1:2015/12/28(月) 19:53:02.76 ID:
海未「穂乃果……………?」

絵里「――にこ!!きゅ、救急車、救急車ぁ!!」

にこ「落ち着きなさい、もう呼んだから!!」

花陽「穂乃果ちゃん、穂乃果ちゃん!!!しっかりして!!」

凛「う、おえぇ……」ビチャビチャ

ことり「…………………………」

真姫「……血が、血があんな……」

希「……あかん、私見てられない……」



海未「……ほのか?」
5:2015/12/28(月) 19:59:30.93 ID:
運転手の信号無視だった。
猛スピードで突っ込んできたトラックを、穂乃果が避ける事なんて当然出来ず、穂乃果はトラックに轢かれた。

即死だった。

穂乃果が死んだ。
穂乃果が死んだ。
穂乃果が………………。


海未「うわぁぁあああァアアぁぁああああ!!??!!」

ことり「海未ちゃん!落ち着いて!」

海未「うわぁぁあああ!!ぁあああああ!!!」

にこ「早く、これ、飲ませ……いたっ!!」ガリッ!!

ことり「にこちゃん!大丈……」

にこ「いいから早く!」

ことり「……!」

ことり「海未ちゃん、口あけて……飲んで!!」

海未「あぁあああ、むぐっ、むっ……ほの」ゴクッ

~~~

海未「……」スゥスゥ

にこ「いたたた……」

ことり「……はい、絆創膏」

にこ「……ありがと」
6:2015/12/28(月) 20:00:17.32 ID:
※あ、何番煎じかわかりませんがよろしくお願いします※
8:2015/12/28(月) 20:03:09.35 ID:
にこ「……」

ことり「……海未ちゃん……ずっと……ああだね」

にこ「……無理もないわよ……」

にこ「……一番目の前で……その、穂乃果が……」

ことり「……うん」
16:2015/12/28(月) 20:46:26.98 ID:
にこ「…………」

ことり「……もう一週間、だね」

にこ「……そうね」

にこ「……ようやく、落ち着いては来たわね……海未以外は」

ことり「……」

にこ「…いつか受け入れてないと、いけないけれど……」
18:2015/12/28(月) 20:54:03.27 ID:
にこ「……」

ことり「海未ちゃん……」

海未「……」スゥスゥ

ことり「……」

にこ「……ことりは、強いわね。……いいことよ」

ことり「……海未ちゃんが、こんな状態だから……せめて私だけでも、ね」

~~~

ことりママ「……ことり、ことりー、ご飯よ……?」

ことりママ「……ことり?」

ことり「……うっ、ぐすっ、ううう……」

ことり「穂乃果ちゃん、穂乃果ちゃん……ううっ……」
20:2015/12/28(月) 21:01:05.36 ID:
ことり「なんで急に死んじゃったのぉ……」

ことり「穂乃果ちゃん……穂乃果ちゃんん…………うわ、ぁぁぁあああ……」

ことり(……穂乃果ちゃん、のいない生活が、こんなに辛いなんて……)

ことり「……穂乃果ちゃん…………」

~~~

凛「……あ、ことりちゃん」

ことり「……おはよう、凛ちゃん」

凛「おはよう……」

ことり「……花陽ちゃんは?」

凛「……まだ、部屋に……」

ことり「……そっか」

凛「気持ちは落ち着いてるんだよ?でも……どうしても、学校に行くと……」

ことり「……」
21:2015/12/28(月) 21:05:28.54 ID:
~~~

海未「……あ、おはようございます、穂乃果」

ことり「……」

海未「……穂乃果?」

ことり「……海未ちゃん」

ことり「私はことり……」

海未「……?」

ことり「海未ちゃん……よく見て」

海未「…………」
22:2015/12/28(月) 21:13:20.01 ID:
海未「……穂乃果」

ことり「…………ッ!!!」

パシィッン!!

海未「……」ヒリヒリ

ことり「……!」フッーフッー…

フミコ「こ、ことり……何を……」

ことり「……ごめん」

ことり「海未ちゃん、連れてくね……」

~~~
保健室

海未「……」

ことり「……」
23:2015/12/28(月) 21:17:02.83 ID:
海未「……」

ことり「海未ちゃん……」

海未「……!」

海未「ことり……」

ことり「……」

海未「……私、なんで保健室に……」

ことり「……ちょっとね」

ことり「……ごめんね」サスサス

海未「……ことり?」

ことり「…………ごめんね」ポロポロッ
26:2015/12/28(月) 21:29:44.04 ID:
~~~
放課後ことり家

ことり「……もう、疲れちゃったな……」

ことり「……穂乃果ちゃん」

ことり「会いたいよ……穂乃果ちゃん……」

ことり「穂乃果ちゃん……穂乃果ちゃん…………」
27:2015/12/28(月) 21:40:31.16 ID:
ことり「……」カチャッ

ことり「……ふ、ふふふふ…」

ことり「……こ、これ……首に刺したら会えるかなぁぁあ……」

ことり「…………」スッ

ことり「……へ、へへへ…」

ことり「いま、会いにいくね、穂乃果ちゃ……」


穂乃果『ことりちゃんっ!おはよっ!』


ことり「…………」

カランッ、カシャン……

ことり「……なにしてるんだろう、私」
28:2015/12/28(月) 21:52:42.54 ID:
ことり「……こんな事、してる場合じゃないよね…………私がしっかりしなきゃ」

~~~

海未「……」

ことり「……」

ことり「……海未ちゃん」

ことり「今日さ、学校終わったらうちに来てよ」

ことり「話したい事があるから」
33:2015/12/28(月) 22:15:26.22 ID:
海未「……それで、なんですか、ことり」

ことり「……今後の、お話」

海未「……今後の?」

ことり「大事なお話だよ」

海未「……そうなのですか」

海未「……あ、それじゃあことり……そんな話をするなら……穂乃果も呼ばないと……」
36:2015/12/28(月) 22:42:23.86 ID:
ことり「……海未ちゃん」

ことり「……穂乃果ちゃんはね、もういないの」

海未「え……?」

ことり「穂乃果ちゃんは交通事故でなくなったんだよ……」

ことり「……海未ちゃんは目の前で見たはずだよ」

ことり「……」
38:2015/12/28(月) 22:53:01.68 ID:
海未「あなたは……なにを……」

ことり「……海未ちゃん」

ことり「……海未ちゃん以外は、みんな、もう気を持ち直したよ……どんなに悲しくても……ずっと、泣いてるわけにはいかないんだから……」



海未「正気に戻るべきなのはあなたのほうです……ことり」



ことり「……な、何言ってるのさ海未ちゃん……」
39:2015/12/28(月) 22:56:36.23 ID:
海未「……私も確かに……はっきり言って、狂ってました」

海未「……ですが、今ので確認できました……ことり」

海未「あなた……今まで何を見ていたんですか……」

海未「あなたには、何が見えていたんですか……?」

ことり「な、なにって……そ、そんなの」

海未「……『みんな』って、誰のことですか……」

ことり「え……」
40:2015/12/28(月) 22:59:33.29 ID:
ことり「そ、そりゃ、凛ちゃんや花陽ちゃん、真姫ちゃん希ちゃん、絵里ちゃんに、にこちゃん……」

海未「……どこに、いるんですか」

ことり「も、もう、何言ってるのさ海未ちゃん……ことり、よくわかんな」




海未「にことことり以外の皆はっ!!もういないんですよ!!!」
42:2015/12/28(月) 23:04:47.79 ID:
ことり「え……」

海未「花陽も凛も真姫も絵里も希も……みんな……もう……」

ことり「えっ、え、待って、待ってよ海未ちゃん。何言ってるのさ……だ、だって私、この間、凛ちゃんと話して……」

海未「……本当にそれは凛なのですか?」

ことり「……」

海未「……」

~~~

ことり『……あ、おはよう、凛ちゃん』

にこ『…………』

にこ『……おはよう、ことりちゃん』

~~~

ことり「……」

海未「……みんな」

『自殺』

ことり「……」

海未「……ことり」

海未「……私は、確かにおかしくなっていました」

海未「でも、あなたが支えてくれたから、なんとか生きてるんです……だから、ことり」

ことり「……だよ」
45:2015/12/28(月) 23:07:53.29 ID:
海未「……ことり?」

ことり「……うそだよ」

ことり「そんなの、うそだよ」

ことり「嘘だよ」

ことり「みんなが死んじゃってるなんて嘘だよ」

ことり「嘘だよ」

ことり「だって私凛ちゃんと話したもん」

ことり「おかしいのは海未ちゃんだもん」

海未「ええ、だから私もそうでした、だけどいまは――」

ことり「嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ嘘だよ」


ことり「嘘つき」
47:2015/12/28(月) 23:12:33.69 ID:
海未「ことり……」

ことり「ことりおかしくなってないもん」

海未「ことり、正気を……」

ことり「私は正気だよっ!!おかしいのは海未ちゃん!!私が正しいの!!!」

海未「ことりっ!!」

ことり「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい」

ことり「嘘つきな海未ちゃんなんて嫌い……大嫌い……」




ことり「……しんじゃえ」
48:2015/12/28(月) 23:15:57.83 ID:
海未「こ、ことり……!」

海未「あ、あなた、何を持って……」

ことり「……なんでこんなのポケットにあるんだろ」カチリッ※カッター

ことり「でも……ちょうどいいんじゃないかな……」

海未「……ことり、やめてください」

海未「……それは、超えてはいけない、ところです……」

ことり「……なにそれ」

ことり「わかんない」

ことり「いみわかんない~……あはっ」

海未「ことり!」

ことり「うるさいなぁ……」

ことり「おかしいおかしい海未ちゃんはうるさいなぁ……!」
50:2015/12/28(月) 23:21:43.30 ID:
ことり「……しんじゃえ」

海未「……!!」

ことり「ぇへァ……!」

ヒュッ

ザクッ!!

海未「……ッ!」

ことり「……へ、へへ…………」

ことり「……え」

『……こっそり後つけてきて、正解だったわね……ッ!』

ことり「……わ、私、何を……なにして……」

ことり「っていうか……え、え、なに、なんで……血……」




にこ「……あんたが刺したのよ」ハアハア…
53:2015/12/28(月) 23:42:36.17 ID:
海未「に、にこ……」

にこ「縁側で話してくれてて、良かったわ……」

ことり「え、にこちゃ、これ、わたし……」

にこ「…………」

にこ「……ッッ!」ズブッ

にこ「ハア、ハア……」

ポタ、ポタ……

海未「に、にこ……いくらカッターとはいえ、腹部となると……早く病院に」

にこ「ふんっ……!?」ザクッ!!

ことり「!? にこちゃん!?」

海未「あ、あなた、何をしているんですかっ!!!」


にこ「……ことり」

にこ「……あんたはなんにもしてない……私が、勝手に、自分で自分を傷つけたんだからね……」

ことり「……ッ!!」ポロポロッ

ことり「ばかっ……にこちゃんのばかっ……」

海未「……今、救急車を呼びました……」

海未「………」
56:2015/12/28(月) 23:55:17.85 ID:
~~~

ことり「……」

海未「……」

ことり「……海未ちゃん」

海未「……はい?」

ことり「……わたし、いつからこんなにおかしくなってたの……?」

海未「……」

ことり「私、海未ちゃんにヒドイこと……取り返しのつかない事をしようとした……」

ことり「……結果的には、にこちゃんにヒドイことをしてしまった……」

ことり「……ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…………」

海未「……ことり」

ことり「海未ちゃんの事っ……大好きなのに……わたし、なんで、なんで、あんな事…………!!!」

海未「……もういいんです」ギュッ

ことり「う、ううううっ…………!」ポロポロッ

ことり「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい………………」

海未「……」ナデナデ
57:2015/12/29(火) 00:03:39.76 ID:
~~~~
~~~
~~
~病院

にこ「……それで?どうなったの?」

海未「……元気がある、とは言えませんが……ほとんど、いつもどおりのことりです」

にこ「そう……」

海未「……にこも、無事でなによりです」

にこ「なめるんじゃないわよ、私を」

海未「ええ……」

にこ「……」

海未「……穂乃果の死は」

海未「μ’sにとって、大きすぎました」

にこ「……そうね」

海未「……穂乃果は本当に、わたし達の……リーダーでしたね」

にこ「……」
58:2015/12/29(火) 00:10:30.83 ID:
海未「……小さい頃から、私達は穂乃果に振り回されっぱなしで……」

海未「いつも先に、みんなより早く行ってしまうんです」

海未「……だからって」

海未「……こんなに、早く……逝く必要……あったんでしょうか……」

にこ「……!」

海未「……穂乃果が死ななければいけない理由が、どこに……どこに……ッ!」ポロポロッ

にこ「……」ギュッ

海未「ぁ……」

にこ「……あんたは、よく頑張ったわ」

にこ「……頑張ったんだから……そんなに、堪えなくていいのよ……」

海未「……!!」

にこ「あんたは、泣くべきなのよ」

海未「う、うっ、うううっ……!」ポロポロッ

にこ「……辛いわよね」ヨシヨシ

海未「う、うわぁあぁぁぁあん…………!」

海未「ほのか、ほのか……穂乃果……!」

海未「ううううっ…………!」

~~~
61:2015/12/29(火) 00:23:29.16 ID:
にこ「……ここ?」

海未「……ええ、最後は……穂乃果です」

ことり「……」

にこ「みんなのお墓にお供えするもの、本当にあれでよかったのかしら……」

海未「……あれでいいんですよ」

ことり「……じゃあ、穂乃果ちゃんにも……」

にこ「……3人で作った、それぞれのイニシャル入のリストバンド」

ことり「……私達は、いつでも一緒なんだ」

にこ「……そうね」

海未「……」

サアッ……

『……ありがとう』

海未「……!!」クルッ

海未「……あ」

穂乃果『…………』

海未「……っ」

海未(……また幻が見えてるんですね……でも)

穂乃果『……』ニコッ

海未(穂乃果が、そこにいるのに……切ない……寂しい……会いたい……でも!)

海未「……さようなら」

海未「穂乃果」

穂乃果『……』

穂乃果『……バイバイ、海未ちゃん』


乗り越えて、行くのです。
わたし達は、今を生きていきます。


おしまい
62:2015/12/29(火) 00:25:32.17 ID:
※うわぁあぁ自分で書いて虚しくなっちゃった。次はもう、ことうみの甘いの書こ……絶対書く……それじゃノシ※
63:2015/12/29(火) 00:28:35.13 ID:
さすにこ

受けたダメージを回復するためにも甘々なのをお願い
64:2015/12/29(火) 00:38:21.28 ID:


いい感じに心にきた
65:2015/12/29(火) 00:40:20.92 ID:
面白かった、乙
想定外の展開だった
66:2015/12/29(火) 00:49:16.90 ID:
正直びびった
67:2015/12/29(火) 00:52:10.83 ID:
にこはにこでおかしくなってなかったにしても残った中での最年長でもそれまで二人をどうすることもできなかったり
良かれと思ってだろうフリがことりを結果的により追い詰めてしまったりとかの自責あったんだろうなと思うと
なんとか立ち直った二人がにこを支えたりもあったらなと思った
68:2015/12/29(火) 00:52:47.77 ID:
これも一種の叙述トリックなのかな?
なんにしてもお疲れ
70:2015/12/29(火) 01:14:25.83 ID:
辛すぎる…
ことうみの甘々なの書いてみんなの心を癒やしてください…
86:2015/12/29(火) 13:41:03.61 ID:
シリアスはアカンね