍しいですね」

ことり「もうっ、お母さんにバレたら怒られちゃうからって頑張って隠してたのにぃ~」

海未「うふふ、すみませんって、さぁ、さっきの話の続きを....」グッ

海未「.....」

ことり「う、海未ちゃん.....?」

海未「.....ぬ、抜けません」


ことり「」
8:2016/01/29(金) 19:47:22.72 ID:
ことり「えっ、海未ちゃん...?」

海未「さ、さっき驚いた勢いで思い切りいれてしまって」

ことり「力入れても無理?」

海未「....ふんっ!!っ!!~~~~っ!?!?」

ことり「だ、大丈夫!?」

海未「だ、駄目です、無理矢理やろうとすると関節に引っ掛かって痛いんです!」

ことり「ど、どうしよう.....」

海未「わ、私にもさ、さっぱりわかりません...」
9:2016/01/29(金) 19:51:39.07 ID:
ことり「わ、私とりあえず何か探してくる!!」

海未「は、はいっ!!」

海未「........」

海未(ど、どうしましょう....)

海未(ことりにもこれ以上迷惑をかけるわけには....)

海未(でも、私ではどうすればいいかわかりません、ここは....)
12:2016/01/29(金) 19:58:38.18 ID:
穂乃果の部屋

穂乃果「.....んっ」

穂乃果「はっ.....っ......んっ」ハアハア

穂乃果「っ.....もっ....少しでっ」ハアハア

穂乃果「っ...」



Prrr.....

穂乃果「っ!?!?」ガタ

穂乃果「わっ、わわわわ!?!?」ガシ

穂乃果「う、海未ちゃん!?」ピッ

海未「あっ、ほ、穂乃果ですか?」
13:2016/01/29(金) 20:02:34.26 ID:
穂乃果「ど、どどどどどうしたのこんな夜に!?」

海未「す、すみません、こんなことを相談するのは非常に心苦しいのですが....実は今ことりの家にいまして」

穂乃果「ことりちゃんの部屋に?」

海未「え、えぇ、そこで....そこで私は」


海未「ことりの(部屋の)穴に(指を)突っ込んだら抜けなくなってしまったのです!!」

穂乃果「っ!?!?////」
18:2016/01/29(金) 20:31:40.84 ID:
穂乃果「う、海未ちゃん!?そ、それって本当なの?///」

海未「え、ええ、思ってたよりも穴がキツくて...」

穂乃果「あ、あわわわわ...///」

※穂乃果ちゃんのさっきの行為のせいで混乱しています!
19:2016/01/29(金) 20:32:41.20 ID:
穂乃果「え、えっと....いつから?」

海未「いつからとは?」

穂乃果「ほ、穂乃果、全然気付かなかったよ、ことりちゃんとはいつからなの?」

海未(あれ、バレてしまってる!?ま、まあこの際仕方ありません...)

海未「ちょ、ちょうど一週間前くらいですかね」

穂乃果「ええぇ、全然気付かなかったよ!!」

穂乃果「そ、それで今日し、しちゃったの?」

海未「あっ、いえ...もう何度かは」

穂乃果「も、もうそんなにしてるの!?」
22:2016/01/29(金) 20:37:09.50 ID:
海未「えっ、は、はい」

穂乃果「い、一週間だよ!?もっと慎重に行くべきじゃないの!?」

海未「い、いえ、でもことりも乗り気でしたし...」

穂乃果「ことりちゃんも!?」

海未「ええ、この前の昼休みの時、ちょっと時間あるからって呼び出されてやったりも」

穂乃果「が、学校で!?!?」

海未「え、ええ、時間ないから直ぐやろうって部室で....」

穂乃果「っ!?!?」

穂乃果(そ、そんな....お、幼馴染み二人がこんなに不健全な関係になっていたなんて...)

海未「わ、私は誰かに聞かれるからって言ったのですがことりが無理矢理...」

穂乃果「」
24:2016/01/29(金) 20:41:49.14 ID:
穂乃果(わ、私の幼なじみ二人が知らないうちにとんでもない関係になっていた件について...)

海未「穂乃果?」

穂乃果「あ、あー、うん、じゃあお幸せに」

海未「何の話ですか!?」

穂乃果「いや、そこに私の入り込む余地は無いって言うか、入りたくないというか...」

海未「穴にですか?穂乃果(の指)のが入る隙間なんか無いですよ」

穂乃果「穂乃果は生えてないよぉ!!」

※海未ちゃんにも生えてません
25:2016/01/29(金) 20:52:24.56 ID:
海未「....?それより、一緒に考えてください!!」

穂乃果「え、何を?」

海未「ハマってしまって抜けないのです、どうすれば抜けるか一緒に考えてください!!」

穂乃果「えええっ///」

海未「穂乃果には何かいい案はありますか...?」

穂乃果「えっと....あっ」

海未「何か思い付いたのですか!?」

穂乃果「う、うん....」

海未「教えてください!」

穂乃果「えっと...その....」

海未「何ですか?聞こえません」

穂乃果「ろ、ローション...」
27:2016/01/29(金) 20:57:07.83 ID:
海未「ローション?」

穂乃果「滑りが良くなるって...あんまり濡れなかった時に使うといいって本で...///」

海未(ローション....化粧水?)

海未「成る程、でも確かに滑りを良くするというのは良い案ですね....」

海未「わかりました、やってみましょう」

穂乃果「あっ、大丈夫そう?じゃあ穂乃果切るけど」

海未「いえ、穂乃果には頼みがあります」

穂乃果「え?」


海未「今からローションを買ってきてください!!」

穂乃果「え、えぇえええええ!?!?///」
29:2016/01/29(金) 21:00:37.19 ID:
穂乃果「わっ、私がぁ!?」

海未「そうです、お願いします!!」

穂乃果「無理だよぉ!だって私まだ未成年だよ!?」

海未(化粧水って年齢制限ありましたっけ?)

海未「そこをなんとか!」

穂乃果「無理無理無理!穂乃果には無理だよぉ!!」

海未「無理じゃありません!!」

穂乃果「っ!!」
30:2016/01/29(金) 21:05:24.96 ID:
海未「穂乃果、あなたはそんなことで諦めてしまう人間だったのですか!?」

穂乃果「そ、それは....」

海未「無謀なことでも恐れず立ち向かっていく、それが私が知っている高坂穂乃果という人間ではないのですか?」

穂乃果「っ!!」

海未「立ちなさい、穂乃果!!あなたは立たなければならない!!」

穂乃果「....うん、わかったよ海未ちゃん!!」

海未「そうです、その諦めない思考こそ穂乃果です!!」

穂乃果「高坂穂乃果、全身全霊をかけて行ってきます!!」














―――――――――――――――

穂乃果「駄目だったよぉ!!!」
31:2016/01/29(金) 21:11:22.07 ID:
穂乃果「秒殺だったよ!!店員さんに『身分証明書等はございますか?』って聞かれちゃったよぉ!?」ブワッ

穂乃果「顔真っ赤で逃げるしか無かったよ!?もう穂乃果あの近辺歩けないよぉ!!」

穂乃果「店内の人の目が辛かったよ!!『何でこいつこんな所にいんの?』って目だったよ!!というより、それもう穂乃果自身が感じてたよ!!」

海未「.......」


海未「どうしてそんなに息が粗いのですか?」


穂乃果「完全に海未ちゃんのせいだよぉ!!」ブワッ
33:2016/01/29(金) 21:19:37.32 ID:
穂乃果「もう、無理だよ、穂乃果お嫁に行けない....」シクシク

海未「まあまあ、何も減るものではないですし」

穂乃果「穂乃果の心は擦りきれてもうボロボロだよぉ!!」ブワッ

海未「うーん、それにしてもローション作戦が駄目になった以上、別の方法を考えなければ...」

穂乃果「無視!?」

海未「穂乃果は他に何かありますか?」

穂乃果「え、えええっ!?ええと、あわわわ....」

海未「ほらっ、何かっ!」

穂乃果「あっ、えーっと....」

穂乃果「一回、出しちゃう....とか」
36:2016/01/29(金) 21:25:44.72 ID:
海未「いや、出せないから困ってるんですよ」

穂乃果「いや、だからさ、頑張って擦ったりして....」

海未「擦る....なるほどっ!!」

穂乃果「海未ちゃん?」

ガチャ

ことり「海未ちゃん、何か工具っぽいもの持ってきた...」

海未「はぁあああああ!!」

グリッグリッ(指をぐるぐる回す)

ことり「う、海未ちゃん!?」

海未「っつぅ....!」

ことり「海未ちゃん、そんなことしたら血が出ちゃうよぉ!」

穂乃果(ち、血が!?初めて!?)

海未「いえ、ここまで来たのです、いかせてください!!」

穂乃果(い、イカせて!?)
37:2016/01/29(金) 21:31:29.55 ID:
ことり「で、でも(指に)何もつけてないのにそれじゃっ!」

穂乃果(な、何もつけてない!?)

海未「もう少し...はぁああああ!!」

ことり「海未ちゃあああああん!!」

すぽっ

海未「ふぅっ」

ことり「う、海未ちゃん大丈夫?」

海未「ええ、大丈夫です」

海未「無理矢理回したりすることで穴を大きくするとは....穂乃果もよく考えるものです」

ことり「えっ、穂乃果ちゃん?」

海未「ええ、私たちのことすっかりバレてたみたいですよ?」

ことり「ええっ!?本当なの!?」

海未「ええ、穂乃果が言っていま...あれ、穂乃果?」

穂乃果「あわわわわわ....」ブクブクブク
38:2016/01/29(金) 21:36:52.35 ID:
海未「寝てしまったみたいですね...」ピッ

ことり「そっか....プレゼント作戦はどうする?」

海未「続けましょう、バレてしまってあげない....というのもかわいそうですし」

ことり「そうだね、それにしても穂乃果ちゃんよく寝るなぁ」

海未「そうですね、でもいつも朝が弱くて私たちに....「あっ!」」


うみこと「目覚まし時計!!」
40:2016/01/29(金) 21:42:22.72 ID:
後日

海未「それでは....」

ことり「もうバレちゃったみたいだけど...開けてみてっ♪」

穂乃果「....」

穂乃果(こ、この小さな箱は...)

海未「大変でしたよね」

ことり「うんうん、二人の努力の結晶だよ」

穂乃果(二人の...愛の結晶!?)

穂乃果(それはつまり....)


海未『穂乃果...』

ことり『頑張って生んだんだよっ、はいっ!!』

穂乃果「.....」ガクガクブルブル




つ卵
41:2016/01/29(金) 21:45:40.35 ID:
穂乃果「わああああああ!?!?」

海未「ほ、穂乃果?」

ことり「穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「私にはそんなもの受け取れないよ~~~」ダッ

海未「えっ、穂乃果!?」

ことり「何で逃げるの!?」

―――――――――――――――――

海未「穂乃果ーっ!待ってくださーい!!」

ことり「穂乃果ちゃーん!受け取ってよぉー!!」


穂乃果「うわああああああん!!誰か助けてーーー!!!」

終わり
42:2016/01/29(金) 21:48:02.74 ID:
明らかな未成年がいたらたぶん年齢確認するのかな、って思って書いた
けど、薬局とかならローションとかなら大丈夫なのかな....

読んでいただきありがとうございました
45:2016/01/29(金) 22:10:54.15 ID:
面白かった乙
49:2016/01/29(金) 23:51:28.96 ID:
話の構成がうますぎる
おつ
51:2016/01/30(土) 03:57:25.80 ID:
電話かかってきたとき穂乃果ちゃんはナニをしてたのですか??(純粋)
53:2016/01/30(土) 11:37:09.75 ID:
面白かったわ、むっつり穂乃果ちゃん…興奮するな
54:2016/01/31(日) 03:38:27.83 ID:
>>1が完全童貞なのがかわいい